2018年8月21日 (火)

寄稿:奨励会試験に挑む息子を支えて・後編

8月14日(火)試験前日
決戦の地、大阪入りしました。肩慣らしで将棋会館へ行きました。夜に息子の仲良しのJくんから「試験頑張って!」と電話がありました。そばで2人の会話を聞いていると、もう涙が出そうで。試験が迫り、ナーバスになる中で私自身も嬉しかったです。

Zenzitu

8月15日(水)試験当日の朝
いよいよ本番を迎えて、昨夜、息子と最後の確認をしました。「(普段よくするので)対局が終わって、言い訳をしないこと」でした。私としては、自分が指した手に自信をもって臨んでほしいのです。湯船に浸かりながらKiroroの「未来」をくちずさみました。<ほら足元をみてごらん、これがあなたの歩む道、ほら前をみてごらん、これがあなたの未来>。この歌詞はとても響きます!
本日は筆記試験と対局2局の日程です。応援してくれる皆さんに背中を押されて、では行ってきます!

Kaikanns

8月15日(水)試験初日終了後
2局目、今終わりました。2連敗という厳しい結果になってしまいました。

8月16日(木)試験2日目終了後
3局目、終わりました。残念ながら3連敗でした。受け入れるしかありません。

8月17日(金)朝
昨日は、燃え尽きた疲労感もあってホテルへ直帰しました。2人とも部屋で呆然とし、親子の会話もありませんでした。夜、寝る前に「お父さん、ありがとう」と言われました。「どういたしまして。また頑張ろうね」と答えると、泣き疲れていた様子でしたが、少し笑みをこぼしました。

8月17日(金) 深夜  
結果はとても残念ではありましたが、貴重な経験が出来ました。一緒に受験した父兄の皆さんと話す機会も持てました。将棋の取り組み方を変える必要があるという結論に至りました。今更ですが、親子共々、認識が甘かったようです。息子はもう一度挑戦したいと言ってますので、私としては息子の可能性を信じたいと考えています。これまで息子を応援してくれた家族や指導して頂いた先生方にはただ感謝するばかりです。

8月18日(土)
将棋に関わることで、大切にしてきた2つのことを改めて親子で確認しました。
1.将棋が指せることやその場所があることに感謝すること。2.先生や先輩方に教わったことを次世代に伝えていくこと、です。高い目標を抱いても個人の努力だけでは難しい。息子のことだけではなく、将棋を愛する仲間のお手伝いをこれからも続けていきます。


Tクンパパ、どうもありがとうございました。親子で努力していたことは周囲の者はよく知っていますし、改めて親子の深い絆も感じました。今年の夏は心に残る思い出を作ることができましたね。ひとまず、お疲れ様でした!

2018年8月20日 (月)

寄稿:奨励会試験に挑む息子を支えて・前編

ぷりうすの将棋のライバルのTクンパパから、「息子の奨励会試験終了までの取り組みや過ごし方、心境の変化等を日記のように毎日メールします」というお電話を頂きました。
この体験記が今後、奨励会試験を志す方の情報源になれば幸いですとのことでした。
頂いたメールを再構成して掲載いたします。父親と息子の二人三脚での奨励会受験の物語です。

Tクンパパ:

8月7日(火)試験まであと8日
明日から福岡へ帰省します。福岡→大阪の日程なので、昨日は沖縄で最後の調整をするために金武将棋サークルへ。ここには1年前から通っています。宮平席主から「弱点だった序盤、中盤が良くなった」と褒めてもらえました。息子は、良い報告が出来るように試験頑張ります!と挨拶しました。鍛えて頂き大変感謝しております。

Kin

8月8日(水)試験まであと7日
受験票が届きました。番号はラッキーセブン。受験者数は関西は30人らしいです。

8月10日(金) 試験まであと5日
ご先祖様に我が子をどうぞ見守って下さいとご挨拶しました。風速70mの神風が吹きますように!
余談ですが、まか不思議なことに本番まで一ヶ月を切ったあたりから息子の夢の中に豊田先生が頻繁に出てくるそうです。そして現実と錯覚するくらいリアルにアドバイスしてくれます。受け方や中盤の構想などなど。先生も背中を押してくれているようです。というわけで、本日も夢の中で頂いたアドバイスを採用しつつ自己研究しています。

Rensyu

8月11日(土)  試験まであと4日
福岡将棋会館に2年ぶりにお邪魔しました。息子が級位者の頃、初段目指して夏休みに通い詰めた場所です。席主の方からみっちりとご指導頂きました。

8月12日(日)  試験まであと3日
福岡将棋会館に通っていた頃に、同級生のK君が息子のライバルでした。将棋まだ続けているかな?と噂していましたが、彼と再会しました。現在の腕前は五段で、昨日の県大会で優勝したそうです。あまりの成長ぶりに驚くばかりでした。なんとK君も奨励会試験を受けるそうです。当時と変わらずに夢中に盤に向かう2人を見ていると、将棋を通じた出会いっていいなあと微笑ましく感じました。

8月13日(月)試験まであと2日
いよいよ明日、決戦の地の大阪へ乗り込みます。最後のお願い(?)ということで、太宰府天満宮へ行って参りました。実家から割と近いのです。この日は暑くて大変でした。足早にお守りと絵馬を購入して、しっかりと想いを伝えて参りました。師匠のK先生と級位者の頃から今回の受験へと導いて下さった宜野湾将棋道場の照屋席主に改めてご挨拶の電話を入れました。やれることは本日も終了しました。今晩はゆっくりと休みたいと思います。

Ema

つづく

2018年8月17日 (金)

未来屋書店・体験する将棋イベントありますよ

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来る8月19日(日)、イオンモール沖縄ライカム内にある未来屋書店さんにて「体験する将棋イベント」が開催されます。

宜野湾将棋道場では、初心者向けの将棋講座が不定期に開催されていますが、今回はその出張版です。楽しい、分かりやすい、飽きがこないと評判のK講師が将棋の「いろは」を懇切・丁寧に教えます。

この機会に駒にふれて、将棋好きな子が増えて欲しいです!

日時:8月19日(日)午前11時~午後5時
場所:イオンモール沖縄ライカム・未来屋書店
参加費:無料(先着順)
内容:HP参照            

 

PS/関西受験組は一次試験を通過出来ず。東京受験のA君は本日、奨励会員と対局の二次試験に挑みます。A君、張り切っていきましょう!

2018年8月15日 (水)

奨励会入会試験始まる

本日(8/15)から3日間の日程で、東京と大阪の将棋会館において奨励会の試験が行われます。沖縄からも1名が東京で、3名が大阪で受験します。

   <一次試験>
   1日目  筆記試験・対局試験(他の受験者と2局)
   2日目  対局試験(他の受験者と3局)
 <二次試験>
   3日目  対局試験(奨励会員と対局)・面接試験

一次試験では受験者同士で5局対局を行います。ここで3勝をあげた者のみ、3日目の2次試験へ進みます。3敗した時点で失格となります。2次試験では奨励会員と3局対局を行い、1勝以上あげれば、晴れて合格となります(作文と面接もありますが)。

彼らが子供の頃から将棋を指している姿をずっと見てきました。悔い無きよう精一杯頑張ってほしい。朝からぷりうすもそわそわして落ち着きません、笑。

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いざ行かん。T君、頑張って!

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S君、しっかりと落ち着いて。

2018年8月10日 (金)

2018年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・おわり

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午後から会場はさらにヒートアップしました。本大会はD級へ参加のお父さんが増えたように思います。これまでは、強いお父さんがお子さんを大会に引っ張って来て、将棋好きにしているようでしたが、いまは逆です。将棋好きなお子さんのほうがお父さんも誘って来るようになりました。良い思い出になりますので、これからもぜひご一緒に!

当支部所属のAさん(一般・三段)のS級の決勝戦が始まりました。対するは、イケメンのGさん(一般・四段)でした。先手の石田流に後手の四間飛車の相振り戦でした。

Sketch_sclass

自分の指し方とはだいぶ違うので、相振りのスタイルにもいろいろあるんだなあと感心しました。ただ、Gさんの攻めの銀がいくぶん立ち後れているのが気になりました。双方がいつ仕掛けるかと、そのタイミングを見守っていたのですが、なんとGさんに大失着が出てしまいました。午前から始まった大会の5、6回目の試合です。Gさんは、ここで魔が差したのか、ふっと一瞬、集中力が途切れてしまったようでした。

そのあとは一方的な将棋になって、61手まで先手のAさんの勝ち。Aさんは晴れて四段を頂きました。次回からは代表選抜クラスへ出場です。おめでとう!

本大会も楽しく過ごすことが出来ました。ただ、試合の1週間前から将棋の調子が崩れたりとか、なにかとプレッシャーに弱い性格だなと反省しています。次回はもう少しなんとかしたいものです。

運営にご尽力頂いた役員の皆様、ありがとうございました。出場された選手の皆様もお疲れ様でした!

2018年8月 9日 (木)

2018年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・後編

今日も午前で終わったおれの将棋。勝負に負けた後は食欲が感じられなかった。砂を噛むような思いで弁当を食べた。だが落ち込みわけにはいかない。午後からは、勝ち上がった方々の対局を覗いて、勉強だ。

向こうのテーブルでは代表派遣クラスの準決勝戦の準備が整ったようです。大学院生のIさん(四段)と小学四年生のSクン(四段)が向かい合いました。
Iさんは2年ぶりの大会出場とのことでした。もう3年前になるのでしょうか。首里公民館の将棋サークルに、大会には出ないけど強い大学生がいるという評判を聞いて、息子と出掛けたことがあります。当時とあまり容姿が変わっていなかったので、すぐに彼だと分かりました。

Sクンは、本来なら昨日に開催予定だった小学生倉敷王将戦へ本県代表として出場しており、今日は欠場のはずでした。倉敷王将戦が、7月の西日本豪雨の被災により来年の1月に延期になったため、本大会への出場となりました。
ぷりうすも倉敷へSクンの応援に行く予定でしたが、キャンセルしていました(被災に会われた方へお見舞いを申し上げます)。

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二人の将棋は、先手のSクンの矢倉に後手のIさんの雁木でした。相居飛車の将棋なので、全然分からない(ここで筆が止まってしまって、昨日は先に進めなかった)。

先手が中盤に敵陣に角を打ち馬となって自陣へ引きました。その10手後に3歩持っていたSクンの小技が光りました。▲3三歩(1図)△同桂▲3四歩△同銀▲2四歩△同歩▲同馬(2図)

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後手は銀取りを防ぐために仕方なく△5二角と打ちました。Iさんもこの局面ではやられたと苦虫をつぶした表情を見せました。「この歩の手筋は勉強になった」と感想戦でもこぼしました。しかし、そこから逆転していくのが彼の強さなのでしょう。自陣角を打たせるための3歩の代償が後々響いたようです。この手の良し悪しは分かりません。棋風の問題なのかと感じています。

今回も「次の一手」問題を作成したかったのですが、この対局では使えそうな局面がありませんでした。Iさんがじわりじわりと駒を盛り上げていき、眠っていた角を最後に目覚めさせるという、彼の将棋のつくりとその構想力が素晴らしかった。

140手まで後手の勝ち。棋譜取り係を務めたTクンも加わった感想戦で、改めて両者の将棋観を知ることができて大変、勉強になりました。奨励会試験を受ける前にこのような負け方を味わったSクンにとっても、良い経験になったかなと思います。お二方、お疲れ様でした。
長くなりましたので、今日はここまで。あと1回つづく。

2018年8月 7日 (火)

2018年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・中編

おれの将棋です。

今回のB級(=1~4級)には30人のエントリーがありました。ただいまB級は大混雑しています。とうに初段くらいの腕前の方々もいます。A級へ上がれるのは入賞する2、3人なので、渋滞するのも仕方ありません。強すぎる彼らと予選で当たらないことを願うばかりです。
発表された予選リーグは、Tクンパパとは別ブロックでした。「ぷりうすの将棋」的には、決勝戦で両者が当たるのがドラマチックなのですが、果たしてどうなるかな?

初戦は将棋大会が初めての同年代のおじさんと。級位はないそうです。実力が未知数なので、少しビビリました。駒を並べる手つきがぎこちなかったので、これで安心しました。おれはちゃんと伊藤流で並べましたよ、笑。
対局時計が足りずに、B級は時計なしでスタートしました。秒読みに追われるのが苦手なおれには、これは幸いでした。

中盤で相手の飛車を取ってリードしましたが、王様の周りを金銀でがちがちに固めているので、攻め方が分からない。運営さんが「遅いとこは時計入れますよ~」とプレッシャーを掛けてきました。
あのとき歩を2つ持っていたので、端を攻めて香車をつり上げて、そこに飛車をぶち込めば楽勝だった、と負けた後で観戦していたMさんに指摘されました、泣。

1敗の後の次戦は、同じ支部会員のKさんの息子さん(中一・3級かな)と。身内とは言え、忖度なんてしません。角交換の相四間飛車の勝負をきっちりと勝たせて頂きました。ちょっと得意になって、感想戦をしたりして。席を立ってから、ギャラリーのTさんに「薄氷の勝利でしたね。向こうが頓死筋に気付かなくて良かったです」と耳元でささやかれました、泣。

これで1勝1敗。決勝トーナメント進出を掛けた最後の試合はS高校の将棋部員だった卒業生の方と。彼が強いことは以前から知っています。これも角交換の相四間飛車になりましたが、向こうが一枚も上手でした。こちらの手を全て消されて、完敗しました。

今回は1勝2敗の予選敗退で終わりました。ところで、Tクンパパはどうなったのかというと、彼も予選敗退していました。今回、直接対決の夢は叶いませんでした。

夜遅くにTクンパパからメールが届きました。
「前日、ガチで息子とぷりうすさん対策していました。残念です」
戦うのはお互いにもっと強くなってからね~、笑。

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双方、必死なのだ

2018年8月 6日 (月)

2018年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・前編

Amameizins

昨日(8/5)は、沖縄市の中央公民館で開催されたアマ名人戦・沖縄県大会に参加しました。
南国の強い日差しを受けて、おれと息子とAさんは会場目指して愛車ぷりうす号で高速道路を一気に駆け抜けました。
本大会は台風で1ヶ月順延になっており会場も変わりましたが、3ヶ月ぶりの一般大会だけあって、将棋指したくて指したくてうずうずしていた大勢の皆様の参加がありました(数え間違いしていなければ152名)。

さて、先日の道場にてB級へ昇級したばかりのTクンのパパから「今度の大会ではぷりうすさんと当たるのを楽しみにしています。対戦できたらブログに登場させて」とお願いされていました。受付の順番待ちをしていると、後から肩を叩かれて「同じリーグになるといいですね」とパパにVサインされました。
実はこちらも、Tクンパパの得意戦法などの情報は収集済みなので、負けるつもりはありません、笑。

ただ、道場の子供達の間では、ぷりうすさんと大会で戦えるのは2人しかいないから、なかなかブログに書いて貰えないと聞いています。おれが強くなって、毎回予選突破出来ればもう少したくさんの人と戦えるわけなので、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回のラッキーな方はどなたかな?

開会の挨拶や主催の沖縄タイムス社の代表の方の激励の言葉をいただいて、試合開始の時間が近づいてきました。

つづく。

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皆さん少し緊張気味のようでした

2018年7月31日 (火)

夏休みの将棋

一昨日(7/29)は道場へ行きました。次の大会が日曜日に迫っているので、少しでも多く実戦をこなしておきたかった。ちょうどこの日はA2リーグの下半期の開幕日でもありました。リーグ初参加のCさんから「この前の記事に刺激を受けて参戦することにしました」とうれしい言葉を掛けられました。今回のA2リーグにはなんと12名の申し込みがありました。道場リーグ戦がますます活況を呈しているようでした。

この日は子供達と将棋を指しました。最近めきめき上達している小一の子に「お願いします」と誘われた。何級なのかと訊いたら「8級」とのことでした。それじゃおじさんの2枚落ちで始めようとしたら、「平手で」と言われた。じゃあ君の先手でと虚勢を張ってみせた。子供達にカモのように思われているようだ、泣。

呑気に四間飛車に構えていたら、2筋を突破すべく角を引かれた手に、作戦負けに気づいて青ざめた。これは序盤でやられたなあと格好悪い負けを覚悟した。それでも指したはったりの一手がどうにか効いて、やっと勝ててほっとした。

「ありがとうございました」と彼が去ってから、いまの将棋を並べてひとり反省した。ちびっ子が平気でこういう難しい戦法を指してくることに戦慄を覚えたのだった。

しばらくするとこの子が「もう一回お願いします」とやって来た。負けるわけにはいかないと緊張した。結局、さっきと同じ戦法だったので、今度はきっちり完封勝ちした。おじさんにはまだまだ勝てないんだと印象づけておきたかった、笑。

子供達の成長は早い。半年前までライバルだと思っていた子達の多くに勝てなくなってしまっている。彼らを追いかけるのに精一杯だ。
子供達がどんどん強くなっていくのを肌で感じることはうれしいのだが、おれももっと強くなりたい。君たちとはこれからもライバルでありたいと願っています。

Natsuyasumi

2018年7月29日 (日)

2018年・アマ名人戦沖縄県大会ありますよ(仕切り直し)

台風で延期になっていました第72回アマチュア将棋名人戦・沖縄県大会が8月5日(日曜日)に開催されます。会場は、那覇市の沖縄タイムスビルから沖縄市の中央公民館へ変更されましたので、ご注意下さい。

午前の部は受付が9時半~で試合は10時スタート。午後の部は受付が12時~で試合は13時スタートです。

今日の時点(7/29)では太平洋上に台風の卵らしきものはありません。一般の方には3ヶ月ぶりの大会になりますので、つつがなく行われるように祈っております。それでは、会場でお会いしましょう。

Mig_2


PS/本日、開催された第12回朝日杯将棋オープン戦のプロアマ一斉対局で、以前、当ブログに寄稿して頂いた知花さんが大橋四段に勝利して2回戦へ駒を進めました。吉報ですね。引き続き、応援しています!

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