2019年2月18日 (月)

2019年・小学生将棋名人戦・沖縄県予選へ応援に行きました・後編

代表派遣の部門には7人がエントリーしました。全員が有段者です。幼稚園や小学校低学年から将棋を習い始めている子がほとんどなので、一日の長があります。彼らには、とうてい届かないと諦めがちですが、そんなことはありません。

小学校高学年や中学で将棋を始めたとしても、決して遅くはありません。(県でトップの禰保さんは、小4のときはまだ6級でした。努力を惜しまず続けてきたからこそ、現在の彼がいるのです。詳しく知りたい方は、4月に出る宜野湾道場三番勝負の本を読もう!)。いつ花を咲かせるかは人それぞれ違いますので、根気強く続けて下さい。

さて、いよいよ決勝戦。前評判通りの2人が勝ち上がって来ました。Aクン(小5・五段)は昨年、県の代表部門で2度優勝しており、朝日アマ名人戦・南九州予選で準優勝という成績を上げています。対するSクン(小4・四段)は、先月行われた、全国小学生倉敷王将戦の高学年の部で3位になりました。どちらも勢いのある、県将棋界における期待の若手です。

彼らの対局は、別室に移動して行われました。対局前に意気込みを訊きました。Aクンは「勝てるように頑張ります!」。Sクンは「全力を尽くして頑張ります!」と答えてくれました。

Sketch_dsc02813_2

2人の勝負は会議室の大型スクリーンに映し出され、中村六段による解説を交えながら、ライブ中継が始まりました。

Sketch_dsc02819

Sクンの先手でした。序盤は後手が作戦をなかなか明示せず、12手目にやっと居飛車と居飛車の将棋だと分かりました。中村先生の見立てでは「プロの公式戦にも出てきそうな形」とのこと。先手が攻め続けて、後手がそれを受ける展開で進行しました。激指先生による形勢判断は、中盤までは後手持ちでしたが、決勝戦という大舞台、さらに秒読みに入ってから、正確に受け続けるのは精神的にきついものがあったのでしょうか。終盤でとうとう後手に悪手が出てしまいました。中村先生も「秒読みで後手が崩れてしまったかな?」とおっしゃっていましたが、激しく難しい将棋でした。73手まで先手の勝ち。両者ともお疲れ様でした。

Sketch_dsc02826_2

試合が終わり、二人がステージに登場して感想戦が行われました。いったん締めた後でも、2人は中村先生と感想戦の続きをしていました。

帰り際、朝イチから設営を手伝ってくれたお礼として、事務局から参加賞を頂きました。試合には出ていませんが、ぷりうすは大会に参加していたのでした、笑。

おわり

2019年2月17日 (日)

2019年・小学生将棋名人戦・沖縄県予選へ応援に行きました・前編

本日(2/17)、さなる杯第44回小学生将棋名人戦・沖縄県予選が沖縄県立図書館にて開催されました。吹き抜けの広々とした造りが魅力的な、デザイン性の高い図書館です。昨年末にこの地へ移転し、リニューアル・オープンしました。データベースや蔵書も充実しているということなので、埋もれている沖縄将棋界の歴史を紐解いてみようかと思っています。ちなみに、今大会は県立図書館さんのご協力のもと、3階ホールで行われました。

Dsc02760_2s

これまで、小学生名人戦は代表派遣の部門のみ実施されていましたが、今大会は級位者2部門(1~9級と10級以下)も同時に開催されました。棋友との交流や自分の実力がどれくらいなのか知ることができるように、スイス式トーナメントが採用されました。通常の大会ルールでは2敗で予選落ちになりますが、この方式では、参加者はもっと多く試合ができます(今回は5対局)。また、同程度の実力の方と対戦できるように調整されますので、今日は一日、楽しく過ごせたのではないでしょうか。 

大会には総勢57名のエントリーがありました。特別ゲストでいらした中村亮介六段から「駒は前へ進むように指して、下がらないように心掛けて下さい。今日一日、頑張って」と激励のご挨拶がありました。

Dsc02769s

選手がそれぞれ指定された席へ移動し、いよいよ試合の準備が整いました。写真を撮っていると、道場の子が「ぷりうすさん、今日は出ないんですか?」と尋ねてきました。う~ん、この子はいったいおれを日頃からどのように見ているのかと、悩んでしまいました(それでも、勝った負けたと報告してくれるので、可愛いなあと思います)。

しばらく級位者の部門を見学しましたが、思わずうなる鋭い手や速攻で一気に寄せきるシーンを目の当たりにすると、この子達には負けたくないなあと、おじさんにも気合いが入りました。

つづく

2019年2月12日 (火)

2019年・小学生将棋名人戦・沖縄県予選ありますよ

来る日曜日(2/17)に沖縄県立図書館(←与儀公園の隣から移転しました、ご注意のほど!)にて、さなる杯第44回小学生将棋名人戦・沖縄県予選が開催されます。4月から1年生になる子は出場できますが、3月に小学校を卒業する6年生は参加資格がありませんので、お間違いなく。

◎さなる杯第44回小学生将棋名人戦・沖縄県予選
場所:カフーナ旭橋・沖縄県立図書館(モノレール旭橋駅の隣の建物)
受付時間:午前9時半
参加費:無料
参加資格:沖縄県在住で2019年4月時点で小学生であること

県大会で優勝すると、3月に関西将棋会館で行われる西日本大会へ出場します。上位2名が、東日本代表の2名と日本一をかけて4月に東京で開催される決勝大会へ進みます(小学生名人戦の決勝大会の模様は、毎年、NHKで放送されていますね)。

今大会では、参加者が多ければ級位者部門の開催も予定しているそうです。なお、代表部門の決勝戦は、特別ゲストの中村亮介六段による大盤解説を行うとのこと。

さあ、日本一を目指して頑張ろう!

Dsc08270_2s

去年の様子

2019年2月10日 (日)

ひらけ駒!return/南Q太

2年前に「ひらけ駒!/南Q太」のレビューを書きましたが、いまだにこの記事は読まれているようです。連載は2012年に突然休止となって、再開されないまま過ぎていたので、とうに打ち切りになったものだとばかり思っていました(コミックは8巻まで刊行されており、電子書籍で読めます)。

このマンガの面白いのは、将棋を始めて夢中になっていく我が子に振り回されながらも、母親がしっかりと息子を応援するところや、彼女自身がやがて将棋の虜になっていく過程を生き生きと描写しているところでした。

惜しまれつつ中断していた作品でしたが、その再開を待ち続けていたファンやこのマンガの評判が気になっている方がまだたくさんいらっしゃたようです。昨年、ネット連載ながら、[return]の形を取りながら「ひらけ駒!」が再開されたことを知り、とても喜びました。

前作の続きではなく、主人公の宝クン(小3・8級認定)が将棋を始めた頃からのリメイクというかたちで始まりました。休止になってからの続編ではありませんでしたが、ぷりうすにとって大切な作品が、まだ終わっていなかったという喜びのほうが大きいです。

このたび、めでたくコミック第1巻(講談社・モーニングKC)が刊行されました。1年に1冊というスローペースのようですが、何度でも繰り返し読める作品なので、あまり気にしていません。この素敵な作品が続くように、応援したいと思います。

Return

2019年2月 6日 (水)

2019年・レーティング選手権大会に参加しました・後編

今回はKクンの追っかけに徹したので、気になった対局は他にもありましたが、ほとんど見ることが出来ませんでした。

代表選抜クラスでは、大学生の皆さんの奮闘ぶりが素晴らしかったようです。昨年は小学生の陰に隠れていまひとつの成績でしたが、年末大会あたりから彼らの活躍が目立ってきました。「(小学生に負けて)君達、悔しくないのかと言いたい©谷川浩司」と彼らにハッパをかけた成果が出てきました、笑。今年あたり県代表に大学生がなりそうな予感がします。

今大会も楽しく過ごせました。おじさん方とは「なかなか勝てないねえ」が定番の挨拶になってしましましたが、お互いに頑張るしかありません。
今月は小学生名人戦のお手伝いや王将戦イベントもありますので、風邪などひかず健康に注意して過ごしたいと思います。

朝早くから運営に携わった連合会の役員の皆様、ありがとうございました。選手の皆様もお疲れ様でした!

Sketch_gogo


Sketch_gogo2
午後の部の様子です

おわり

2019年2月 5日 (火)

2019年・レーティング選手権大会に参加しました・中編

午後からB級の決勝トーナメントが始まりました。

Kクン(小6・2級)は決勝トーナメントも快進撃が続き、あれよあれよと決勝戦へ駒を進めました。そこで待っていたのは道場仲間のKeクン(小3・2級)でした。先輩相手に少し臆しているように見えましたが、一呼吸置いて「いつもの力が出せるようにがんばります」と力強く宣言しました。対するKクンはしばらく黙っていたのですが、うながされて小さな声で「がんばります」と一言だけ。緊張している様子が伝わりました、笑。

この対局は横歩取りかと思う展開から後手のKクンが一手損角がわりへと誘導。しかし先手のKeクンが居玉のまま棒銀で突っ込み、乱戦模様になるかと思いきや局面が落ち着き、一転して駒組みの展開に。先手番で2手得していたKeクンですが、少し手損する駒組みもあり、流れは少しずつ後手ペースへ。お互いに攻めの手を積み重ねては一手受けるという攻防が続きました。振り飛車党のぷりうすには分からない手もありましたが、お互いに自陣に打った角の働きの差で、124手まで後手の勝ち。

Sketch_final_b

終局後に棋譜を取っていた事務局の方からKeクンに「局面が落ち着いたときにどんな手を指すべきか学ぶこと」、Kクンには「駒の働きに無駄がなくてとてもよかった。上のクラスでも頑張って」との講評がありました。

Kクンはこの日、晴れて初段になりました。いつも無口でおとなしく、あまり勝敗には執着しない子のように思っていたのですが、道場のライバル達に負けないようにと地道に努力し続けていたのですね。Kクン、優勝おめでとう!

つづく

2019年2月 4日 (月)

2019年・レーティング選手権大会に参加しました・前編

昨日(2/3)は、沖縄市の中央公民館で開催されたレーティング選手権・沖縄県大会に参加しました。朝から晴れて気分は爽快。この日は寒さも緩み、春の装いで出掛けました。会場に隣接した公園の桜もちらほらと開花。五分咲きの桜の木にメジロを見つけました。

Dsc02742s


Dsc02739s


今回はなんだか参加者が少ない感じ。聞けば、この日は授業参観のある小・中学校が多かったということでした。2月のこの時期に学生さんの参加が減るのは仕方ありません。定期試験や入試もあります。風邪など引かず、どうぞ頑張って下さい。

参加人数は少ないのですが、決して入賞しやすいというわけではありません。ガチ勢、つまり、本気で将棋に取り組んでいらっしゃる皆さんは、今回もやって来ました。そんな常連さんを相手にするわけなので、ぷりうすのようなエンジョイ勢にとっては、今大会においても過酷な勝負が待っているのです。

Rating

という前置きをして、おれの将棋。

今回のB級は19人参加。いつも大会にやってくる顔なじみさんばかりでした。初戦はUさん(一般・2級)と。居飛車相手の角交換振り飛車の将棋でした。仕掛けがうまくいって優勢のまま進行。秒読みになってからもあわてず?寄せきって、勝ち。2戦目はSクン(小2・2級)と。この子は道場の子ですが、あまり負けたことがないので、楽勝かと。角交換しない相四間飛車の将棋でした。途中で十字飛車の技が決まり、まず銀得。そのまま優勢を維持出来ずに、徐々に形勢を損ねて負け。飛車の引き場所が良くなかったと指摘されましたが、まさにその通り、泣。

これで1勝1敗。決勝トーナメント進出をかけて、Kクン(小6・2級)と。この子も道場の子ですが、まったく勝てません。今回の将棋もこちらの得意戦法を封じ込める手順で進行していきました。こちらに技をかけさせないように早受けをしたり、手待ちをしたりという風に。悔しいけれども駒落ち将棋の指導を受けているかのように進み、納得の完敗でした。すでに手合い違いのように感じました。感想戦で「この手の意味は?」といくつか尋ねましたが、こちらが気づきもしなかった攻め手順を示されて、2度も負かされてしまいました、泣。

「よし、今日はずっと君の将棋を追っかけるよ」と彼の優勝を信じて、おれの将棋は終わりました。

つづく

2019年1月29日 (火)

2019年・レーティング選手権大会ありますよ

来る日曜日(2/3)は、沖縄市の中央公民館でレーティング選手権・沖縄県大会が開催されます。

◎第41回全国アマ将棋レーティング選手権・沖縄県予選
受付時間:代表選抜(三段以上)・S級(三段以上)・A級(二段~初段)・B級(1~4級)は午前9時半受付。
     C級(5~9級)・D級(10級以下初心者)は正午受付。
参加費:午前の部は一般(1600円)・女性と60歳以上(1100円)・高校生以下(600円)。午後の部は一律500円

本大会の派遣の部門で優勝された方は、5月に三重県四日市市で行われる全国大会へ出場します。

去年の画像を探していたのですが、ぷりうすは体調不良で欠席していました。今年はしっかりと挑みたいと思います。それでは会場でお会いしましょう。

Cat

2019年1月28日 (月)

1月27日の宜野湾将棋道場

昨日(1/27)は道場順位戦の日でした。今期もB2スタートですが、メンバーが大幅に入れ替わっていました。ライバルだった学生さんのほとんどがB1へ昇級していました。ただ悔しいばかりですが、すぐ君たちに追いつくぞと気合いを入れました。

おれの将棋。まずは初参加の一般の方と。とても緊張している様子が駒を並べるときからこちらにも伝わってきました。案の定、10手も進まないうちに2手指しで自滅。ちょっと気の毒でしたが、勝ちは勝ちなので、終了させて頂きました。2戦目は7級の小学生と。必勝の将棋をうっかりミスで逆転負け。おれも久しぶりの将棋で緊張していたようでした、泣。3戦目は長老の先輩と。棒銀を捌けずに負け。感想戦でこちらの緩手2つが形勢を損ねたと指摘されたのですが、相変わらず棒銀の受けが下手過ぎて、いやになっちゃいました。

この日、愛媛県にある松山将棋センターの児島有一朗先生が道場へいらして、子供達へ指導されていました。前日にあった道場支部研究会へ講師として招待されての来沖ということでした。
ぷりうすはリーグ戦もあり、先生の指導を受けることはできませんでしたが、そばから様子を伺うと、ユーモアがありながら厳しさも備えている先生という印象を受けました。

リーグ戦も終わり、初めて将棋を教わったばかりのKちゃん(5歳くらいかなあ)とおれが対戦することになりました。児島先生の出来たてほやほやの教え子になりますが、こちらも本気でぶつかりました。手合い割は19枚落ち、究極の駒落ちの裸玉でした。

さきほどまで素人同然だった女の子でしたが、駒もスムーズに動かして、無駄なく竜と馬に成ってこちらの王様をいじめにきました。おれも粘ってなんとか歩を4枚まで取ったのですが、最後は頭金で詰まされてしまいました、ギャフン。「勝ったよと先生に報告しておいで」と言うと、恥ずかしがりながらも伝えに行きました。この日の体験をきっかけに彼女が将棋好きになってくれたら、うれしいなあ。

この日も楽しく過ごせました。日曜日(2/3)は大会がありますので、もう少し実戦を積んでおこうと思います。

Dsc02709s


児島先生のご挨拶の様子

2019年1月23日 (水)

王将戦・第四局の広告が新聞に掲載されました

Shinbun

本日(1/23)の琉球新報の朝刊に一面広告が掲載されました。「王将をかけた戦いが始まる 18年ぶりのタイトル戦 沖縄開催」と力強いキャプションが入っていました。

年末将棋大会あたりから、少しずつ情報が公開されていましたが、ついにその全貌が明らかになりました。地元の主催が琉球新報社なので、ライバル紙を取っている将棋ファンにも知らせてあげよう、笑。

以下の日程で開催されます。
2月23日(土)前夜祭
2月24日(日)初日(指導対局)
2月25日(月)2日目(大盤解説会)

王将戦の中継ブログには、どのように進行していくのか詳しくありますので、そちらをご覧下さい。

沖縄でのタイトル戦が盛大に催されて、これからもますます将棋人気が高まることを願っています。将棋ファンが一人でも多く会場に集まって、皆で盛り上げていきましょう。

«第4期豊田杯王位戦沖縄リーグ開幕しました