詰められ将棋
棋力向上には詰将棋を解くのが一番だと、言われます。
枕元にいつも詰将棋の本を置いていました。日中は忙しいので、眠る前に「1から始める詰将棋(マイナビ将棋文庫)」を開くのですが、3問目にして睡魔が襲ってきます。「もうだめ。頭が考えることを拒否している。明かり消して」って具合です。夜にコーヒー飲んで大量にカフェイン摂っても大丈夫、すぐ眠れます。
そういうふうに不埒な考えで詰将棋をしていたので、勝てそうなときにも相手玉を寄せきれない、逃がして逆転されるという将棋が続いていたわけです、恥。
今年からまじめに将棋に取り組んでいます。この文庫本をかばんに入れて、暇を見つけては解くようにしています。ノルマは1日20問です。全200問収録されており、ついに3回繰り返しました。息子に次は4回目だと自慢すると、「同じ本を逆さまにして解いてみて」と言われました。「今度は自分が攻められる立場で、相手がどう王手をかけてくるかを考える」ということです。
それも楽勝だと思いきや、しんどいのです。見方が逆になるだけで、別のものになっていました。1日のノルマを20→10問に減らしました。
これって、認知症予防の体操に似てるなと。「右手をパー、左手グー」と「左手をパー、右手グー」と「グーとパー」繰り返す簡単なグーパー運動が有名ですが、これだけを続けても効果がありません。脳が馴れてしまったので、難易度を上げていかないと脳の活性化につながらないということです。
相手玉を詰ましにいく手を考えるのと、相手が自玉を詰ますのをどう受けるかを考えることはべつの問題。この詰められ将棋をスラスラ解けるようになるのも必要ですが、自分の脳の使い方がさらに進化するはずだと期待したい!(息子は別の理由でこれをやれと勧めたと思うけど)。
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