5五の龍

ブログの管理ページから「過去のあしあと」をチェックすると、検索キーワードに「5五の龍」がよく出てきます。以前、このマンガについてさらっと書いたことがあるので、検索のついでに「ぷりうすの将棋」にも寄り道してくださっているようです。ありがたや。
今日はこのマンガについて書きます。
「5五の龍」は一昨年くらいだったか、田中寅彦九段がニコニコ放送でのタイトル戦の解説で、「棋書としても通用する将棋マンガ」と紹介していました。鈴木大介八段も同じくニコニコ放送で、同マンガから引用するかたちで「飛騨の中飛車って知ってる?」とアシスタントに訊いていました。それがきっかけとなりこのマンガに興味を持ち、入手した次第。
作者はつのだじろうで、私たちの世代にとっては「うしろの百太郎」や「恐怖新聞」のホラー漫画で一大ブームを巻き起こした漫画家として有名です。雑誌連載は1978~80年で、少年画報社からコミック全10巻で刊行されました。(現在は上下2巻の愛蔵版またはKindle版で読めます)。
<賭け将棋を商売とする父親のせいで貧乏暮らしということで、将棋を嫌っていた少年が主人公。しかし、父親に将棋を止めさせるために強くならないといけないという動機から、将棋を覚える。そして友人やライバルの登場とともに、本格的な将棋に目覚めて奨励会入りして、そこでプロを目指していくという物語です。>
昭和のマンガなので、死んだ敵役が幽霊となって出てきたり、中学生同士で100万円の掛け将棋をしたりという、ちょっとつっこみどころも多々ありますが、ここで紹介される将棋講座の内容やストーリーで描かれている棋譜はとてもしっかりしています。また、欠点だらけの主人公の性格でしたが、彼の成長ドラマとしても十分楽しめます。
やはりこのマンガの最高のワンシーンは、主人公の師匠が魅せる、「飛騨の中飛車合掌造り」という美しい駒組みの布陣で決まりですね、笑。

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