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2016年9月28日 (水)

牧志駅前将棋クラブ 大盤解説会に行きました

9月27日は王位戦の最終第七局の2日目が神奈川県の旅館「元湯 陣屋」にて指し次がれました。木村一基八段の初タイトル獲得か羽生善治王位の六連覇かと盛り上がったシリーズでしたが、羽生先生が第一人者の底力を見せ、みごと防衛しました。

牧志駅前将棋クラブでは、新しい試みとしてこの王位戦をアマチュア目線で解説してみようという大盤解説会も同日、開催されました。

解説は当道場の指導員の城間春樹元アマ名人と禰保拓也アマ七段による県内最強コンビで行われました。ぷりうすのイメージとしてお二方とも真面目な印象が強いので、学校の授業風にならないか、お客さんを楽しませるくだけたおしゃべりできるかなと心配ではありました、笑。ぜひ応援に行かなくちゃ!

これまで沖縄で行われた大盤解説会といえば、日本将棋連盟が主催する全国一斉大盤解説会があります。名人戦と竜王戦の時期に毎年行われており、沖縄ではプロ棋士になかなか会えないので、この日はサインや記念撮影を求めるファンがたくさんいらっしゃいます。

昨日は、先島地方にあった台風17号の影響で降ったり止んだりの悪天候のうえ、アマの解説会にどれくらいのお客さんが集まるのか心配でしたが、開始時間の午後7時前には用意されていた15脚の椅子も埋まり、ほぼ満席でした。

第七局が居飛車の横歩取りの将棋だったので、振り飛車党のぷりうすには序盤の変化は難解すぎました。こういう将棋を指そうとも思わないし、泣。中盤の次の一手問題が出題されるあたりから、3手一組の技術が語られるので、勉強になりました。いや、5手、7手一組かもしれない。それくらい先まで読める技術を身につけたいなあと。

お客さんから「この変化ではどう?」とか「これじゃいけないの?」という質問がいくつも出ました。自分らと解説員との棋力は段違いに異なるのですが、同じアマということで初歩的な質問ではと恥なんか気にせず気楽に尋ねられるのが良かったですね。お二方が「やってみましょうか。大変なことになりますよ」としばらく進んだら、王手飛車の局面になってしまうとか。また、プロはこう指したが、アマチュアでは安全勝ちを確実なものにするためにこう指しますという解説は大変参考になりました。

こういう企画はこれまでなかったので、今後も続けて欲しいなあ。また解説のお二方がこんなに陽気なおしゃべりだとも初めて知りました、笑。お二方お疲れ様でした!

 


Oobans

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コメント

これは楽しい試みですね!解説者との距離も近いし気軽に質問できそうです。

iさんコメントありがとう。
この企画はアイデアの勝利ですね、笑

私も今回の王位戦は陣屋の解説会に足を運んだので、
別の地域での解説会の模様というのを自分で見たところのものと重ねたり比較したりして面白く読ませていただきました。

こういう大盤解説って道場や指導対局とはまた全然違ったものだと思うので、続いて行くといいですね^^

matsuriさん コメントありがとうございます。
わたしも陣屋で限定カレー食べたかった。
それに対抗して、2階のエベレストカレーで夕食とったのですが、この部分はブログ長くなったので
カットしました、笑

プロ棋士いなくても、アイデアさえあれば楽しめることできるんですね、そういう解説会でした。

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