子供たちへの指導の難しさ
連休中の日曜日に、中間テストが終わったばかりの息子と宜野湾道場へ修行に行きました。この日はA2とB1リーグの開催日でもあったので、道場はいつも以上ににぎやかでした。
こちらが来た時間よりちょっと遅れて強豪のFさんがいらっしゃると、息子はすっと指導対局の指定席へ移動。親父はその辺でうろちょろしていた小2をつかまえて、まずは小手調べをしたのですが、あれ、負けちゃった。訊くと格上の2級でした。感想戦で、こちらの詰み逃れの正解手順もレクチャーしてもらいました、どうもありがとう、泣。
この日は小学生の先生方にさんざん鍛えてもらったわけですが、とても勉強になりました。将棋に飽きて席主のTさんと雑談すると、子供たちへの指導は難しいという話を伺いました。
こどもスクールに通う生徒さんには、道場のリーグ戦に出場している子はかっこよく見えるそうです。しかし、このリーグ戦にはこどもスクールの生徒さんを易々と参加させないようにしているという。ある一定の棋力に達して、礼儀作法も出来て、根性がありそうだなという子に限り、リーグ戦へ参加を許可するようにしているそうです。それでも、負けが込んだりすると途中から来なくなったり、よもや全敗に近い成績で終わってしまうと、次回リーグ戦へのエントリーを辞退して、将棋を止めてしまう子もいるそうです。ここで人生初めての挫折を味わったわけですね。
この問題をクリアするにはどうしたらいいのかとTさんに相談されたわけです。将棋は自己との対話だとか、負けて強くなるということもあると分かれば話は早いのですが、小学校の低学年生にこれを説くのはむつかしい。Tさんには、「リーグ戦最終局まで責任をもって戦い続けるということに意義があることを気づかせ、それをやり遂げたときにこの子の精神力を讃える的な意味の賞状と記念品をあげたらどうでしょうか」と答えたのですが。
帰宅して嫁にこのことを話すと、なぜにTさんがおれに相談したかよく分かると爆笑されました。
画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。関係者の皆様、どうぞご了承下さい。
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