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2017年1月28日 (土)

「永遠の一手」を改めて読みました。

週間チャンピオン誌で連載されていた「永遠の一手~2030年、コンピューター将棋に挑む~」(秋田書店)が上下2巻のコミックになりましたので、再読しました。

このマンガが雑誌で連載されている頃は、名人とコンピューターが戦ったらどちらが強いのか、羽生さんならまだ勝てるのではないかという期待感もあったと思う。しかし、ジャンルは違えど、まだまだ解明されていないことが多いと言われていた、最後の砦として残っていた囲碁においてAlphaGoがイ・セドルを破ったことで人工知能の進化の早さを目の当たりにしては、勝負の点ではもう興味がなくなっている。

さらに、第三者委員会の報告書で知ったことだが、「棋士の多くは将棋ソフトを使用して、公式戦の準備や対局終了後の分析等に用いている」とあるように、プロ棋士が日頃の研究においてソフトを当たり前のように使用している現状では、コンピューター将棋とプロ棋士の対戦の意義もなくなっている。(研究にソフトを使っているのは、少数派だと思っていたのだ)。

「永遠の一手」は、将棋界がこれからも発展するようにと願いを込めて、人間賛歌的なエンディングで終わりましたが、実際の将棋界はこれからどのようにコンピューター将棋と付き合っていくのでしょうか。
今春、天彦名人とポナンザの電王戦が決定しているが、勝っても負けてもポナンザに名誉九段を認定して、この棋戦を終了してもいいのではないかと思うのだが、いかがでしょうか。

原作者の伊藤さんは後書きで「人間が機械に頭を下げたとき、コンピューター将棋も大きな転換期を迎えたと思います」とこれまで気にも留めなかったことを指摘しています。研究者の視点から、他にも示唆に富む意見が多くありますので、後書きもご一読下さい。


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