２０１７年・小学生将棋名人戦・沖縄県予選を見学に行きました・後編

ルール説明が終わりいよいよ予選開始。子供達の熱戦の様子を撮影しながら各テーブルを覗きました。会場を一周する間もなく、続々と審判に「勝ちました」と報告されました。試合終わるの早すぎです、笑。子供大会ならではの早指しでどんどん決着がついていきます。
くじ運が悪くて鬼ブロックに入ってた子に自信なくさないように声を掛けてあげました。

あっという間に予選リーグが終わり、午後から決勝トーナメントが始まりました。一般大会でも実績のある強豪達に混ざり、半年前まで初級クラスにいた数人の子供達が、トーナメントを勝ち上がっていました。彼らの対局を見ると、たくましさと怖さを感じました。数ヶ月会わないだけで、技術も集中力も進歩していました。
ぷりうすはプレーヤーとしてまだまだ頑張るつもりですが、この子達には追い抜かされたくないという気持ちが強くなります。

ベスト８へ進出したのは宜野湾道場に通っている生徒さん達でした。道場で相当鍛えられているので、一日の長があります。

決勝戦は一般大会のＳ級でも活躍している小３のＡクン（四段）と小２のＳクン（三段）になりました。周囲が見守る中、勝負はあっという間に終わりました。お互いが大駒を成り込んでから、Ａクンの寄せが早かったです。二人は考え込む場面すらなく、まるで１０秒将棋を指していたかのように終わったので、なにがなんだか分かりません。局面ごとに何手先まで瞬時に彼らは見えているのでしょうか。とても不思議な光景でした。

意外にもＡクンはこれが初の沖縄県代表ということでした。３月中旬に関西将棋会館で西日本大会が開催されます。日頃の力を存分に出して頑張ってほしいですね。Ａクン優勝おめでとうございます！