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2017年2月20日 (月)

王将たちの謝肉祭/内田康夫

以前kondohさんからおすすめ頂いた本を読了しました。

浅見光彦シリーズで有名な内田康夫先生が1986年に書き下ろした将棋ミステリーの「王将たちの謝肉祭」。いちおう犯人捜しの推理小説です。
登場人物のほとんどにモデルの棋士がおり、性格や気質もたぶんその通りなんだろうとニヤニヤしながら読めました、笑。また将棋界の内情(名人戦の取り扱いとか段位の認定とか)を描いているところもおもしろかったです。

最初に登場した女流棋士が主人公かと思いきや、途中から天才のアマ棋士が出てきて、彼女と関わりながら、プロ棋士をどんどん負かしていきます。この辺からだんだんミステリーというよりは将棋小説にシフトしていきます。このままエンディングに進むと思いきや、いよいよ真打の升田幸三をモデルにした主人公が活躍して大円団を迎えるのでした。新旧交代のクライマックスのシーンでは感動して泣けました。いつの間にかぷりうすも、升田ファンになってしまっていました。

この本は推理小説のスタイルを借りた、作者による升田先生へのラブレター小説でした(最後に犯人は捕まるのですが、もうどうでもよいのでした)。こんなおもしろい本を紹介して頂き、ありがとうございました。すでに絶版のようですが、amazonの中古では、安く買えますよ。

PS/唯一、実名で登場する、これからの将棋界を担う新人棋士が最後にちょっとだけ出てきます。これは作者の先見の明を証明したものでした、すごい!

 

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コメント

こんばんは。
そういえば、紹介してましたね。
大絶賛していただき良かったです。
何回読んでも、感動出来る名作なのでわすれたころにまた繰り返し読んで下さいませ。
(主人公は浅見光彦の原形なのかなと勝手に思ってます。)

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