ひらけ駒!/南Q太
ひらけ駒!全8巻を読了しました。小学4年生の男子とその母親との将棋を通して展開される親子関係を描いた漫画です。これまでいくつも将棋漫画を読みましたが、本作品が一番気に入っています。
それは、漫画の主人公が将棋がとても強い宝クンではなくて、彼を励ましながら見守っているお母さんに設定されているからです。そのお母さんが、まるで今までのぷりうすとそっくりな行動をしていたところに共感できるのです、笑。

作者さんも息子さんが将棋を始めたことを機会にこの漫画を描き始めたそうです。将棋あるあるのネタがいくつも登場しており、将棋初心者ならではの思わず相づちを打ってしまう場面が多くて、とても楽しめる内容になっています。
また他の登場人物もきちんと個性豊かに描かれており、その振る舞いまでも注意深く観察しているからこそ描けたんだなあと感嘆するシーンがいくつも出てきます。漫画の中で起きた出来事というよりも、実際にこれまで目にしたことのあるいくつもの光景と重なります。こどもの将棋の世界ではよくある出来事をとても丁寧に扱っているからこそ、素晴らしい内容の作品になっていると思います。

将棋を始めたお子さんに付き添う親御さんにはお勧めの漫画です。機会あればぜひお読み下さい。

ただ残念なのは、第8巻までコミックが刊行されて以降、雑誌での連載が休止になっていることです。すでに8年も経っています。ネットからは休載に至った噂がいくつか拾えます。「また9巻でお会いできたらうれしいです」と作者あとがきがありますので、これを信じて、いつの日にか再開されることを願っています。ほんとうに素敵な将棋漫画なのです。
« 桜満開 | トップページ | 人工知能の核心/羽生善治 »
「漫画」カテゴリの記事
- 「龍と苺」第16巻を購入しました(2024.07.22)
- 「龍と苺」はどこへいくのか(2024.03.29)
- 「龍と苺」に惹かれるばかり(2022.10.15)
- 花四段といっしょ/増村十七(2022.07.23)
- 「龍と苺」はどこまでいくか!(2022.06.25)


お恥ずかしい、たった今修正しました。ありがとうございます。
投稿: ぷりうす | 2017年4月 7日 (金) 09時58分
作者は「南Q太」さんですね。Q太郎は毛が3本。
投稿: zu2 | 2017年4月 7日 (金) 08時07分