都成竜馬四段にインタビューしました・後編
Q:憧れていた棋士は?
A:師匠の谷川先生や羽生先生です。ちょうど自分が小学校一年生の時に羽生先生が7冠を取られて。そのときからお二人への強い憧れがありましたね。
Q:小学5年生の時に出場された第25回小学生将棋名人戦で優勝されて、その年の9月に関西奨励会へ入会されました。日本一になったので、奨励会を受験しようと決意されたのですか?
A:決意というよりは、プロ棋士になるためには次は奨励会だと、思っていました。
Q:奨励会を受験するには師匠を見つけなければいけませんが、谷川先生との出会いのきっかけは?
A:師匠とは面識はなかったのですが、5年生のときに「弟子にして下さい」と手紙を書きました。もちろん、親にも師匠宛の手紙は書いてもらいました。
Q:奨励会に合格されたときに、師匠に何か言われましたか?
A:最初に勉強方法のアドバイスを頂きました。20手前後の詰め将棋を解くことや、棋譜並べをしっかりするようにと言われました。あと「三段になって、やっと半分だからね」と強く言われました。
Q:宮崎から関西道場への月2回の通いは大変だったと思いますが?
A:最初の数回は母親に大阪まで付いていってもらいましたが、その後は一人で通いました。
Q:将棋の勉強と学校の勉強を両立させるのは大変だったと思いますが、どのようなバランスを取っていましたか?
A:学校の成績はだいぶ落ちました。うまく両立できなかったと思います。しかし、自分はプロになるんだからと強く思っていました。
Q:沖縄にも奨励会を目指している子がいます。将棋が強いのは当然ですが、どのような性格の子が向いていると思いますか?
A:性格的には負けず嫌いが向いていると思われるようですが、自分の性格は、う~ん、そこまで負けず嫌いではないし、笑。それでも自分がプロになれたのは、それほど将棋が好きだったからだと思います。将棋が好きなのが一番だと思います。
Q:奨励会を目指している子にはどのような勉強方法を薦めますか?
A:藤井 聡太さんを見ていると、詰め将棋がいかに大事だなと思います。
Q:ご父兄へのアドバイスは?
A:自分の場合は、家族が見守って応援してくれたのがありがたかったです。自分は将棋と勉強の両立があまり出来なかったけれども、学校の勉強がおろそかにならないように、厳しくするのも大事だと思います。
本日はどうもありがとうございました。都成先生のますますのご活躍を期待しています。注文のタコスも来ましたので、熱いうちにお召し上がり下さい。初めてのルート・ビアの味も気に入ってもらえればいいのですが、笑。それでは、乾杯!
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