寄稿:第38回中学選抜全国大会への抱負(沖縄予選編)
8月に天童市で開催される第38回 全国中学生選抜将棋選手権大会へ出場するYクンのお父さんから寄稿を頂戴しました。括弧内はお父さんの心の声のようです、笑。
T口です。息子に代わって代筆致します。
大会前は毎回、R君対策を研究する。今年はゴールデンウィーク5連休の最終日にあたり、持ち時間はたっぷりあると余裕していたら、結局、前日までダラダラ過ごし何もしていないという状況でした。
去年のR君との決勝戦では「角道を止めてくる」という予想が当たり、三間飛車に構えるという研究通りの形になったが、結果は負け。しかし、今回は最近の傾向からして、戦型は○○に落ち着くだろうと読んでいた。○○なら先後どちらになっても戦型は決まっているので、今回は事前研究なしでやってみる(←時間ないし、間に淡路)。
しかし、その夜、たまたま読んでいた昔の「将棋世界」の講座が目に止まった。内容は後手番で居玉のまま攻める超急戦策。もし後手番になって、この形になればこれでいこうと思った。ぶっつけではなく、実はこの戦法は2年ほど前に一度だけ指したことがある。S田さん相手に予選と本戦で同戦法を連取したが、往復ビンタを喰らいそれ以降は採用していないのだが、単純明快な戦法なので当日朝に少し練習すれば足りるだろうと思った。
いよいよ大会当日。いつものように早めに会場へ行き、○○と超急戦の2つの策の手順を確認。やや苦戦しながらも2連勝で予選は通過。本戦1回戦は、受けの強い中一のK君(三段)。強敵で1回戦では当たりたくなかった相手だが、勝利した。(←序中盤までは劣勢で、正直負けを覚悟したが、終盤になんとか逆転勝ち。戦った本人に言わせれば、悪い場面はなかったとのことで、相変わらずの楽観派、汗)。
準決勝戦は、同学年のT君で、前回の対戦で苦戦したこともあり油断ならない相手だが、なんとか勝って、決勝戦へ進出。そこで待っていたのはやはりR君だ。
手番は後手。○○でなく、まさかの超急戦の形に。この定跡は先手有利の結論だが、最新型に明るいR君はプロ棋戦でも滅多に指されないこの定跡は知らないだろうと踏んでいた。案の定、先手有利の定跡には進まず、後手が攻める展開になり、居玉のまま攻めきった。
学生大会では久しぶりの優勝で、望外の結果だが、棋力はまだまだR君には及ばない。全国の猛者達にも遠く及ばないが、目標の予選突破を目指して、何とか頑張りたい。(←頑張らせたい!)
全国大会の結果は大会後に寄稿します!(←予選敗退だと凹んで書かない可能性も、笑)。
前週には文部科学大臣杯の西日本大会(団体戦)もあり、こちらは強力メンバーなので全国優勝を目指したい。
Tお父さんありがとうございました。全国大会でYクンが大活躍するように応援しています!
中学生はここらへん。
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