意地をみせることは出来たかな

日曜日（１０／２９）は宜野湾将棋道場のＢ２リーグ戦の開催日。今回は７名でのリーグ戦でしたが、すでに５連敗しており、本日の２試合で今節は終了となります。星取表を確認すると、ぷりうすは降級が確定しているようです、泣。（前回記事の「Ｂ２リーグへ昇級したのだが」も読むと２倍楽しめるよ、笑）

まずはＩさんとの対局でしたが急用で来られないということ。手合い係のＫクンに不戦勝を告げられて、まず１勝です！
いよいよ、最終戦を迎えました。対戦相手は、前々回の大会でＣ級を優勝し、前回大会ではＢ級を準優勝して、ただいま勢いづいているＡクン（中１・１級）です。いつも小脇に浅川書房の藤井本を抱えている勉強家ですね。

振り駒の結果、先手Ａクンで対局開始となりました。▲７六歩△３四歩▲７五歩と石田流を目指したので、ここで角交換しておきます。▲同銀△２二銀に対して▲７八飛と振って来たので、ここは馬が作れるチャンス到来とばかりに△４五角を指すと、すぐさま▲７六角を打ち返されました。

双方が角成りして、馬×馬対決になれば先手が圧倒的に有利になってしまいます。角を打たれてから気づくとは向こうが一枚も上手です。でもね、まだ大丈夫。ここで△４二玉と上がれば、必然的に彼も▲３八銀と上がり、双方が筋違い角をどう活かすかという力戦形へ誘導出来るのです。

ぷりうすは３手目に角交換をするスタイルの将棋なので、相手にちょくちょく筋違い角を打たれます。このときだけ、飛車は振らずに居飛車の２枚の銀で攻め込む将棋を選びます。Ａクンよりはこの戦形の経験値が高いはずなので、まだ有利だろうと考えました。

案の定、こちらが主導権を握る形で進行しましたが、中盤で飛車先の歩を突いたら、彼が長考に沈みました。▲同歩で何も問題ない場面ですが、う～んと苦しそうな表情を見せたり、天を仰いだりと落ち着かない様子。

彼の持ち時間が気になって対局時計を見ると、なんと自分が押し忘れているのに気づきました。無駄に５分を消費し残り２分を切っていたのです、汗。

「おぬし、役者だな～」とほめると「部活で流行っているんですよ～、この戦法」と涼しい顔。中学生とは思えない老獪な盤外戦術にまんまとはめられていたのでした。それでもこちらの２枚銀の攻めは迫力があったようで、秒読みに追われながらもミスせずきっちりと寄せきって勝ちました。５連勝中のＡクンに初黒星を付けることが出来て、うれしい！

今節は２勝５敗の成績で終了となりました。選手の皆さん、お疲れ様です。
さて、宜野湾将棋道場ではリーグ戦の参加者を随時募集しております。一緒に将棋を楽しみましょう！（詳しくは道場ＨＰをご覧下さい）

この日の道場。