2017年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・前編
昨日(11/19)は沖縄市のこどもの国で開催された第6回沖縄こどもの国将棋大会に参加しました。
前日よりも5℃気温が下がって寒い朝でした。それでも晴れていたので、気持ち良く過ごせました。愛妻弁当を用意してもらい、秋らしい装いで自宅を出発しました。
この日、息子を学校へ送ってから会場へ来たので、午前8時半に一番乗りしました。同じタイミングで沖縄支部の皆さんもやってきて、設営のお手伝いなど。準備する皆さんがいるからこそ大会を楽しむことが出来るのです。いつもありがとうございます。
開会式の様子
午前の部の参加者は去年と同じくらいかな(57人)。午後のCとD級への参加者も多い(59人)。驚いたのは、女性の部の申し込みに13名もあったことでした。以前から、女性の参加者が増えればいいのにと話していたのですが、もう少し集まる目処が立てば、単独の女性大会も実現できそうです。「女子が来れば、男子が増える」という法則もありますので、女性の参加者は大歓迎です!
さて、女性の部の決勝戦は、社会人のMさん(初段)と高校生のSさん(2級)になりました。Mさんは一般大会にもよく参加されており、A級で活躍されています。対するSさんは、去年のこどもの国大会以来の一年ぶりの参加でした。学校の行事やテストと重なる事が多くて、なかなか出場できなかったということですが、将棋の勉強はずっと続けていたそうです。
Sさんの先手で始まりました。なお棋譜取りはトップアマのNさんが担当しました。Nさんはこの日は選手として参加せずに、審判長を務めました。開会式でルール説明をされたときには、その緊張感が伝わってきて、皆の暖かい拍手をもらいました。いつもの勝負前の厳しい表情とは違う、別の一面も見れて良かったですよ、笑。
Sさんの駒組みは左美濃からの矢倉囲い+棒銀と進みました。対するMさんは、今年プロで流行った雁木囲い+右四間飛車でした。双方が隙を伺って、いつ仕掛けるかと緊張感が高まりました。
48手目にSさんがついに仕掛けました。ここからの双方の攻防はとても素晴らしかった。▲5五歩△同銀▲同銀△同角▲4六歩△7六歩▲6六銀打に対するMさんの一手は?
なんと△同角と切りました。ここから▲同金△6五桂▲6四歩△5七銀へと進みました。感想戦でNさんが、先手の次の一手が勝敗の分かれ道だったと指摘されましたが、全体的に見応えのある内容でした。
後手が右四間の攻防でポイントを稼いで、押し来ったという感じでした(79手まで後手の勝ち)。
棋譜チェックと感想戦で、Nさんから直接いろいろな手筋や作戦のたて方も教わることが出来て、お二方にはとても勉強になったと思います。お疲れ様でした。
*今回、画像をスケッチ風に変換して掲載しました。これなら写真も縮小せずに済むので問題ないかなと思っています。いかがでしょうか。
*局面図の後手の名前が間違っていました。AさんでなくてMさんでした、ゴメンね(11/21修正)
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コメント
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こんにちは。
女性の将棋とは思えないハイレベルな局面ですね。
ちなみに次の先手の一手とは?実際の手とNさんの手を知りたいです。
沖縄出身の女流棋士が誕生するのも遠くないかもですね。
投稿: kondou | 2017年11月20日 (月) 19時09分
だめです。教えません、笑
この棋譜解説は後日、新聞にOさんが書きますので、そちらを楽しみに。
投稿: ぷりうす | 2017年11月21日 (火) 05時50分