2018年・新春将棋大会参加しました・後編
午後はS~B級の決勝トーナメントの手伝いなど。次々と「勝ちました」と報告にくる小学生に頼もしさを感じました。いつの間にか強豪の大人を負かすほどの力が付いていたのですね。
向こうのテーブルは人だかりとなりました。いよいよD級の決勝戦が始まったようです。
D級は63名で優勝を争う今大会一番の激戦クラスです。ここまで進むには棋力はもちろん、精神力や勝負運も必要になります。以前、道場でちびっ子に「おじさん、大会で一番きついのはD級で優勝することだよ」と教わったことを思い出しました、笑。
私が初めて出た大会ではD級は6人の参加でした。それもメンバーが足りないからと事務局に乞われる形でしたので、今日のような将棋熱がいつまでも続いてほしいと願っています。
決勝戦は、オシャレ系女子のNさん(小学生・10級)とHクン(小学生・?級)との対戦。Nさんは当支部の会員なので、応援にも熱が入ります、笑。
二人をギャラリーが取り囲み、いよいよスタートしました。横に記録係が付いたのも初めてだったと思いますが、さぞ緊張したことでしょう。
Hクンの居飛車とNさんの中飛車の対決でしたが、先に飛成りした先手ペースで進んでいきました。Nさんも5七角成りから反撃の糸口をつかみ、双方の応援団はハラハラしながら見守っていました。
いよいよHクンが相手玉を詰ましにいきましたが、Nさんも寄せの手をくぐり抜け入玉目指してまっしぐら。双方の玉がニアミスしたのが以下の図。スリリングな展開が続きました。
ここから数手進んでNさんは投了しましたが、大勢が見守る中で懸命に戦ったことは、二人には貴重な経験になったはずです。HクンとNさん、お疲れ様でした。
いよいよS級の決勝戦も始まりました。宜野湾道場のタイトルホルダーのNさんと正月休みの里帰りを利用して参加したCさんとの対決です。これはじっくり観戦したいと両対局者の近くに席を移動しました。Nさんの三間飛車にCさんの居飛車の将棋でした。
初手から10数手進み、まだ何も起きそうもないところでCさんが長考に沈み、持ち時間10分を使い切りました。この局面で6分ほど使ったかと思います。そして指した一手は、ぼんやりした飛車浮きでした。
終局まで見たかったのですが、新年会の予定時刻が迫ってきたので、泣く泣く席を立ちました。あの局面でどこまで深くCさんが読んでいたのかとても興味があります。この決勝戦の棋譜をもらおうと思います。この6分間で何をどこまで考えていたのかとても興味があります。
尻切れトンボになりますが、今回の大会もとても楽しく過ごせました。運営の皆様、阿部隆先生ありがとうございました。選手の皆様、お疲れ様でした。今年も多くの大会記をレポートするよう務めたいと思います。
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こんにちは。
ぷりうすさんの結果は…残念でございました。
また、次がありますよ。
新しい支部で研究会を開いて、皆さんにみっちり鍛えてもらいましょう(笑)
(僕も参加したいですが。)
Sの決勝は見たかったですね。
Cさんには去年教えてもらいましたが、緊張してあまり覚えてないです。
圧が凄かったのは覚えてますよ。
さすがですね。
投稿: Kondou | 2018年1月10日 (水) 16時46分
中飛車には中飛車と言うことで、昨日から相中飛車の本を勉強しています。
S級の決勝戦はどういう風に進んだのか、気になりますよね。
なんらかの形で続きをお伝え出来ればと思っています。
投稿: ぷりうす | 2018年1月10日 (水) 17時10分