2018年・西日本久留米王位戦・沖縄県大会に参加しました・後編
本大会のB級には33人のエントリーだった。午後の部のC級は26人、D級は20人なので、その多さに驚いた。春休みと言うことで、いつもより学生さんも多かった。
お待たせしました、おれの将棋。
今回は3人リーグに振り分けられて、初戦はNK高校将棋部のT君(高一・3級)と。彼には新春将棋大会で負けている。あのときは、他の部員に見守られながらのアウェー戦を強いられて、辛かった、笑。今回は顧問のI先生が彼の横で、スマホで棋譜取りをするということだった。終わったら、この将棋の棋譜解析を見せてとお願いして、いざ開始。
T君の得意な中飛車を封じるために3手目に角交換して、角交換四間飛車で構える。彼は仕方なく居飛車を指してきたが、先手先手で攻めてくる。無理攻めのように感じたが、分からない。こちらも受け間違えると陣地が崩壊しそうになってきた。最終盤で、彼に緩手が出て、待望の反撃のチャンスがまわる。金からいくか龍を切るかという二択で、詰まない方を選んでしまって負け、泣。
感想戦でI先生からこの対局の棋譜解析を見せてもらった。彼が攻め込んでいる場面が長く続き、苦しい将棋だと思っていが、評価値はそう示していなかった。彼の数値が悪く変化していたのだ。余裕をなくして弱気な心が負け将棋にしてしまったようだ。
今回、NK高校の将棋部はスマホでお互いの棋譜を取り、持ち帰って部活で検討するということだった。熱血指導の顧問の下で、NK高校がこれから県の高校将棋界をリードしていくように思う。棋譜を取ってくれる秘書がぷりうすも欲しい。
自動的に不戦勝が1つ付いていよいよ予選最後の戦い。相手は、東風平(こちんだ)将棋サークルに通うHa君(中一・1級)と。彼らの将棋を何度か見ていますが、手厚い居飛車の指し回しで、特に歩の手筋に感心する。今日は、角道も開けずに飛車先も突かずに、美濃に囲ったこちらの陣形を圧迫する指し方をされた。振り飛車党の捌きを徹底的に押さえるという指し方は、一番嫌い、泣。
隙を突かれて仕掛けられてからは、彼の独壇場だった。見事な完敗。しかしそんな彼もトーナメント1回戦負けだったそう。B級のレベルもとても高くなっているようだ。
この日は午前で終了。いつものタコス屋さんでランチ。不甲斐ない結果に終わった自分を罰するために、いつもは3コ注文するが、今回は1つ減らした、笑。
今日の大会も楽しかった。役員ならびに参加者の皆様、お疲れ様!
PS/王位戦の本をお買い上げ頂いた皆様、どうもありがとうございました。
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こんにちは。
お疲れ様でした。
B級が多いのは少し前に将棋を覚えた初心者が、それぞれの部活やサークル等で腕を磨いてレベルアップしていったんでしょうね。この様子では一年後くらいにA級が大渋滞しそうですね。
県内のレベルが徐々に上がって行くのが分かります。
代表の小学生は末恐ろしいですね。9歳とは…。才能が羨ましい限りです。
投稿: Kondou | 2018年3月28日 (水) 11時10分
Kondouさん こんにちは。
混まないうちにA級へ抜けて、S級に潜り込むという戦略なのですが、うまくいきません。
代表の子は5歳くらいのときから知っているのですが、一度も勝たしてもらえません、泣。
投稿: ぷりうす | 2018年3月28日 (水) 18時18分