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2018年3月27日 (火)

2018年・西日本久留米王位戦・沖縄県大会に参加しました・中編

代表選抜クラスで9歳の少年(小3)が準優勝という快挙を成し遂げて、久留米王位戦大会の県代表(2名枠)になりました。県一般大会における最年少代表記録も更新しました。

代表選抜クラスのトーナメントにくじ運というものはありません。どの枠に振り分けられようが、過酷な戦いが待っています。将棋にかける情熱が人一倍強いS君と言えどもこれまで、たいてい初戦か2戦目に負けており、このクラスの代表になるのはまだまだしばらく先のことかなと思っていました。また、久留米王位戦大会は前夜祭を始め、運営の素晴らしさが評判で、出場を目指す選手が大勢いる人気の大会なのです。

今大会で注目を集めたのが、Kさんでした。彼の大局観と読みの深さに対戦した方々がうなるほどでした。初参加と思いきや最近の大会のS級で優勝していました。この前の大会が15年ぶりの参加ということでした。S君とKさんの注目の対局は準決勝戦で実現しました。

S君のお父さんから「息子が心配で見ていられないので、応援よろしくお願いします。写真もたくさん撮って下さい、笑」と頼まれました。先手Kさんで対局開始です。

 

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Kさんの左美濃腰掛け銀にS君の雁木腰掛け銀で進行していきました。先に攻め込んだのはKさんでした。すぐリードを奪い、S君の辛抱の時間が長く続きました。60手当たりから両者とも30秒将棋に突入しており、1手の受けミスが致命傷になってしまいます。激指先生に棋譜解析させると、じわりじわりと先手有利で進んでいました。

81手目の▲3二歩成りのとき後手の次の一手は?

 

20180326a

 

解答は△5四金。Kさんはこの手を読んでいなかったそうです。秒に追われて、あわてて▲5六飛と角を守りましたが、このとき評価値は互角に戻りました。ここから再び一進一退の攻防が続き、ついに後手がリードを奪い返しました。108手までで後手の勝ち。30秒将棋という制約のなかで双方が疑問手をほとんど指さずに続けていたことに感動しました。ぷりうすもこんな将棋を指したい! 

S君の快進撃もここまで。優勝は豊田杯王位のタイトルを持つNさんでした。それでもS君の本大会における活躍は素晴らしかったです。代表を勝ち取ったお二方は本戦でも頑張って下さい。応援しています!

 

つづく

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