寄稿:奨励会試験に挑む息子を支えて・前編
ぷりうすの将棋のライバルのTクンパパから、「息子の奨励会試験終了までの取り組みや過ごし方、心境の変化等を日記のように毎日メールします」というお電話を頂きました。この体験記が今後、奨励会試験を志す方の情報源になれば幸いですとのことでした。
頂いたメールを再構成して掲載いたします。父親と息子の二人三脚での奨励会受験の物語です。
Tクンパパ:
8月7日(火)試験まであと8日
明日から福岡へ帰省します。福岡→大阪の日程なので、昨日は沖縄で最後の調整をするために金武将棋サークルへ。ここには1年前から通っています。宮平席主から「弱点だった序盤、中盤が良くなった」と褒めてもらえました。息子は、良い報告が出来るように試験頑張ります!と挨拶しました。鍛えて頂き大変感謝しております。
8月8日(水)試験まであと7日
受験票が届きました。番号はラッキーセブン。受験者数は関西は30人らしいです。
8月10日(金) 試験まであと5日
ご先祖様に我が子をどうぞ見守って下さいとご挨拶しました。風速70mの神風が吹きますように!
余談ですが、まか不思議なことに本番まで一ヶ月を切ったあたりから息子の夢の中に豊田先生が頻繁に出てくるそうです。そして現実と錯覚するくらいリアルにアドバイスしてくれます。受け方や中盤の構想などなど。先生も背中を押してくれているようです。というわけで、本日も夢の中で頂いたアドバイスを採用しつつ自己研究しています。
8月11日(土) 試験まであと4日
福岡将棋会館に2年ぶりにお邪魔しました。息子が級位者の頃、初段目指して夏休みに通い詰めた場所です。席主の方からみっちりとご指導頂きました。
8月12日(日) 試験まであと3日
福岡将棋会館に通っていた頃に、同級生のK君が息子のライバルでした。将棋まだ続けているかな?と噂していましたが、彼と再会しました。現在の腕前は五段で、昨日の県大会で優勝したそうです。あまりの成長ぶりに驚くばかりでした。なんとK君も奨励会試験を受けるそうです。当時と変わらずに夢中に盤に向かう2人を見ていると、将棋を通じた出会いっていいなあと微笑ましく感じました。
8月13日(月)試験まであと2日
いよいよ明日、決戦の地の大阪へ乗り込みます。最後のお願い(?)ということで、太宰府天満宮へ行って参りました。実家から割と近いのです。この日は暑くて大変でした。足早にお守りと絵馬を購入して、しっかりと想いを伝えて参りました。師匠のK先生と級位者の頃から今回の受験へと導いて下さった宜野湾将棋道場の照屋席主に改めてご挨拶の電話を入れました。やれることは本日も終了しました。今晩はゆっくりと休みたいと思います。
つづく
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