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2018年9月 8日 (土)

うつ病九段/先崎学

先崎学九段の「うつ病九段(文藝春秋)」を読了しました。サブタイトルは「プロ棋士が将棋をなくした一年間」です。

当ブログでもっとも読まれている記事のひとつに、2017年9月に書いた「先崎学先生の快復を祈って」があります。去年の8月初旬に「一身上の都合」という理由で突然、先崎九段の一年間の棋戦休場が発表されました。ネットではその詳しい理由を探るべく、当方の記事も読まれていたようでした。

「うつ病九段」は、その休養期間中に先崎先生の身に何が起こったのかについて、綴ったものです。将棋と日常の暮らしについて書かれたエッセイだと思い、軽い気持ちで読み始めたのですが、その中身はうつ病前夜から回復に至るまでの生々しい闘病記でした。これまで「うつは心の風邪」というキャッチコピーで表現されているように、誰でもかかるが、薬を飲めば治る程度にしか理解していませんでした。しかし、実はそういう甘いものではありません。「毎日、死にたいという気持ちとのたたかい」と記述されているように、うつ病がどれほど怖い病気なのかということをこの本で知ることになったのです。

先週の日経新聞の書評コーナーに、だいぶおやせになった先崎先生の写真が掲載されていました。「これからも、ふつうに対局して、ふつうに仕事して、ふつうに生きていく。それだけのことと思う」と答えていらっしゃるように、少しずつでも前進していくという気概を感じて、とりあえず安心しました。

家族と自分の健康がどれほどありがたいことなのか、支えてくれる家族や仲間のいることの大切さも改めて認識することになりました。

Utsu

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