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2018年10月 4日 (木)

浮き浮き飛車(目くらまし)戦法ってのがあるんだ!

先日、初めて出会った戦法にとまどってしまいました。序盤で仕掛けられた小技に焦ってしまい負けたのですが、まだまだ知らないことがあるんだなと(ちょっとだけ)感動しました。

ぷりうすは24では、低級クラス(11級~初心者)で楽しんでいます。ログインするやいなや挑戦されました。こちらの先手で、▲7六歩△8四歩▲6八飛△8五歩▲7七角△8四飛(1図)

 

20181004a_2

 

この8四飛と浮いた飛車にどういう意図があるのかをよく考えずに、さっと▲4八玉とした。次の△7四飛と寄った手に、歩がただで取られてしまうと気づいてから、焦ってしまいます。(2図)

 

20181004b_3

序盤早々の凡ミスは、悔しい。▲8八銀△7六飛と1歩取られて以降は、こちらから積極的な攻めの手が出しづらいですよね、泣。

相手もここから手をつくりにくかったようですが、こちらの駒組の方針がちぐはぐになって、この勝負は落としてしまいました。ですがこれが大会でなくて助かりました。ぷりうすにとっての24は学び舎なので、ここではいくら負けてもへこたれません。知らなかった奇襲戦法を披露してくれた対局者に感謝するばかり。翌日、息子に対策を教えてもらいました。

△8四飛(1図)には、向かい飛車に振り直す▲8八飛(下図)で十分とのこと。

 

20181004c

ここから△7四飛なら、▲8六歩△同歩▲同飛で7六の歩を守りながら飛成りの先手だし、▲8六歩△7六飛▲8五歩なら歩損しない。ここからは8筋の歩を伸ばしていけば指せるとのことでした(まだここからも難しいのですが)。対策を知っていたらなんでもない戦法ですが、大会でいきなり遭遇したら、平常心を欠いて、あたふたしてしまいそうですね。もうこれで引っかからないぞ、笑。

「思い出せないけど、この奇襲戦法にはちゃんと名前があったはず」だと息子が言ってたので、「飛車先の歩、飛車を浮く」をキーワードにして調べたら、これには「浮き浮き飛車(目くらまし)戦法」という立派な名前が付いていることを知りました。「将棋上達の科学」というHPに、この戦法と対策が詳しく紹介されていますので、ご参考までに。

2図に戻って自分なりに研究してみました。あわてて次に指した▲8八銀でしたが、そんなに悪い手ではなかったようです。▲8八銀△7六飛▲6六角△1四歩▲7七銀△7四飛▲8八飛(3図)

 

20181004d

と進めば、なんと、ぷりうすの飛び出し角戦法と合流できそうです。ここからは通い慣れた道なので、やれそうです、笑。
まだまだ知らない奇襲戦法があるとは、将棋は奥が深いですね。

PS/先週に引き続き、また台風です。気をつけてお過ごし下さい。

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将棋ウォーズでたまに見ますね。 

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