2019年・レーティング選手権大会に参加しました・中編
午後からB級の決勝トーナメントが始まりました。
Kクン(小6・2級)は決勝トーナメントも快進撃が続き、あれよあれよと決勝戦へ駒を進めました。そこで待っていたのは道場仲間のKeクン(小3・2級)でした。先輩相手に少し臆しているように見えましたが、一呼吸置いて「いつもの力が出せるようにがんばります」と力強く宣言しました。対するKクンはしばらく黙っていたのですが、うながされて小さな声で「がんばります」と一言。緊張している様子が伝わりました、笑。
この対局は横歩取りかと思う展開から後手のKクンが一手損角がわりへと誘導。しかし先手のKeクンが居玉のまま棒銀で突っ込み、乱戦模様になるかと思いきや局面が落ち着いて、一転して駒組みの展開に進みました。先手番で2手得していたKeクンですが、少し手損する駒組みもあり、流れは少しずつ後手ペースへ。お互いに攻めの手を積み重ねては一手受けるという攻防が続きました。振り飛車党のぷりうすには分からない手もありましたが、お互いに自陣に打った角の働きの差で、124手まで後手の勝ち。
終局後に棋譜を取っていた事務局の方からKeクンに「局面が落ち着いたときにどんな手を指すべきか学ぶこと」、Kクンには「駒の働きに無駄がなくてとてもよかった。上のクラスでも頑張って」との講評がありました。
Kクンはこの日、晴れて初段になりました。いつも無口でおとなしく、あまり勝敗には執着しない子のように思っていたのですが、道場のライバル達に負けないようにと地道に努力し続けていたのですね。Kクン、優勝おめでとう!
つづく
« 2019年・レーティング選手権大会に参加しました・前編 | トップページ | 2019年・レーティング選手権大会に参加しました・後編 »
「大会」カテゴリの記事
- 2025年・支部名人戦&シニア名人戦・沖縄県大会に出場しました(2025.02.09)
- 2025年・新春将棋大会に参加しました・後編(2025.01.15)
- 2025年・新春将棋大会に参加しました・前編(2025.01.13)
- 2024年・朝日アマ名人戦(南九州代表決定戦)応援に行きました(2024.12.02)
- 2024年・将棋フェスティバルin瑞穂に参加しました・後編(2024.11.14)
« 2019年・レーティング選手権大会に参加しました・前編 | トップページ | 2019年・レーティング選手権大会に参加しました・後編 »
コメント