第3期豊田杯王位戦三番勝負記録集が完成しました

宜野湾将棋道場では年間を通して順位戦が行われます。県内トップの棋力を誇る方々が参加するA1リーグから10級程度の級位者のC3リーグまで、年間を通じておよそ80名が7階級に分けた各クラスで昇級を目指してしのぎを削ります(ちなみにぷりうすはB2所属)。
昨年のA1リーグ戦の優勝者の岸本さんが禰保王位へ挑む豊田杯王位戦三番勝負は昨年の11月と12月に道場で開催されましたが、大熱戦の末、禰保王位が2度目の防衛を果たしました。
その熱闘を綴った第3期豊田杯王位戦三番勝負記録集がついに完成しました。今年は予定が遅れてしまい「本当に出るんですか?」と冷やかされることもありました、笑。
お待たせした分、読み応えあるものに仕上がりました。その内容は両対局者による自戦記3本。さらに第2局の大盤解説を務めて頂いた小林裕士七段による観戦記を収録しています。プロの先生が大いに感心した挑戦者の作戦とは? 盤に駒を並べてその妙手を味わって頂きたいと存じます。
2度目の防衛を果たした禰保さんに、子供の頃に通った豊田将棋教室や師匠の豊田敏夫先生の思い出を語って頂きました。昨年ご逝去された豊田顧問への照屋代表による追悼文も掲載しております。宜野湾将棋道場の看板になぜ「豊田塾」の名称がついているのか、ついに明らかになりました。記録集もこれにて3冊目。今回は沖縄における将棋の歩みも残すことが出来ました。
宜野湾道場では日曜日から発売開始。6月23日に開催されるアマ名人戦沖縄県予選の会場でも販売を予定しております。どうぞよろしくお願い致します。

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