小説・くすぶりの龍/馬場信浩
3月に「くすぶりの龍」をご紹介しましたが、このマンガには原作があるのです。三一書房から出版された『将棋連盟が甦った日/馬場信浩』にその原作が所収されていました。小説「くすぶりの龍」は著者のデビュー作にあたり、光文社『小説宝石』が主催するエンタテインメント小説賞(1978年)に入選しています。
小説の方でも今では廃れてしまった昭和の賭け将棋がよく描かれておりこちらのほうも楽しめました。小説も漫画もどちらも大人向けなので、良い子は読まないでね、笑。
マンガでのクライマックスはコーヤン先生が棋譜監修された23手詰めです。相手を追いつめる迫力あるシーンですが、これは原作にはありませんでした。小説のほうにはマンガで採用されていない大道詰将棋のからくりを明かす場面があり、こちらはこちらで興味深い内容です。2つを読み比べて2度おいしく味わえました。
さて、日曜日は久しぶりの大会ということで頑張りたいと思います。自宅から近場の会場なので、終われば棋友たちと楽しく反省会をやりたいです。それでは会場でお会いしましょう。
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コメント
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またもやレア本紹介ですね。なかなかメルカリでも売ってません…
ぷりうすさんの近所に住んでたら、しょっちゅう遊びに行くのに(笑)
投稿: Kondoh | 2019年6月22日 (土) 11時42分
すぐ買える物よりちょっと古い物に関心があるのです。
投稿: ぷりうす | 2019年6月22日 (土) 14時42分