星野良生四段にインタビューしました・後編
Q:憧れていた棋士は?
羽生七冠が誕生したことはきっかけでしたが、将来はお金持ちになりたいという夢がずっとあって、親に「羽生先生はどれくらい賞金がもらえるの?」と尋ねると「1億円」という答えでしたので、将棋を指してそんなにもらえるのならと、プロ棋士に憧れるようになりました(笑)。
Q:奨励会に入会するに際して、師匠を見つけなければいけませんが、西村一義先生とのご縁はどういうきっかけでしたか?
4、5年生の頃にもうひとつの支部にも通い出して、そこの幹事さんが西村先生とご縁がありまして、紹介して頂きました。
Q:それは奨励会を受けるにあたって師匠をお願いしたということですか?
そうです。ご挨拶をして弟子にならせて頂きました。
Q:受験の際に師匠に何か言われましたか?
なにか言われたという記憶はありませんでした。飛車落ちと飛車・香落ちを教わりました。師匠からみて受かるのは厳しいんじゃないかと思われていたようで、合格したときには「よく受かったね」と喜んでいただきました。
Q:奨励会に合格したのは、(何回目で)おいくつのときですか?
中1(13歳)のときに一発目の受験で合格しました。
Q:ご出身は埼玉県ですね。将棋会館への月2回の通いはそれほど負担にならなかったと思いますが、実際はいかがでしたか?
奨励会へ行く頃には、一人で結構いろんな所へ行ってましたし、電車で通っていたので時間的な問題もありませんでしたね。
Q:将棋の勉強と学校の勉強を両立させるのは大変だったと思いますが、どのようなバランスを取っていましたか?
中3のときにまだ6級でしたので、しんどいと言えばしんどかったです。あまり勉強は好きではなかったのですが、テストの点数を取ることは頑張りました(笑)。
Q:沖縄にも奨励会を目指している子がいます。将棋が強いのは当然ですが、どのような性格の子が向いていると思いますか?
う~ん。難しい質問ですね(苦笑)。地方在住の大変さがあるはずですので、性格よりも環境が大事だと思うのですが...。
Q:そんな奨励会を目指している子に、どのような勉強方法を薦めますか?
これも難しい質問ですね。特別な勉強方法はないと思います。
Q:ご父兄へのアドバイスは?
スポーツと違ってコーチとか付きませんし、ご両親がずっと手取り足取り面倒みるわけにもいきません。自分でしっかりとやっていかなければいけないので、あまり叱咤激励せずに見守るのが一番かと思います。
星野先生どうもありがとうございました。5月に神戸でお会いしましたが、そこではご挨拶(と記念撮影、笑)しかできませんでした。今回、いろいろなお話を聞けました。楽しかったです。星野先生の益々のご活躍を期待しております。

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