２０１９年・しんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました・後編

Ｂ級の決勝戦は小学生対決になりました。Ｔａクン（小３・２級）とＭａクン（小５・１級）は宜野湾道場と牧志駅前将棋クラブに通う仲良しさん。「週２日通っているので、おじさんもおいでよ」と誘われました。駅前クラブはご無沙汰していますが、席主のＨｉさんお元気でしょうか。

対局の準備が整いました。年下のＴａクンはやや緊張気味に「勝ちます」と。Ｍａクンは「良い将棋を指せるように頑張ります」と宣言して、いざ開始。

先手Ｔａクンで、横歩取りの模様の出だしから、後手のＭａクンは飛車先を保留した形へ。あまり見ない序盤の指し手にＴａクンはここはチャンスと見たか、飛車先の歩を交換。横歩を取ろうとちょっと迷ったようでしたが、飛車を引いて一直線棒銀へ。後手も手損ながらも角交換して棒銀に構えました。 双方の序盤の駆け引きには工夫があり小学生の戦いとは思えない戦術に感心しました。

二人はもう何十回も練習対局をやっているはずなので、相手の手の内は分かっています。指し手が早すぎて、記録係が「ちょっと待って！」と何度も止めていました、笑。Ｍａクンの仕掛けがやや強引だったか。相手玉の逃げ道を広げることになり、以降は攻めの棋風のＴａクンが、着実に寄せて９１手まで勝ち。小学生がこんなレベルの高い将棋を指しているのを観戦して、ぷりうすはまだまだだと感じました。次回のこどもの国将棋大会に向けて、毎日コツコツ頑張ります。

今回も楽しい大会でした。役員の皆様、運営ありがとうございました。選手の皆様もお疲れ様でした！