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2019年10月 7日 (月)

2019年・しんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました・前編

昨日(10/6)は、沖縄市の中央公民館で開催されたしんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました。早起きして詰め将棋を少々。夜明け前は風も涼しいのですが、太陽が昇ると日差しがきつくなり、まだまだ暑さを感じます。

来週の連休中は、県内最大規模のイベントの那覇大綱挽まつりが行われるため、各地域や学校でこの日に運動会を行ったところが多かったようです。大会には総勢119名が参加していました。

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今回は、代表選抜の決勝戦の様子からご報告します。選抜クラスは23名。ほぼいつものメンバーです。激戦を勝ち上がったのは、6月のアマ名人戦県大会で優勝したKuさん(一般・七段)と8月のアマ銀河戦県大会で優勝したRyo君(高一・五段)でした。Ryo君は先月の朝日アマ名人戦の県大会で準優勝しており、南九州大会の出場権を獲得しています。さらに先週行われた高文連の県大会では優勝を飾っています。近頃は安定した強さを見せていますね。さて、今回はいかに。

先手Kuさんの三間飛車穴熊に対してRyo君はelmo流急戦で挑みました。Kuさんが飛車を転回させたあたりからは、やや先手持ちかなと。Ryo君も歩の連打で端に嫌みをつけて終盤戦を意識して用意していました。
さて、ここでクエスチョン。57手目の▲6四歩△7七飛成▲同桂△6四同歩として、飛車を手持ちにした先手の次の一手は?

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解答は▲5二歩。ぷりうすはてっきり▲8二飛か▲7一飛かと思っていたのですが、これは相手に手番を渡してしまいます。▲5二歩が厳しい一手でした。△同金なら▲7一飛が王手となり、相手に手番を渡さない。△同玉なら▲8二飛。4歩を持っている先手の小技がいろいろ効きます。数手進んでからは、先手の攻めが切れることなく、85手までKuさんの勝ち。

振り飛車党のぷりうすにとっては、居飛車を粉砕した振り飛車の勝利はうれしく感じましたが、このような戦法は考えたことすらありません。まだまだ勉強が足りないと痛感した次第、汗。

優勝のタイミングで会場にいらしたKuさんの奥さんと幼いお嬢さんが、パパの勝利に喜んだ光景は微笑ましかったですね。全国大会も頑張って下さい!

*決勝戦の観戦にあたり、写真を取り忘れてしまうほど、2人の対局に見入っていました。
*画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。ご了承下さい。

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