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2019年10月26日 (土)

参加型トークイベント「詰将棋の魔法」に参加しました

10月22日に県立武道館で開催されたイベント、「詰将棋の魔法」に参加しました。詰将棋作家の新ヶ江幸弘氏を講師としてお招きした講演会でした。

まずは、その歴史を紐解きながらご紹介。江戸時代の「将棋図巧」と「将棋無双」の作品集からいくつか紹介して、その詰め上がり方をスクリーンで鑑賞しました。特に、伊藤看寿の将棋図巧 第九十九番「寿」の煙詰めでは、詰め上がり図に会場から「おおっ」と驚嘆の声が漏れました。611手の長手数ですが、最後は3枚の駒での詰み。このような超絶技巧の作品が200年以上も前、江戸時代に創作されていたことに驚きです。

 

Kotobuki
Kotobuki-tumeagari

 

さらに、その手数を越える作品の歴史を解説して下さいました。究極の最長手数1525手詰めの作品「ミクロコスモス」には、人間の無限の可能性を感じます。

新ヶ江氏ご自身の作品では、作家の意図したところや工夫したポイントを丁寧に解説して頂いたので、詰め上がりまでの妙技を味わい深く鑑賞することが出来ました。また、地元ネタとして沖縄在住の詰将棋作家の作品もいくつかご紹介。作家さんには、それぞれの個性と独創性がありますね。

休憩を挟んで、後半では詰将棋の作り方のお話。しかし、4級のぷりうすには詰将棋の理論的なお話は少し難しかったかな。新ヶ江氏の準備なさっていた題材が濃密すぎて、後半はやや駆け足気味に進みました。具体的な創作方法については、また次の機会にということで。

トークイベントということで質疑応答の時間もありましたが、指し将棋ファンの方が多かったので、やはり「実戦に詰め将棋は役に立つか?」が関心のテーマになりました。ぷりうすは、創作のほうに興味があったので、少し残念。最後の質問でやっと「先生にとって良い作品とは?」と尋ねた方がいらっしゃいましたが、新ヶ江氏の回答は「美しい詰め上がり図」でした。自身の作品に芸術性を追求していらっしゃるようでした。氏には未発表の作品がいくつもあるそうでしたので、これも楽しみ。

将棋を題材としながら、指し将棋とは違う、これまで馴染みのなかった詰将棋の創作がテーマのイベントは新鮮でした。主催のゆるり将棋会のabeさんとゲストの新ヶ江幸弘氏へお礼を申し上げます。

 

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