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2019年12月29日 (日)

寄稿:2019年・第27回最強戦に出場しました・後編

 Syo君の師匠であるMプロとはSyo君が生まれる頃くらいからの知り合いで、私の結婚式二次会に参加いただく等、大変お世話になってきました。実は沖縄グラフ誌3月号で、Syo君の師匠であることを初めて知りました(笑)。

 Mプロからよく言われるのは「緩めてあげてください」は全くなく、「弟子の高い壁として本気で立ちはだかってください」と。師匠からのお墨付きを頂いている(?)以上、「手心を加える」は論外としても「受けて立つ」というのも間違いで、同世代と戦うのと同様「対等な勝負」として戦った上で勝たないといけないと常々思っています(もちろん、他の若手に対しても同じ気持ちですよ)。

 先手番を引いた私は迷うことなく角換わりに誘導。いつもは先攻してくるSyo君でしたが、今回は右玉の傾向で対抗してきました。私の得意戦法を堂々と受けてくれたことに、とても感動しました。私に不急な一手があり中盤自信のない変化もありましたが、なんとか勝って決勝戦に進出しました。

 決勝戦はNeさんと。これが20回目の“SN決戦”です。沖縄での初対局から4年間でよく対戦したものですね。残念ながら負けて二年連続の準優勝となりましたが、新春将棋大会で始まり最強戦で終わる、いい一年だったと思います。

表彰式後に記念撮影?をしましたが、Syo君は優勝を逃した悔しさよりも一生懸命戦った満足感が表情から見て取れました(違っていたらごめんね、笑)

 

Sketch_20191229064301

 

 久留米王位戦の時宮崎のSi君に(夏に奨励会合格!)二年連続準優勝はすごいね、と言いましたが、大会規模が違うとはいえ自分が連続準優勝した感想はやはり「どちらかで優勝したかったなあ~」という思いにはなりますね(本音)。

今年一年間、大変お世話になりました。次は新春将棋大会でお会いしましょう。

おわり

*ぷりうすの追記

SimadaさんとNeさんの対決はお二人ともいつもしっかり時間を使うのが印象的です。
沖縄の大会は、持ち時間10分・秒読み30秒の早指しです。お二人は、秒読み30秒ギリギリまでしっかりと考えてから一手を指すので、終局まで時間かかります(すべての手に30秒しっかり考えて指せる人はなかなかいません)。さらに、感想戦も長い。今回は、審判に声をかけられるまで、時間を忘れて感想戦をしていました。お互いをライバルだと認め合っているのが伝わってきます。来年のSN対決も楽しみです。

 

 

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