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2020年2月19日 (水)

将棋童子/藤沢桓夫

以前、藤沢桓夫(ふじさわ・たけお)の「小説 棋士銘々伝」をご紹介しました。そこに収められていたのは、阪田三吉・木見金治郎・神田辰之助・大野源一・升田幸三・大山康晴という大正から昭和の時代に活躍した棋士たちを主人公とした7編の物語でした。
棋士群像を描くという作家の仕事は、引き続き「将棋童子(講談社)」にまとめられていました。

取り上げられた棋士は5名。大野源一・山中和正・北村秀治郎・桐山清澄・内藤国男です。作家が大阪で暮らしていたということもあり、関西の棋士が他にも多数、脇役として登場します。本作でも大阪の人情や風物が生き生きと描かれており、楽しく読めました。

作品の中から「強い星の子」をご紹介。先頃、順位戦のC級2組からの陥落が決まり、今期をもって順位戦は最後となった、現役最年長棋士の桐山清澄(きりやまきよずみ)九段を主人公とした物語です。小学三年生の桐山少年は、升田九段の出会いが縁となり、将棋の道に進む。そして今とはまったく異なる奨励会時代を過ごします。本作で棋士の卵としての生活ぶりを知ることができました。プロ棋士になっていく桐山少年の成長ぶりを見事に描いています。このような経歴を知ると、改めて桐山先生の応援にも熱が入ります。通算1000勝まであと6勝。達成するよう頑張って欲しいです。

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