VS39
新規感染者の増加数が過去最多を更新した。テレビは、始終テロップでコロナ情報を流し続けて危機感を伝えている。
先週のVSは、7月25日に行われたアマ名人戦・県予選の棋譜を鑑賞。ゲストに3位入賞したTakuma君を迎えた(ちなみにTパパの息子さん)。準決勝戦のお相手は、県トップのNehoさん。
石田流に組んだTakuma君は、31手目に▲6五歩。△同歩に対して▲7四歩と突き捨てを入れる。
Nehoさんも強く△同金と取る。ここから▲6五銀△同金▲同桂なら互角で進んだようだが、▲6五桂に△9九角成。次に来る△9八馬に焦ってしまい、ここで飛車を切って形勢を損ねてしまったようだ。
級位者の我々には、△9九角成とされても▲5三桂成で十分に戦えると思ったが、将棋の強い方による検討では、ここからの変化はどれも後手が指しやすかった(△9九角成の時点で後手優勢)。
では、どうすべきだったかというと、31手目に戻る。ここでは▲6五歩ではなく▲4六歩か▲2八玉の陣形整備に手をかけるべきだった。
将棋の強い方から「県トップが相手では、早く動かずに1回目の仕掛けは見送ろうという気持ちが大切」。「気が急いているのでいきたい気持ちは分かるが、強豪相手ではなおさらミスをしないよう丁寧に」とのアドバイスがあった。
Takuma君は「Nehoさん相手では、じっくりした戦いでは勝てないので、思い切りいった」としんみりしたした声のトーンだった。
彼の名誉のために付け加えるが、他の対局では好手が多く鋭さが目立った。それゆえ、この対局は勿体なかった。今回の敗戦をバネにして、いっそう頑張ってほしい(ので、たまにはVSにどうぞ!)。
今回は県の強豪の皆さんの棋譜を鑑賞した。我々もいつかこのステージに立ちたい!
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