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2022年2月 5日 (土)

高田尚平先生の将棋駒が販売されました

 ぷりうす愛用の将棋駒は、将棋大会でも使われるプラ駒(ユリア樹脂製)です。値段は千円しないくらいかな。初段になったら、桐箱入りの高級な駒を買い求めるつもりですが、いつになるのだろう、汗。

先日、高田尚平先生がプロデュースした将棋駒が販売されました。さっそく、日本将棋連盟ショップで購入しましたので、ご紹介。手持ちの駒と比べると、少し肉厚で角が丸く面取りされています。字は彫り字でプラ製というのは同じ。駒袋もついています(緑色か青色が選べます)。

盤に並べました。上がぷりうすの将棋駒「歩心」で下が高田先生の将棋駒「創」。
書体は、王羲之書をベースとした高田先生のオリジナル書体です。

Old
New

高田駒の独創的なところは、成駒の表記の工夫です。初心者や子供達がつまづく原因のひとつに成駒の表記の難しさがあると思います。大会で使う駒の香車・桂馬・銀の成駒は、金のくずし字の1文字で表記されており、そのくずし方の微妙な違いで駒を見分けなければいけません。高田駒にはその配慮がされており、銀・桂・香の成駒は成銀・成桂・成香と、2文字で表記されています。

Hikaku01

また、飛車の成駒は龍ではなく竜とし、角の成駒は馬で、これらは2文字表記になっていません。大会で使う駒の飛車と角行の成駒は、くずし字の龍王と龍馬ですが、その2つはよく似ています。だいぶ前に、成駒を動けないところへ動かす王手をして、相手に驚かれことがありました、恥。対局中の子供達が、龍王と龍馬を裏返して確認する光景はよく見かけます。

Hikaku02

高田先生はこれまで熱心に将棋の普及活動をしてきました。その経験から、今回の駒の製作に至ったのかなと予想しています。ちょっとした変更ですが、初心者にはありがたい改良点だと思います。また、海外での普及活動も長いので、ただでさえ漢字表記に苦労している外国人のためにも必要だったのかなと。

高田駒は、初心者や将棋の普及の場にお勧めの将棋駒です。また、扱いやすいので普段使いにももってこいですね。

Koma

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