寄稿:2022年・天童の人間将棋に行きました・後編
Kondoさん:
4月17日(日曜日)
いよいよ本番の日を迎える。嫁は駒武者の支度のため、一足先に出発した。天童駅に到着後、バスで舞鶴山の会場へ。観客席の半分がもう埋まっている。みんな早いな~。
市長の挨拶や地元の歌、駒の女王の紹介等があり、いよいよ棋士の皆さんの登場。藤井五冠、佐々木六段、木村九段、竹部女流四段の面々だ。生で見る藤井君にテンションはマックス。キムおじが面白過ぎて、あっという間にトークショーは終わってしまった。
休憩時間に待機中の嫁の元へ。武者姿が似合っていて、かっこいい。
抽選会では何も当たらなかったが、観覧に当選しただけでも大満足なので、悔しくもないぞ。
いよいよメインの人間将棋の始まりだ。信長とその家来二人によるやりとりのあと、駒武者の登場。嫁を発見!藤井軍の歩兵と聞いていたが、9三歩のようだ。
両対局者の登場。甲冑姿の藤井君だ!キムおじにあおられて、意気込みを言うが「ござる」を付けてがまたカワイイ。師匠にいつもやられているから、今日は弟子で恨みを晴らすそうだ(笑)。
佐々木六段の先手で相掛かりの進行に。藤井五冠が早めの仕掛け。それも嫁の歩を使っての9五歩だ!意表をつかれた佐々木六段が9八歩で謝った。
この日は、雲ひとつなく日差しが沖縄並みになった。気温もグングン上がり、Tシャツ姿で観戦した。
しばらく進んだが、まだ不動駒がお互いに残っている。人間将棋ならではのルールは、全ての駒を動かさなければならない。木村先生と竹部先生が心配している様子だったが、藤井五冠と佐々木六段が協力しあって不動駒をなくしていった(笑)。
だが佐々木六段に勘違いが。序盤に2筋の歩を交換したのを忘れて藤井軍の2三歩が不動駒と思い込んでいたような。その隙をついて藤井五冠が一気に寄せに入った。佐々木玉も必死で逃げ回ったが万事休す。藤井軍が見事に佐々木軍に勝利した。
藤井五冠の武者言葉の達者なこと。そしてとても楽しそうだった。若者らしくとても爽やかだった。
イベントが終わって、頂上奥の展望台へ。満開の桜の向こうに雪の残る山々が見える。
この素晴らしい景色を眺めながら余韻にひたり、上がっていたテンションをクールダウンさせた。
藤井五冠、佐々木六段、木村九段、竹部女流四段、天童の関係者の皆さん、本当に楽しかった。また天童に行きたい!
お読み下さり、ありがとうございました。
おわり
Kondoさん、うらやましく読ませて頂きました。一万通を超える応募に、どうせ当たらないだろうと、ハガキを出さなかったことが悔やまれます。天童さくらまつり、ぜひ行きたいですね。
« 寄稿:2022年・天童の人間将棋に行きました・中編 | トップページ | 本日から支部名人戦・西地区大会 »
「寄稿」カテゴリの記事
- 寄稿:2024年・しんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました(2024.08.11)
- 寄稿:2023年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました(2023.12.15)
- 中継リポート:糸満支部結成記念会に参加しました(2023.09.25)
- 寄稿:2023年・高校竜王戦の応援に行きました・後編(2023.08.18)
- 寄稿:2023年・高校竜王戦の応援に行きました・前編(2023.08.17)
コメント