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2025年4月25日 (金)

2025年・全国シニア将棋名人戦に出場しました・後編

大会の朝を迎えた。昨夜は緊張のせいでなかなか寝付けなかったので、寝不足気味だ。熱いシャワーで眠気を覚して出発。

これから、第54回全国支部将棋対抗戦・名人戦、第32回全国シニア将棋名人戦の西地区大会がマーカススクエア神戸で始まるのだ。静寂に包まれた会場に一番乗り!

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続々と選手が指定された席に着いて、緊張感が高まる。開会式で井上慶太先生が「選手の皆さんは力を発揮して白熱した対局ができるよう祈念します」とご挨拶。「もし負けちゃった場合には神戸観光をお楽しみ下さい。お薦めは異人館です」と微笑んだ。

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通路を挟んだ隣の席は県大会のシニア部門で優勝した小禄同好会のUehara席主だ。「1勝を目標にお互い頑張りましょう」とエール交換。

おれの将棋。いつもは対局前にお相手に段位を訊くが、今回はしなかった。戦う前から気後れするわけにはいかないのだ。予選リーグの初戦は京都代表の方(ブログを書くにあたって、調べると五段でした、汗)。3手目に角交換されて筋違い角を打つのかと構えたが、駒組みへと。自陣に角を打たれる隙をつくらないように慎重に指す。相手の守りの金を上ずらせて、中盤までややリードしていたらしい。やることがなくて、王様を入場した途端に仕掛けられた。そこから形勢を徐々に悪くする。見守っていたUehara席主は「途中までよく頑張っていた。手待ちすることを覚えなければ」と残念がる。

次戦は奈良県代表の大先輩と。早繰り銀でうまくいくものと思っていたが、角打ちの返し技がきた。桂馬を取りながら馬を逃がすか、同馬として打たれた角を消すべきか迷う。いやいや、数手前からこの手が用意されていたことにやっと気づいて青ざめる。これではただの銀損になってしまった。以降はこちらの狙いをすべて消される指し回しで、何もさせてもらえなかった。完敗だ。

予選2連敗という結果は仕方ないが、収穫の多い大会だったと思う。持ち時間20分の将棋は初めてで、脳をフルに使った。もっと力を付けて、この場所に戻ってきたい。


素晴らしい体験をさせていただいた、宜野湾道場支部にお礼申し上げます。

おわり

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