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2025年5月19日 (月)

寄稿:第48回西日本久留米王位戦に出場しました(決勝戦~表彰式)

Shimadaさん:

 ちなみに、本大会における山口県代表選手の決勝進出は2011年以来となり、さらに優勝となると1993年まで遡ります。久留米王位のタイトルが海をこえて沖縄に渡ったことは何度かありますが、関門海峡を渡るのは厳しい道となっていました。

この決勝戦は私にとって「久留米王位関門海峡越え」と同時に「来年度の招待をかけた戦い」でもあります。決勝まで来られたのは素晴らしいことですが、ここで負けると来年は県予選から出直しになります。お相手は前年覇者になりましたが、「恥ずかしい将棋だけは指したくない」の心境で挑みました。

決勝戦は場所を変えて和室で行われます。振り駒は先手となり、私の得意戦法「角換わりからの穴熊」に命運を托しました。お相手は右玉で待機してきます。千日手を嫌った私が思いきって仕掛けましたが、端歩をいいタイミングで入れられ難しい中盤戦に。どこで受け間違えたか分かりませんが、終盤はやや足らない形勢となっていました。最後は私の玉が詰むかの勝負になりましたが、「歩以外余らない詰み」でピッタリ詰まされました。

終局後、暖かい拍手で迎えられて大盤解説会場に。中田先生曰く、「飛車の逃げ方を間違えて形勢を損ねたかもしれない。それでも最後まできわどかった」と講評して頂きました。

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イベント最後の表彰式で準王位の盾とトロフィーを戴きました。正直、出来過ぎの結果に大満足で帰路につきました。

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しかし、数日後に優勝したE君の嬉しそうな写真をネットで見て、悔しい気持ちもないと言えば嘘になります。逃がした魚は大きかった(苦笑)。大会で勝ち進むには、実力以外の要素も多々あります。今回は流れも来ていたと感じていたのですが。この悔しさをばねにして、また頑張りたいと思います(もう1話続きます)。

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タイトルを抱えていつか関門橋を渡ります

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