映画・テレビ

2021年3月 3日 (水)

熱闘!大学将棋2020

先月の将棋フォーカスは、12月に三重県で開催された「大学将棋大会」の特集が2週にわたって放映されました。コロナ禍によりアマチュアの将棋大会が延期・中止になる中で、主催の全日本学生将棋連盟の学生さん方の熱意と努力によって大会が実現したそうです。

番組では「安心して指せる環境づくり」のためにどのような工夫がされていたかと紹介もありました。優勝者のインタビューには、このような状況下で大会を開催して頂いた主催者への感謝の言葉が添えられていましたね。久しぶりに見る将棋大会の様子でしたが、会場の熱気がとても懐かしく感じられました。

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2018年9月16日 (日)

映画「泣き虫しょったんの奇跡」を観てきました

昨日(9/15)はシネマ・パレットで上映中の「泣き虫しょったんの奇跡」を観てきました。奨励会退会を経てサラリーマンからプロ棋士になった瀬川晶司五段の自伝的作品を映画化したものです。

 

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この日、沖縄で安室ちゃんのラスト・ライブが行われました。モノレール駅では彼女の曲が終日流れており、街ではアムラーも多く見かけました。那覇の街は安室ちゃん一色でしたね。新聞社の壁面を飾った巨大スクリーンの前で記念撮影をする観光客やファンがたくさんいました。

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安室ファンで有名な瀬川さんも来沖されてたようですね。ステージの安室ちゃんを観て、泣き虫しょったんは号泣したのでしょうか、笑。

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瀬川先生のプロ入りまでのいきさつは原作本や「棋士 瀬川昌司(日本将棋連盟)」で読んでいましたので、映画のあらすじは知っているようなものでした。2時間を超える長丁場でしたが、最後まで飽きずに楽しく鑑賞できました。小道具やその時代のファッションも忠実に考証して再現されており、丁寧に制作されているなと感じました。対局シーンで使われたBGMがとても良かったですね。

編入試験の第四局では、中井広恵女流六段との対局がありましたが、その中井役を演じたのが谷口由紀女流二段でした。かなり派手な衣装でしたが、むろやんよく似合っていました、笑。これも映画ならではの演出ですね(中井女流が実際にお召しになっていたのは、黒か紺?の地味な落ち着いたジャケット)。映画でも本人役で登場した第二局の神吉先生のお召し物は、ど派手なピンクスーツでしたが、実際の編入試験でも同じ色の物を着用されています、笑。

少年時代から続く親友との友情、家族や仲間の暖かい応援、そして何よりも瀬川さんのプロへの夢が詰まった映画です。1日の上映回数が減ってきましたので、まだの方はお急ぎ下さい。

PS/行方さんも出演しているそうですが、探せなかった。

2018年4月28日 (土)

宜野湾子供将棋サークルがTVで紹介されました

4月26日のニュース番組で宜野湾子供将棋サークルが紹介されました。皆さんご覧になりましたか?

琉球放送のRBCザ・ニュースの「未来への道しるべ」というシリーズで、今回は、子供にどんな習い事に通わせるか、県内の子供達の学びの現場を紹介する特集がありました。
キーワードは「考える力」ということで、3つの分野のユニークな教室が紹介されました。そのうちの一つとして、宜野湾子供将棋サークルの活動の様子も紹介されていました。

 

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幼稚園から中学生までの60人以上が通う大所帯のサークルです。そこでは将棋を楽しむだけでなく、負けたときにどこで失敗したのか原因を探す、「考える力」を身につけることが大事だとサークルの照屋代表が説明されていました。

 

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保護者のお母さんは、「サークルに通うことで挨拶や言葉遣い、マナーも教えて頂けている。後かたづけや親の手伝いもするようになった」と将棋以外の面でも成長があったとインタビューに答えていました。

「礼に始まり礼に終わる」将棋だからこそ、技術のみならず、礼儀作法やマナーも指導していらっしゃる先生方やお手伝いのご父兄の皆様に敬意を表します。

 

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さて、明日は将棋大会です。子供達に負けないように頑張ろうと思います。

 

2017年3月25日 (土)

女流棋士の春

女流棋士の香川愛生さんを主演にして製作された短編映画のDVDを購入しました。
東京でもインディーズ専門の映画館だけで上映されていたので、こちらでの一般公開は難しいでしょうね。脚本・監督・編集はゲーム・クリエーターのイシイジロウさん。予想通り、愛生ファンによる愛生ファンのための愛生さまに捧げる作品に仕上がっております。

30分のショート・ストーリーなのであっというまに終わりますが、楽しく拝見できました(お父さん役は師匠の中村修九段にやってほしかったなあ、笑)。
日本将棋連盟の「将棋コラム」に本作の詳しい解説がありますので、そちらもどうぞ。

 

いよいよ明日は大会です。みなさん頑張りましょう。

 

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2017年1月18日 (水)

クローズアップ現代 14歳プロ棋士 衝撃のデビュー

16日にNHKで放映されたクローズアップ現代を見ました。今回は「14歳プロ棋士 衝撃のデビュー ~天才はこうして生まれた~」というタイトルで、史上最年少でプロ棋士になった藤井聡太四段を取り上げていました。

デビュー戦の相手が加藤一二三九段ということで、最年少対最年長対決が実現しました。対局風景を映すカメラの数も多かったですね。

番組で印象に残ったのは、「直感力」のところ。脳科学を専門に扱う学者が、プロとアマの脳の使い方の違いを、詰め将棋を解かせたときの脳の動きを例に取り上げて説明していました。

アマは、意識して考えるときに使う部分に反応が見られるが、 プロは無意識の行動をするときに使う部分に強く反応するそうです。それも深く考えるのでなく、直感から導き出すといいます。
この直感力を鍛えるには、将棋の場合では、1日3~4時間を10年間継続して詰め将棋を解き続けることが必要とのこと。膨大な数の反復による訓練が、この「直感力」を鍛えるそうです。
藤井君は10年間で1万を超える詰め将棋を解いたという。やはり努力あっての天才ということでした。

最近さぼり気味ですが、おれも詰め将棋がんばろうと思いました。

 

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2016年11月30日 (水)

映画 聖の青春 見てきました

南風原町のサザンフレックスで上映中の「聖の青春」を見てきました。大崎善生の同名の原作本は、息子が将棋を始めた頃に、同じサークルに通っていた子の親御さんから薦められて、涙ぼろぼろ出しながら読みました。さらに振り返ると、将棋に興味もなかった30代の頃にTVで村山聖の対局姿を見た記憶もあります。彼の病気のことなどまったく知らなかったので、やけにぽっちゃりしている棋士もいるんだなあという程度の印象でした。

原作本では師匠の森信雄と村山聖の交流が主軸で書かれていましたが、映画では大阪での師匠と過ごした時代はさらっと流して、羽生善治を追って上京してからの青春というか羽生へのラブレター的な想いがメインに描かれていました。

(大崎と森が夜道を歩いていて、村山少年とばったりでくわした)
師匠は「手だし」と命令。おずおずと差し出した弟子の右手を優しくさすり「まあまあやなあ」と師匠が言うと、村山君は何も言わずに今度は左手を差し出すのだった。大阪の凍りつくような、冬の公園で私は息を飲むような気持ちでその光景を見ていた。人間と言うよりも、むしろ犬の親子の愛情のようだった。理屈も教養も、無駄なものは何もない、純粋で無垢でそして崇高な愛情そのものの姿を見ているようだった。

 

この箇所は、原作本で一番美しい場面だといまでも印象に残っています。このシーンを映画でどのように表現しているのかを楽しみにしていたのですが、残念ながらありませんでした。
でも、それで良かったのかもしれません。村山ファンが自由に想像できるシーンとしてとっておいてくれたわけですから。原作本と映画の内容はいくらか異なってます。演出上、実話と異なるシーンもいくつもありますので、この映画だけで終わらずに原作本も読むことをおすすめします。

 

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2016年7月31日 (日)

NHK杯戦に島本亮五段が登場しました!

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第66回NHK杯1回戦に島本亮五段と豊島将之七段の対局が決まりました。待ちに待った放送はいよいよ本日午前十時半から。

早起していつものように将棋情報サイトの「棒銀くん」をチェックしたら、将棋関係者のTwitter記事にgotogenさんという方が「明日のNHK杯戦は、初出場の島本五段のお召し物に注目ですよ」とつぶやいていました。

以前、当ブログで島本プロに「紳哉さんに負けないインパクトあるのを期待しています!」と応援したので、ちょっと無茶ぶりさせてしまったのかと心配になりました。どんな奇抜なファッションで出てくるのかと、それがまた楽しみだったりして、笑。

画面に登場したわれらが島本五段の着ていた服はなんと沖縄の夏の正装として定着しているかりゆしウェアでした。この前、沖縄にいらしたときに買ったのでしょうか。司会の藤田綾女流が"かりゆし"の方言の意味を「めでたい、縁起が良い」とちゃんと説明しているのも良かったです。島本先生が着用していたシャツも白の生地に赤のデザインの紅白という、NHK戦に初登場というまさにめでたいいで立ちでした。

将棋の内容も最後までどちらが勝つか形勢不明で分からず、豊島先生が秒読みに追われて慌てて指すシーンも多く、一時も目を離せない連続で、とても良かったですね。結果は島本先生は負けてしまいましたが、これまでの棋士の服と言えば、スーツかたまに和服姿しか見たことなかったので、かりゆしウェアのインパクトは大きかったです。

これからも応援しています、頑張ってください!

2016年6月25日 (土)

BSジャパン「運命の日」~ニッポンの挑戦者たち~

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5月29日と6月5日の2回に分けてBSジャパンで放映されたponanzaの開発者の山本一成さんを特集した番組を見ました。タイトルは「運命の日」。5月に開催された「世界コンピュータ将棋選手権」で山本さんのponanzaが優勝するまでを描いた人物ドキュメンタリー。

番組は、ponanzaがどういうソフトなのかという解説や山本さんのこれまで歩んだヒストリー紹介を交えて進んでいきました。賞金とスポンサーの契約金だけで生活しているので、自作のソフトが世界一でなければ意味がないという。そのプレッシャーに押しつぶされないように彼を支える奥さんの内助の功もありました。

現在のponanzaは過去の人間の棋譜を参考にせず、PC同士の対局で得た経験を人工知能で自ら学習して強くなっているそうです。予期しない手で相手を翻弄して、自分のペースに持ち込む。強いほうが早く未知の展開に持ち込めば有利。弱いほうが間違える確率が高くなるからだという。

なるほど。アマチュアの大会では持ち時間は少ない。そこで未知の局面に誘い込むことができれば、勝つ可能性は高くなる。ぷりうすオリジナルの6六角戦法も同じ考え。ある程度までの変化は研究済みなので、ここに誘い込めれば有利に進められる。そろそろ大会が近づいているので、ここには詳しく書けないや、笑。

これまでプロ棋士相手に5戦全勝、アマチュア相手には無敗、他の将棋ソフトには勝率9割以上を誇る、将棋最強ソフトの「ponanza名局集」がそろそろ出版されてもいいんじゃないかなと思います。

2016年6月 8日 (水)

NHK将棋フォーカス

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4月から村山慈明七段を講師に迎えて、「知って得する序盤術」の講座が始まりました。将棋フォーカスは毎回録画していますが、ちゃんと見るのはかりんちゃんの出る番組後半なので、将棋に関する雑学は誰にも負けないくらい、どんどん増えています。

久しぶりにテキストを買いました。「角交換振り飛車」の特集なのだ。取り上げる題材は「基本の考え方」、「軽くさばく4-3戦法」、「逆襲!角交換四間飛車」、「ダイレクト向かい飛車」です。今月はしっかり前半の講座も受講しようと思います!

NHK将棋講座を見るようになったのは、2013年の4月~9月に放送された鈴木大介先生の「振り飛車のススメ」からです。振り飛車指すようになったのもこの出会いがきっかけでした。あの頃はなんの戦法も知りませんでした。テキストに駒の動かし方の順番を書きこんで、四間飛車の定跡を懸命に覚えました。学ぶことのすべてが新鮮で感動の6か月間の講座でした。

同じ年の後半には、井上慶太先生の「居飛車はおもしろい!」の講座が始まりましたが、これは振り飛車党の自分には関係ないやということでパスして見ませんでした。ここからスタートしていたら、今頃は居飛車党だったのかな?

翌年の4月から広瀬章人先生の「最強“振り穴”マニュアル」が始まりました。強い人はたいてい四間飛車穴熊を指していたので、待望の講座にわくわくしました。これさえマスターすれば、ぷりうすの四間飛車は無敵になると信じて番組に挑みましたが、講義のレベルがあまりにも高すぎて、まったくついていけず。結果、2か月目に脱落してしまいました、泣。

今月からしっかり学ぼうと思います。7月の大会ではその勉強の成果を出すぞと!