大会

大会の様子をお伝えします

2025年7月 7日 (月)

2025年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・後編


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おれの将棋。本日のA級はいつもの倍の22名が申し込んでいた。初戦はOno君(初段・琉大将棋部)と。四間飛車VS居飛車は持久戦で進んだが、ペースをつかめずに負け。2戦目はお相手が来てなくて、勝ち。トーナメント進出を掛けた3戦目はKenクン(初段・小5)と。昨日の小禄同好会でこの子に挑戦されたが、「もうすぐ終わる時間だから」と逃げていた。この子、強いのだ。まさか、本番で当ることになるとは! 角換わりは一進一退の攻防で進み、いよいよ寄せ合いへ。しつこい攻めをとうとう受けきって、ターンが回って即詰みへと。

久しぶりの決勝トーナメント進出。今日はどこまで進めるだろう。

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トーナメント1回戦はYouji君(二段・中2)と。これも角換わり。駒組みの隙をついた強襲が上手くいって、一気に勝勢モードへ。入玉寸前で、とうとう捕まえる。
2回戦はMurakami君(wars二段・琉大将棋部)と。青年は強かった。どう攻めていいのかまったく分からず。やがて集中力が切れて、打ったばかりの桂馬を素抜かれた。これでは勝てない、泣。

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ベスト8の成績は出来すぎた。目標だった決勝トーナメント進出を果たせて大満足の1日だった。一歩一歩、確実に進みたい。選手と運営の皆さん、お疲れ様!

PS/沖縄県代表として全国大会に出場するのは桑江さん。おめでとう!
おわり

*画像は個人の顔の判別が出来ないように、ぼかし加工しています。どうぞご了承ください。

2025年7月 6日 (日)

2025年・アマ名人戦・沖縄県大会に参加しました・前編

本日(7/6)、浦添市の社会福祉センターで第79回全日本アマチュア将棋名人戦・沖縄県大会が開催された。

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4月のアマ竜王以来の一般大会なので、予約受付が始まるとあっという間に100名を超えて、代表選抜クラスは追加募集が行われた。これに伴い、会場使用も午後7時まで延長したそうだ。この日を待ちに待った多くのアマチュア棋士が早くから会場に駆けつけて、準備にいそしんだ。始まる前から選手の高揚感が伝わってくるぞ。

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開会式で、県将棋界の振興と発展に多大な貢献をされたお二方が表彰された。30年以上に渡り地元紙に新聞観戦記を書いておられる奥原忠吉先生と沖縄市の将棋教室から100名以上の門下生を輩出した故・豊田敏男先生だ。

今では多くの将棋大会が開催されるようになったが、その礎をつくったお二方に改めて感謝したい。表彰状と記念品の贈呈で、お二人(豊田先生の代理に弟子の国吉さん)への拍手が沸き起こった。

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つづく

2025年5月25日 (日)

2025年 小・中学校将棋団体戦・沖縄県予選の応援に行きました

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本日(5/25)、宜野湾市の市立中央公民館で文部科学大臣杯第21回小・中学校将棋団体戦・沖縄県大会が開催された。今年は中学校部門に7チーム、小学校部門に18チームがエントリー。同じ学校で3人集めるのはなかなか厳しいとよく聞く。複数のチームを出している学校はやはりクラブやサークル活動の活発なところだ。

さて開会式。照屋会長は選手全員を起立させて、同じチーム同士を向かい合わせてから「このメンバーで出場できることをお互いに感謝して下さい」と促した。「優勝するのは1チーム。負けても、仲間の絆を深めることのできたという大会にして下さい」と話した。

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審判長としてお迎えした横山友紀四段は「自分の対局に集中しつつ仲間と力を合わせて指していただければと思います。保護者の皆様も温かく見守って下さい」とご挨拶。司会者から横山先生の新しい本、「将棋のロジック」が明日から販売されますと案内もあった。会場でこの本をざっと目を通したが、とてもおもしろそうだったので、さっそくアマゾンに注文した!

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運営係が足りなかったので、審判団の一員としてお手伝い。初参加の子が多かったので、王手放置の反則負けが目立った。昼過ぎから私用があって、午前の予選を見届けて会場を後にした。

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PS/棋友から届いた速報では「優勝は石嶺小学校と宜野湾中学校」とのこと。7月の西日本大会も頑張って!

*画像は個人の顔の判別が出来ないように、ぼかし加工しています。どうぞご了承ください。

2025年5月20日 (火)

寄稿:第48回西日本久留米王位戦に出場しました(妻編)

Shimada奥さん:

今回、主人が2年ぶりに山口県の代表になり、前回同様、久留米に同行しました。当日は晴れ間も見えて、軽やかな気分で出発しました。

久留米と言えばラーメン。昼食は大砲ラーメン本店へ行きました。有名なだけあってすごい行列でした。昼食を終えて、久留米市美術館を訪問。宮城県美術館コレクション展が、とても楽しめました。午後4時過ぎにホテルに到着。以降は休養に充てました。

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翌日、大会へ向かう主人を「頑張って!」と見送った後、太宰府天満宮へ。そこで主人の優勝を祈願してお守りを買いました。山口県にも防府天満宮がありますが、太宰府はやはり別格で、来るたびに新しい発見があります。隣の九州国立博物館では埴輪(はにわ)展が開催されていました(推しの埴輪を見つけました)。

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シティプラザへ行くと、主人は準々決勝戦の対局中でした。会場ではiPadやスマートフォンで記録を取っている方が多く、初めて久留米の大会に来たときの印象とは違いました。この対局に勝利した主人にお守りをそっと渡しました。その甲斐あってか(?)、過去2回負けている準決勝戦も勝って、夢の舞台へ進出しました。

久留米に同行するのは3度目ですが、決勝戦の大盤解説会をはじめて一人で見守ることになりました。解説は中田功先生で、ゆったりとした話し方が印象的でした。途中で次の一手クイズがあり、将棋が分からない私がなんと正解して、賞品が当ってしまいました(笑)。

中田先生曰く、最後まで分からない熱戦だったそうです。惜しくも主人は負けてしまいましたが、準優勝は過去最高の記録なので、とても喜ばしい気持ちになりました。来年もここに連れてきて頂き、今度こそ念願の優勝を叶えて欲しいです。

PS/その日のうちに自宅のある山口に戻りましたが、主人はよほど疲れていたのか、カーナビを使っていたにもかかわらず、間違って福岡市内方面に行ってしまいました。帰りの運転は今度は私がしますね。(完結)

ぷりうす:大作どうもありがとうございました。来年は優勝ですね。仲の良いご夫婦のご多幸をお祈り申し上げます!

2025年5月19日 (月)

寄稿:第48回西日本久留米王位戦に出場しました(決勝戦~表彰式)

Shimadaさん:

 ちなみに、本大会における山口県代表選手の決勝進出は2011年以来となり、さらに優勝となると1993年まで遡ります。久留米王位のタイトルが海をこえて沖縄に渡ったことは何度かありますが、関門海峡を渡るのは厳しい道となっていました。

この決勝戦は私にとって「久留米王位関門海峡越え」と同時に「来年度の招待をかけた戦い」でもあります。決勝まで来られたのは素晴らしいことですが、ここで負けると来年は県予選から出直しになります。お相手は前年覇者になりましたが、「恥ずかしい将棋だけは指したくない」の心境で挑みました。

決勝戦は場所を変えて和室で行われます。振り駒は先手となり、私の得意戦法「角換わりからの穴熊」に命運を托しました。お相手は右玉で待機してきます。千日手を嫌った私が思いきって仕掛けましたが、端歩をいいタイミングで入れられ難しい中盤戦に。どこで受け間違えたか分かりませんが、終盤はやや足らない形勢となっていました。最後は私の玉が詰むかの勝負になりましたが、「歩以外余らない詰み」でピッタリ詰まされました。

終局後、暖かい拍手で迎えられて大盤解説会場に。中田先生曰く、「飛車の逃げ方を間違えて形勢を損ねたかもしれない。それでも最後まできわどかった」と講評して頂きました。

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イベント最後の表彰式で準王位の盾とトロフィーを戴きました。正直、出来過ぎの結果に大満足で帰路につきました。

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しかし、数日後に優勝したE君の嬉しそうな写真をネットで見て、悔しい気持ちもないと言えば嘘になります。逃がした魚は大きかった(苦笑)。大会で勝ち進むには、実力以外の要素も多々あります。今回は流れも来ていたと感じていたのですが。この悔しさをばねにして、また頑張りたいと思います(もう1話続きます)。

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タイトルを抱えていつか関門橋を渡ります

2025年5月18日 (日)

寄稿:第48回西日本久留米王位戦に出場しました(初戦~準決勝戦まで)

Shimadaさん:

大会当日の天気はすっきりしませんでしたが、ホテルから会場のシティプラザへ向かいました。予定通り、9時半に中田先生の号令で一斉に1回戦がスタートしました。

初戦は鹿児島県代表の方。私は対抗系でいこうと決めていましたが、お相手はなかなか飛車を振らず態度を示しません。結果、相居飛車の力戦形になりました。感想戦で「決め打ちされてそうだから変化した」とのことでしたが、私の方が作戦勝ちになり、手堅く勝利。「念願」の初戦突破を果たしました。

2回戦は福岡県(北九州地区)代表の方。現代将棋の「絶滅戦法」ともいえる矢倉戦に。後手番で作戦負け模様でしたが、お相手の軽視した飛車切りが成立して、こちらの攻めが切れなければ勝つ展開へと。すでに秒読みに入っていたので、「友達をなくす指し方」に徹しました。これで準々決勝進出。最近の派遣大会は前述したとおり早期敗退が続いていましたので、ある意味安心して美味しいお昼ご飯が食べられていたのですが、この日は次もあるという緊張のせいか、半分くらいしか喉を通りませんでした(笑)。

準々決勝戦は佐賀県代表の方。これは本大会一番の大熱戦でした。お相手の角交換振り飛車に対し、自陣角から穴熊に。お相手は駒損覚悟の角打ちから意表の攻めを繰り出して、難解な終盤を迎えました。しかし、駒を補充した普通に見える手(私も予想していました)をお相手は相当、後悔しており、感想戦で示された手なら私のほうが苦しかったようです。
しかし、早い段階で秒読み勝負になっていたので仕方のない面もあったと思います。
最後、必至をかけられた私が相手玉を詰ませるかの勝負になりました。感覚的には詰みかと思っていましたが、詰まし損ねたら奈落の底です。6二にいた相手玉を自陣の5九まで侵入されましたが、仕留めて勝利。遊んでいた3七の銀まで働き、歩以外だと桂馬1枚しか余らない詰みで準決勝戦へ進出です。

準決勝戦は福岡県(都市圏)代表の方と。私が過去二回涙を呑んでいる鬼門の準決です。お相手のゴキゲン中飛車から早めの銀交換が行われましたが、そこからじっくりとした戦いに。終盤に一瞬ピンチが訪れましたが、それを逃れると流れが私に。最後は必至を掛けて勝ちだと思ったところから20数手続きましたが、逃げ切り勝利。3度目の正直で決勝戦の夢舞台に進出しました(つづく)。

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2025年5月17日 (土)

寄稿:第48回西日本久留米王位戦に出場しました(前日編)

沖縄を去っても、当ブログによくコメントを寄せてくれるShimadaさんから久しぶりに寄稿を戴きました。4回に分けて掲載します。

Shimadaさん:

ぷりうすの将棋のブログ愛好者のみなさん、ご無沙汰しております。コロナ化初期に沖縄から失踪したshimadaです(笑)。今回、久々に寄稿させていただくことになりました。

山口県に来て5年、県大会を何度か制し、全国大会等に出場していました。が、しかし・・・です。山口県代表として出場したR4年及びR5年の支部名人戦西地区大会とR6年竜王戦全国大会はいずれも2連敗で予選敗退。R5年の朝日アマ中国大会では1勝3敗で敗退という、散々たる成績。2年前の久留米王位戦も初戦で沖縄の強豪のKさんを引き当てて一発撃沈でした(「寄稿:2023年・久留米王位戦の応援に行きました・後編」を参照)。
ですので、今回の目標は「とりあえず初戦突破」でした。

ここで前夜祭に話が飛びます。毎度思いますが、こんな素晴らしい前夜祭はどこにもないと思います。西日本新聞社のご配慮に感謝します。審判長の中田功先生ともお話することができました。

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沖縄県代表のNさんとOさんにもお会いしました。Nさんとはこのところ代表がすれ違い気味でしたが、久々の再会に思い出話に花が咲きました。Oさんとは初対面でしたが、さわやかな印象でしたね。

抽選が終わり、恒例行事になっている明日の抱負を選手が順番に話します。力強く優勝宣言する方、初戦突破やいい将棋を指したいと謙虚に語る方、ここは皆さんの色が出るところです。私の初戦のお相手は鹿児島県のFさんで、本大会でもよく代表が被り、毎回同じテーブルになる顔見知りです。Fさんは「お互いに初戦で当りたくないですねと話していたのですが、当ってしまったので、今晩はshimadaさんに酒をしっかり飲ませて、明日に挑みます」と。対する私は、「出場は4度目です。Fさんは間違いなく振り飛車でくるので、対抗系にするか相振りにするかを一晩寝ずに考えます」と挨拶しました。

Fさんと「いい将棋を指しましょう」と健闘を誓って、改めて乾杯しました。2年前のKさんもそうですが、「今日の友は明日の敵」。楽しい宴でしたが、やや寝不足気味で朝を迎えました(続く)。

2025年5月11日 (日)

2025年・学生3大会・沖縄県予選を見学してきました

本日、豊見城市のおきなわ工芸の杜で学生3大会・沖縄県予選が行われた。こちらの会館では初めてだ。ウッディフェアでよく来ているので前から存在は知っていたが、沖縄に活動拠点を置く工芸作家の専門施設だとばかり思っていた。

今回は参加者が多かった。会場は手狭だったが、椅子やテーブルも新しく、照明の明るさも適切だったので、選手は存分に力を発揮できたと思う。

オリジナルかなと思われる戦法を見て、将棋の楽しさや自由度を改めて認識したりと、今日は学生さんの繰り広げる熱い戦いを堪能した。ずっと立ちっぱなしだったのでグロッキー気味。なので、これでおしまい。

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代表になった選手の皆さんは全国大会、頑張って。期待しています!

2025年5月10日 (土)

2025年・高文連 囲碁将棋沖縄県大会を見学してきました

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本日、那覇市の産業支援センターで第49回沖縄県高等学校文化連盟 囲碁将棋 夏季大会が開催された。

前線の影響で朝から雨模様。時折、激しく降ったりもした。外出先からの帰りに会場へ立ち寄る。ボードに貼られた午前の予選結果を確認すると、一般大会でも活躍している強豪達が決勝トーナメントへ駒を進めていた。午後も頑張ってと声を掛けて会場を後にした。

棋友から届いた結果報告は「個人部門の優勝は邊土名君」とのこと。今年の高文連新人大会で全国優勝するほどの実力の持ち主だけあって、向かうところ敵なしといったところか。

明日は高校竜王戦の県予選。彼の連覇を阻止する者が現れるか、楽しみだ。


*画像は個人の顔の判別が出来ないように、ぼかし加工しています。どうぞご了承ください。

2025年4月29日 (火)

2025年・中学生将棋名人戦・沖縄県大会の応援に行きました

昨日の天気とはうって変わり、快晴の朝を迎えた。本日、第50回中学生将棋名人戦沖縄地区予選が宜野湾将棋道場で開催された。

今年は代表選抜のみ行われるということで、大会でよく表彰状をもらう腕自慢が集まった。開会式の挨拶は副会長の米谷さん。沖縄では今回が2回目の開催になるが、中学生将棋名人戦の歴史を語った。アマ名人の城間さんがこの大会で全国準優勝したことも初めて知った。

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時間になって対局開始。ほとんど角換わりかなと予想していたが、意外と対抗形が多かった。相振りはなかったように思う。白熱した戦いが多くて、とても勉強になった。新しい手筋も覚えたぞ、笑。

栄えある優勝は陽悠君。これで3回目の県代表になるそうだ。全国大会での活躍を期待する。悔しい思いをした選手は次の中学選抜で雪辱を晴らせるよう頑張って!


*画像は個人の顔の判別が出来ないように、ぼかし加工しています。どうぞご了承ください。

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