大会

大会の様子をお伝えします

2019年1月15日 (火)

2019・新春将棋大会参加しました・後編

おれの将棋。今回のB級には37人がエントリー。いつもより人数多いし、初見の大人の参加者もちらほらと。どうか鬼ブロックに振り分けられませんようにと願いながら、後はくじ運頼み。
で、3人リーグに振り分けられて、不戦勝1つゲット。新年から幸先良いやと喜んだ、笑。

いよいよ今年最初の対局だ。相手は道場リーグで何度も対戦しているM君(中一・3級)と。飛車先の歩を2回突かれて、7七角を強要された。一番苦手な戦形だ。中盤で飛車と銀の交換があったが、角を成ってまだまだ勝負の行方は分からない。秒読みに入ってからも焦らず、「玉は包むように寄せよ」の格言通りに指せることが出来て、勝った! 結果的に2連勝で予選抜けの扱いなので、決勝トーナメントの1回戦シードを得てしまった、すごすぎ。

午後2時半にやっと次の対局。すでにベスト16。本日は強運に恵まれているような気がして、武者震いが止まらない。相手は将棋部のK君(中一・4級)と。彼とは勝ったり負けたりの成績なので、いけるかもしれない。角交換してからの相振り飛車の将棋になったが、こちらがリードして進めていた。終盤で飛車を切っての2枚換えで、そのまま押し切れたとギャラリーに指摘されてしまったが、実際にはそれが出来ずに逆転負け。 指しながらそれも考えていたのだけど、思い切りが悪かった、泣。K君は次の試合にも勝って、この日はベスト4。おめでとう!

成績だけなら悪くないけど、実際はたった2局の消化不良に終わったおれの将棋でした。

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会場のロビーでは来賓の坂口悟六段による指導対局も始まっていましたが、別件があって本日はここまで。次は2月3日のレーティング大会。ちょっと本気出して、将棋の勉強をやっておかねばいけないと焦り気味。

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午後の部も大入り満員でした

終わり

2019年1月14日 (月)

2019・新春将棋大会参加しました・前編

一年でもっとも参加者の多い大会なので、入賞なんて夢のまた夢。それでも行かなくちゃ!

モノレール駅を降りたら、いつもブログに寄稿して頂いているshimadaさんを発見。奥さんでない女性と一緒に歩いていたので、声を掛けていいものかと一瞬迷うが、構わず「おはよ~」って、笑。振り返った彼女のお顔を拝見して、びっくり。

去年の夏に、観光旅行で沖縄にいらした際に、将棋女子イベントに参加していただいたSさんでした。そのとき、受付用紙に記入した棋力は四段。琉球支部の面々は構えてしまったが、次々と彼女に討ち取られてしまった。ついに最後の砦の支部長であるおれの出番だなと心の準備をしたとき、Sクン(小4・四段)が遊びに来たのだ。ラッキー。先に彼に相手してもらい、とうとう彼女に勝てた。おれの出番は結局なしということで、ほっとした、笑。

という思い出があるのです。今回、そんな彼女は有給休暇をとって、この将棋大会のために沖縄を再訪したそうです。shimadaさんを含む沖縄の強豪の皆さんとは前々からの知り合いということで、将棋の情報交換をしているそうです。遠方からわざわざ参加して頂き、再会までできてとてもうれしい。

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今回も会場は琉球新報ホール。早くから会場は大入りの盛況で、一年に一度、この大会にだけ参加する方もかなりいます。だって商品が豪華で参加費は無料だもの。おまけにプロの先生の指導対局まで受けられるという、年に一度の支部連合会の大盤振る舞いの大会なのです。

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「今年もよろしくね~」と棋友とエール交換をしながら、開会式を待ちます。ステージの大スクリーンでは、本日から始まった王将戦の第一局の様子が映し出されていました。

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つづく

*画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。ご了承下さい。

2018年12月31日 (月)

2018・年末将棋大会に参加しました・後編

開会式での会長のご挨拶は、今年一年間の県将棋界の振り返りでした。確かに小学生の大活躍が目立ちました。引き続き琉球新報からK部長のご挨拶。2月の王将戦・那覇対局に期待が高まります。一足早く大スクリーンにポスターがお披露目されました。

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最強戦に出場する8人が紹介されて、いよいよ試合開始となりました。

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おれの将棋です。初戦はK高校のS君(高二・4級)と。前大会でC級3位になり、今回が初のB級参戦とのこと。おれの四間飛車と石田流の相振り飛車になったが、相手の角の効き筋を錯覚するという凡ミスを犯してしまい、あっという間に潰れ将棋になった、号泣。自動的に不戦勝1つついて1勝1敗。初戦があっという間に終わってしまったので、次の試合を待つ時間が長く感じられた。登場したのは、J・S父さん(4級かな?)でした。初手合いなり。息子さんのJクン(小5・三段)とは、彼が級位者の頃のライバルであったので、おれの対策はすでに伝授されていました。あえて角道を開かず、棒銀で攻めてくる居飛車の将棋でした。
こちらも左金を加勢させて応戦したが、双方が凡ミスやうっかりミスのオンパレードで、なかなか攻めきれない。最終盤でこちらが手を渡して、一気に詰まされてしまった。お見事でした。観戦していた道場の子らには歯がゆい内容だったようで、終わってから子供達に二人は指導されてしまった、笑。それでも、戦ったおじさん同士にしか分からない、持っているものをすべて出した名勝負だったと思うよ、笑。

この後はいつもなら他のクラスの熱戦をお伝えするのですが、今年最後の試合で燃え尽きてしまい、他の試合はあまり記憶がありません。

自宅に戻り、羽生さんの言葉を見つけました。今年も結果を出せなかったのですが、落ち込んだ気分が救われました。

「成果が出ないときこそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに一歩一歩進めるかどうかが、
成長の分岐点であると考えています」(羽生善治)

それでは、良いお正月をお迎え下さい。
皆さんにとっても来年が素晴らしい年でありますように♪

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2018年12月30日 (日)

2018・年末将棋大会に参加しました・前編

昨日(12/29)は琉球新報ホールで開催された第13回沖縄県支部連合会年末将棋大会へ参加しました。小雨ちらつく寒い朝でしたが、9時過ぎに会場へ到着。今年5月に完成したばかりの新報本社ビルの3階の新報ホールで開催されました。

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入場すると、どでかい横断幕がまず目立っていました。決勝戦は大型スクリーンを用いて棋譜中継を行う予定とのことです。これからここで3大会が行われますので、新報さんの気合いが十分に感じられましたよ。

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会場の前方は電動による移動席で、全部引っ込めてフロアとして大会に使い、最強戦はステージ上で行われました。引率の親御さんが利用できるようにバルコニー席も解放されて、じっくりと観戦できるように配慮されていました。      

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ぷりうすは試合に出ずに初心者講座のお手伝いをすることになっていましたが、申し込みゼロということで、講座は開かれませんでした。年末の忙しい時期は少し無理があったのかなあ。ちょっと残念でしたが、また機会があればぜひ開催したいですね。

という流れで、必然的に今年最後の大会へ出場申し込みをしましたが、残念ながら1-2の予選敗退という結果に終わってしまいました、泣。

つづく

*画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。ご了承下さい。

2018年11月17日 (土)

2018年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・後編

午後からスタートしたC・D級には、将棋大会に初参加のちびっ子達が大勢来てくれました。試合の後には動物たちとふれあって、家族で楽しく一日を過ごしていました。こどもの国将棋大会ならではの光景です。

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今大会最高位のS級の決勝戦はTクン(小六・四段)と久しぶりに大会へ参加したSさん(六段)との力戦将棋でした。Tクンはちょっと疲れていたようで、序盤の駒組みからリードを奪ったSさんの貫禄勝ちで決着が着いた印象でした。本日は、奥様も会場にお見えになっていたので、かっこ良いところを見せて、自慢の一日になったかと思います、笑。

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今日一日楽しく過ごすことが出来ました。あと少しで突き抜けられそうな感じもしますが、なかなかうまくいきません。今年は12月の年末将棋大会を残すのみ。なんとかしたいものです、笑。
朝早くから運営に携わった沖縄支部の皆様、ありがとうございました。選手の皆様もお疲れ様でした!

おわり

2018年11月16日 (金)

2018年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・中編③

(昨日は夕方まで途方に暮れて、ブログを書くこともままなりませんでした)

こどもの国の開門を待っているときに、Kおじさんが「今日はラッキー・デイ。11月11日でゾロ目なり。優勝目指して頑張るのだ!」と縁起を担いで宣言しましたが、残念ながら、成績は芳しくありませんでした。

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女性の部門に続き、向こうのテーブルでB級の決勝戦が始まりました。進出したのは、しんぶん赤旗将棋大会で準優勝したHクン(小五・1級)と野球帽の似合うY君(中二・3級)です。
Hクンの棒銀とY君の嬉野流での相居飛車の将棋でした。終盤には、双方が秒読みに追われてのスリリングな展開の見応えのあるものでした。HクンがY君の陣地を攻め立てた場面で、最後のお願いとばかりにY君の王手ラッシュが始まりました。秒読みに急かされて逃げ場所を誤ってしまい、残念ながらHクンは負けてしまいました。今回も準優勝という結果に、本人はとても悔しかったと思いますが、おれにとってはとても感慨深いものがありました。

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2014年の第3回大会のことですが、あのときTVカメラが来ていました。ぷりうすとHクンは練習対局をしていたのですが、その様子がローカル・ニュースで放送されたのです。Hクンはまだ小一で、宜野湾道場に通い始めたくらいの頃だったと思います。あのちびっ子が将棋をずっと続けて、いまではB級の最強のところまで到達していることがうれしくなってしまいました。初段まであと少し、頑張ってね!

さて、優勝したY君ですが、「序盤で作戦負けしてしまったけど、優勝できてうれしい」とコメントしてくれました。彼は、牧志駅前将棋クラブで腕を磨いているそうです。
ところで、君のこのTシャツは可愛いねと褒めたら、「今日はポッキーの日なので、これを着ました」と笑顔で答えてれました。

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11月11日はゾロ目ではなくて、ポッキーの日ということで縁起を担ぐほうが正しかったようですね、笑。

もう1回つづく

2018年11月14日 (水)

2018年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・中編②

(3回でまとめるつもりだったが、足りないぞ)
きりんさんのところでしくしく泣いてすっきりしたので、会場へ戻りました。どうぶつさんとふれあうと癒されます、笑。

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こどもの国大会の名物の女性の部の決勝戦の準備が整いました。今回は7名参加のトーナメントで優勝を争いました。ほとんど級位者ばかりなので、前年度覇者の沖縄将棋界のクィーンMさん(三段)の優勝は、確実視されています。

決勝戦に進んだのは、わが支部のおしゃれなNちゃん(小五・5級)でした。始まる前から緊張した様子です。注目の一戦なので、ギャラリーが多いのは仕方ありません。負けて悔い無し、女王を少しでも翻弄できれば十分の出来ですよ、頑張って!

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Nちゃんの先手で三間飛車とMさんの中飛車の戦いが始まりました。Nちゃんの美濃囲いを確認してから、Mさんは穴熊にもぐりました。う~ん、これはきつい。級位クラスで中飛車左穴熊を攻略できる人は少ないんじゃないかなあ。

局面は進み、Mさんの24手目、5四に飛車を浮いた形が8筋を狙った機敏な手。Nちゃんの対応が難しいところ。6七銀と果敢に攻めました。この手は8筋に飛車を回る手を7六銀と前に進みながら受け、後手の飛車にプレッシャーをかけることができそう。この手を指せるNちゃんの成長がうかがえる一手でした。Mさんもこれを見て、すぐには8筋に回れないので、立ち遅れた右銀を活用しながら、陣形整備を進めました。

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その後、級位者とは思えない指し手に対して、Mさんも時折頷く場面もあって、Nちゃんは有段者を相手に序盤~中盤まで素晴らしい戦いをみせてくれました。しかし、ここからはMさんの独壇場。ぷりうすもお手本にしたい歩の手筋で飛車を成り、すぐに角を切っていくあたりは、さすがの読み筋。そこでNちゃんはしびれてしまいました。

その後62手まで後手の勝ち。即詰みはありませんが、いさぎよくNちゃんは投了しました。
感想戦で「王様が遠すぎて、どこから攻めたらいいのか分からなかった」と言ってましたが、おれも分からない、笑。Mさんの強さとNちゃんの成長を同時に感じることができた素晴らしい一局となりました。お疲れ様でした!

Mさんはこれで女性の部門は3連覇ということで、しばらくクィーンの座はゆるぎそうもありません。しかし、強い女性がまだいるのですよ、実は。その彼女は、県外の大学を今年卒業して戻ってくるものと期待していたのですが、向こうで就職しちゃいました。

その彼女(こちらもMさんだ!)が里帰りしたときに、ぷりうす・プレゼンツで女王の称号を掛けた頂上決戦をやろうと密かに計画しています、笑。

つづく

2018年11月13日 (火)

2018年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・中編

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おれの将棋です。

今回のB級には22名の参加がありました。初参加らしき人は見あたらず常連さんばかりのようでした。

初戦は同じ道場に通うM君(中一・3級)と。彼はB2リーグのライバルなのだが、最近は連敗しており、あまり勝てなくなっている、泣。今回も序盤で作戦負けしてしまい、彼の棒銀が炸裂した。こちらは飛車を逃がすのに精一杯のつらい時間が続いた。それでも、「勝負は簡単に諦めてはいけない」と学べたことは、本日の収穫なり。実は、いつ投げようかと迷いながら劣勢の将棋を指していたのだが、歩成りが間に合って逆転勝ち。泣きたくなるくらいうれしかった!

2局目はおじさん将棋仲間のKさん(3級)と。いきなり序盤で角交換したのだが、同銀と取らずにニヤっと同飛としたので、これは用意の手だなと警戒した。乱戦カモン!と馬×馬対決を誘っているようだったので、穏やかに進めることにした。結局、相向かい飛車の将棋になり、師匠から教わった作戦で攻め込む準備を進めていたのだが、Kさんも守備を金無双から銀冠へ発展させて、だんだん難しくなった。最後はこちらの玉形が薄くて、反発喰らって負け、悔しい。

これで1勝1敗。決勝トーナメント進出をかけて、最後の予選は同じ道場のKクン(小四・3級)と。この子とは初対決。序盤で角交換して、数手後に敵陣に角を打ち込む。彼も合わせの角を打つが、数回これを繰り返すと敵陣が乱れ始めた。以降は一方的な将棋になって、2勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。感動!

お昼はSさん夫妻のご相伴に預かり、奥様手作りのお弁当をおいしく頂きました。お誘い頂き、ありがとうございました!

いよいよ決勝トーナメントを迎える。「お待たせしました」と登場したのは、H君(中二・3級)でした。O中学校の将棋部員で、道場にも通う熱心な学生さんである。道場で3連敗中の苦手な相手なのだ。今日もぷりうすの三間飛車と彼の得意なゴキゲン中飛車での勝負になった。こちらの一手ごとに、「ふむふむ」とうなづきながら指し手が進む。序盤の勉強をかなりしているようで、感心させられる。飛車交換に応じさせてからは、こちらがだいぶ良くなった(とギャラリーが言ってた)。しかし、彼が苦し紛れに打った桂馬を「ただやん!」とノータイムで取ってしまい、竜を素抜かれるという大失着が出てしまった。その瞬間、見守っていた観客がさーっと潮を引いたようにいなくなった。勝ち将棋を逃してしまった(とギャラリーが言ってた)。

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負けてへこんでいると「ぷりうすさんらしくていいですよ」と最後まで見守っていたMさんに慰められて、今日の将棋が終わった。

つづく

2018年11月12日 (月)

2018年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました・前編

昨日(11/11)は沖縄市のこどもの国で開催された第7回沖縄こどもの国将棋大会に参加しました。
11月も中旬になりましたが、沖縄は夏日が続いています。朝からすっきり晴れて日差しがまぶしい。そんな小夏日和の中、愛車ぷりうす号で会場へと出発しました。

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本大会は派遣がかかっていないローカル大会なので、全体的にのんびりムードで進行していきます。開会式では、こどもの国の園長さんのご挨拶に続き、運営を担当する沖縄支部のF支部長のお話がありましたが、最後は脱線して「沖縄こどもの国動物選抜総選挙2018年」の結果発表もありました。ゆるすぎ、笑。

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優勝はなんと「モルモット」さんでした。動物の中ではキリン一押しのぷりうすなのですが、この結果は意外でした。キリンさん、トップ10にも入っていません、泣。

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来年は入賞できるように、キリンさんを応援します(待ち受け画面に使おう!)。

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モルモットさんは団体で栄冠を勝ち取りました。「モルモット」でなくて「モルモッツ」になっています、笑。受賞理由は「みんなちがって みんないい」ということでした。

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来年度のパンフレットのセンターはモルモッツさんが飾るそうです、以上、耳寄りな情報でした、笑。

つづく

2018年10月16日 (火)

2018年・朝日アマ将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました・後編

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昨日のYahoo!ニュースに「小学五年生が県代表クラスで優勝!」という地元紙の記事がどーんと掲載されまして、当方のブログも200人越えのアクセスがありました。

宜野湾将棋道場のAクンが、全国制覇の経験のあるNさんとKさんを準決勝戦と決勝戦で立て続けに破る快挙を見せて、みごと優勝しました。もっと知りたくて、「ぷりうすの将棋」を訪問されたのだと思いますが、そこで読まされたのは、「おれの将棋」でした、笑。

遅ればせながら、代表部門の決勝戦の様子をお伝えいたします。

準決勝戦において、今年の支部名人戦の全国優勝のNさんにAクンが勝った瞬間、会場がざわめきました。Aクンは先月のしんぶん赤旗将棋名人戦の県大会で優勝したのですが、Nさんはその大会には不参加でした。あの優勝は、くじ運に恵まれたフラックではなかったのです。小学生が一般大会で2回連続で代表を勝ち取ることは、県将棋界初の快挙です。Aクンの実力が急成長で伸びていることを目の当たりにしました。

もうひとつの山から勝ち上がってきたのは、Kさん(一般・七段)でした。8月のアマ名人戦では県代表を勝ち取り、2014年のアマ銀河戦では全国大会優勝を成し遂げた、振り飛車党の県内トップの実力の持ち主です。

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決勝戦はAクンの先手で始まりました。先手の居飛車に対して、後手は三間飛車穴熊に構えて着々と駒組みが進みました。先手の舟囲いから左銀が上がってくる急戦をみて、後手は振り飛車穴熊でよくある7筋に振り直して1歩手持ちにし、その歩で手をつくっていく作戦を取りました(1図)。

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7筋での小競り合いのあと、先手は2筋から棒銀を進出させて敵陣の突破を試みます。△1九角成りを許して、待望の▲2一飛成りです(2図)。ここまでは互角に進んでいるようでした。この局面での激指七段先生の評価値は、先手-250でした。

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数手進んでから、Kさんの7・8筋を絡めた玉頭からの波状攻撃が襲いかかりました。しばらく緊張感あふれる、スリリングな展開が繰り広げられましたが、Aクンは必死にしのいでいました。△7五香で歩を払った際に、Aクンが指した、ぷりうすが思わずうなった次の一手は?(3図)

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解答は▲4六桂打ち。馬を閉じこめると同時に4三の銀の働きを牽制した冷静な一手だと感心しました。激指先生は、ここでは一気に穴熊を攻略する手順を示したのですが、馬を引く手を恐れず攻め込むなんて、人間には真似できないよね~、笑。

Kさんの攻めを凌ぎきって、Aクンの109手まで勝ち。新聞には「勇気をもって踏み込めた」と感想を述べていましたが、間違わずにしっかり受けきったという内容の将棋でした。いやあ、実にいいものを見せて頂きました。両対局者にお礼申し上げます、お疲れ様でした!

この日も楽しく過ごすことができました。いろいろなドラマのあった日でした。入賞された皆さん、おめでとうございます。おれを含めて残念だった選手の皆さん、また頑張りましょう。連合会の役員の皆様もお疲れ様でした。

おわり

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