将棋の戦法や技術をまとめます

2017年11月15日 (水)

堤防を築こう

級位者ですが、今回も技術を語りますので、お付き合い下さい。
先日の24の対局で投了図の美しさに感動しましたので、皆様にもお裾分けできればと思います、笑。

おれが後手番で、48手目に待望の△5七桂不成と跳ねることが出来た。その金取りに構わずに、相手はこちらの飛車を詰ましにきた。おれの飛車は逃げまどったが、やっとターンがまわってきた。さて、この桂馬どちらに成るのがお得なのか?

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(1)右に桂成りすると同銀とされて、桂馬と金の交換に終わってしまう。美濃囲いを崩すことには成功するが、そこからどうする?(2)左に桂成りすると金得だし、数手後に△6八歩成もあるので、向こうの飛車をいじめられそう。さっきの仕返しをするのだ。
ということで、(2)を選んだ。58手目に歩成りも出来て、次は飛車を召し捕るつもりだ。

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ただ玉形の差は歴然だ、こちらの分が悪い。飛車を取られたら、あっという間に頓死しそうで怖い。当然、向こうはこちらの飛車を詰ましにくるはずだよな。うむっ!? 素敵な攻め筋を見つけた。どうかこれに気づきませんようにと願いを込めて、敵玉のコビンに歩をあわせた。

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取るわけないよね。次の△5五角打ちの王手飛車でジ・エンドだし、笑。
それからしばらく双方の応酬が続いたが、敵の猛攻をしのいでやっと勝てた(△2七銀成までの一手詰め)。

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終わってみれば、相手の飛車を封じ込んだ、6筋の堤防が重要な役割を果たしていたようです。飛車を詰ます余裕はありませんでしたが、それでも、飛車の横ぎきを止めれたことが勝利につながったかと。ようやく勝てた安堵もあって、しばらくその投了図に見とれていました、笑。

2017年10月19日 (木)

突き捨ての歩がやっと分かった

先日の大会で読者の方に「最近は技術を語りませんね」との感想を頂きました。おれのブログにこういう話題を求める奇特な方がいらっしゃることに感激して、今回書きます。おれ、級位者ですけど、笑。

2017年8月9日 第7期リコー杯女流王座戦本戦トーナメントの室谷由紀女流二段 対 香川愛生女流三段戦の棋譜並べをしていたのですが、これまでよく分からなかった突き捨ての歩の意味がやっと理解できました。

ちなみにリコー杯やマイナビ女子オープンの過去の対局はネット上に公開されています。これら棋譜をマウスで操作しながら、実際には、盤と駒も準備して指で辿りつつ学んでいます。

実際の進行から離れて、参考局面へ進めても、パソコンの画面で簡単に元の局面へ戻せるので、便利ですね。また、観戦記者や棋士による大事な場面でのワンポイント解説が載っているので、とても効率よく勉強できます。「なぜに女流棋士の棋譜並べなのですか?」とのことですが、女流棋戦では、振り飛車の採用率が高いのと相振り戦がとても多いので、効率よく必要な情報が集められます。

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さて、52手目の△5五歩。後手玉をしっかり囲ってからいよいよ仕掛けます。ここは当然、▲同歩と取るわけですが、おれならノータイムでこの歩を△同銀と取ってしまい、▲5六歩を打たれ、しぶしぶ△4四銀と引いてしまう。だから、いつまでたっても昇級できない、泣。

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後手は、△6五歩と入れます。ここで▲同歩と取ってしまえば、△5五銀▲5六歩に△6六歩と打てる。これよこれ、こういう感覚が必要なんだ。なるほどね。
(実際は▲同歩と取らずに▲7七桂という後手の読みになかった一手が指されたわけですが)。

歩の突き捨ての感覚は本を読むだけではなかなか身に付かないので、しっかりと棋譜並べをして指に染みこませたい。

2017年6月30日 (金)

美しい陣形

久しぶりに師匠から連絡が来た。skypeを起動せよとのお達しだった。大学生活も慣れてきたということで、将棋も本格的に再開したそうだ。
先月からおれのために新しい角交換四間飛車の戦法を考えていたという。24で試してみて、実戦でも使えると自信をもったので、これからレクチャーしてあげるということだった。

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これが基本の陣形だ。美しい。ここまでくみ上げるためにはいくつか注意しないといけない。ここからどう仕掛けるかはもっと難しくてまだ覚えきれない。日曜日の大会には間に合わないなあ、泣。

今日と明日は、どう過ごそうか。いつものように終盤の詰みと寄せの手筋の本を繰り返し反復して、大会に備えることにしよう。

2017年2月23日 (木)

T爺さんの袖飛車逆棒銀

石田流を覚えた頃は、序盤のいくつかの変化手順と手筋を学んだだけで、おもしろいように居飛車党(の級位者)に勝てるようになった。それでも、T爺さんだけにはうまくいかなかった。爺さんは将棋の本に書いていない指し方をしてくるのだ。

こちら先手で▲7六歩△3四歩▲7五歩△4四歩▲7八飛とまわったところで、いつも必ず△7二飛とまわってくる。ふだんのT爺さんは居飛車しか指さないくせに、こちらが石田流に組むと一マスだけ飛車を寄るのだ、いやんなっちゃう。

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先手なのに主導権とれなくなって困ってしまい、玉を囲いにいったら、居玉のまま逆棒銀で攻めて来る! びびってしまい、結局負ける。

実は、この戦法が「袖飛車逆棒銀」って命名されているのを最近になって知ったばかりだ、恥。
ずっとT爺さんのオリジナル戦法だと思っていた。ウィキには「袖飛車の創案者は阪田三吉であるといわれており、飛車の定位置から左に一つ動かした構えを袖に例えた命名だという」とある。明治~昭和初期に編み出された技なので、T爺さんはよくご存じだったわけだ、納得。(おれも昭和の人間であるが、現代将棋しか知らない、笑)

これの対策も研究課題だが、今は先手石田流は使わなくなっているし、こういうふうに反撃してくるのT爺さんだけなので、ほかの勉強を優先するほうがいいのだろうね。しかし、将棋は奥が深いなあ。

2016年12月10日 (土)

将棋倶楽部24は楽しい

ぷりうすは将棋クラブ24の低級タブの最下層で戦っており、なかなか上に行けない。レーティングは、200前後をうろちょろしています。

4連敗すると160前後まで下がるが、ここまでくると対戦相手が見つからない。だいぶ格下に負けると、大量にレートを奪われてしまうと皆、知っているから敬遠されるのだ。それでもめげずに申し込み続けて、連続して3人から断られると、泣きたくなる。

でも、そんなときに限ってしばらく待っていると、上位陣(レーティング400前後)が対戦申し込みしてくるのだ。なぜに最下層のぷりうすに挑戦してくるのかと最初は不思議に思っていた。見るに見かねて相手してくれるものだと思っていたが、実際はそうではないらしい。
近頃知ったのだが、こういう挑戦ってのは、向こうが連敗したあとに低級者から勝ち星拾って溜飲を下げたり、験直しということのようだ。

それでも相手してもらえるのうれしくて、レート差250の挑戦でも受ける。(だから、お前はレート伸びないんだと言われる)。

さてと今回は、レート差160の格上との対戦だ。こちら先手もらって飛び出し角戦法で挑んだ。駒組みだいぶ進んだ後で、お互いにやることなくなって、しびれを切らした後手が端攻め仕掛けたが、しのぐことできた。
ここから反撃だとばかりに、香打ち決めて飛車を詰ますぜ。どうだ、まいったか!

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△同銀▲同銀と進んで、差し違えの△6四香打ちされた。

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この局面で、もうちょっと考えれば強くなると終わった後に気づくが、結局、飛車と角をお互いに取り合う。もたもたした寄せであったが、ほぼ完勝で勝てて、レート23ゲットした。ごっつぁんです!

向こうはがっくりきただろうなあ、笑。こんな番狂わせもあるので、24は楽しい。

2016年10月14日 (金)

ちょっと見えてきたかな

レコーダーの都合でNHK将棋フォーカスは木曜日の再放送を録画しているのだけど、9日の日曜日に放映された「開幕直前!竜王戦七番勝負」の特集は、この前放送された「かりん 実力テスト」に差し替えられていた。それはさておき、一昨日のニュースには驚いた。まさかこんなことが起こるとは想像もしていなかったが、最近の将棋ブームに水を差したことには間違いない、残念です。

連休最後の月曜日に牧志駅前道場へ行きました。小2にして三段のSくんと平手で対局させてもらった。「先手おじさんからね、君の初手は角道開けるんだよ」とお願いして火ぶた切った!
3手目に角交換してしばらく駒組みが続いた。30数手目で△5四角打ちされて、こちらの手が止まる。困ったなあ、7六歩が取られてしまう。ここからどう方針をたてて指していいのか分からない。

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そうだ、ちょっと待ってねと、カバンからカメラを取り出してこの局面図を撮った。ここはどうすべきだったか、あとから将棋ソフトで調べるつもりだ。本日は指導員のSさんお休みなのだ。結局、この勝負、無理攻め敢行してからその反動が怒濤のように押し寄せてきて、あっという間に負けてしまった。「坊や今日も強いね」と頭ぐりぐりしようとしたら、あっ、逃げられた!

どうも角交換四間飛車は持久戦にされると指しにくくて困る。24でいろいろやってみた。自分の囲いを後回しにして急戦仕掛けたりとか、いっそ居玉のままでという風にと試してみたが、あまりうまくいかなかった。ここは師匠を呼び出したいところだけど、彼は受験生だからお願いするわけにもいかない。

今日も実践あるのみだとばかりにお昼前に24開いたら、待ちの人が少ない時間帯だったので自分よりもレート50上の方が対局の申し出を受けてくれた。後手番引いても序盤で角交換を仕掛けた。案の定、持久戦模様に突入した。今日は玉頭戦を試してみようと思ってたので、とにかくしぶとく駒組みをする。中盤でやっと隙が生じたので敵陣に角打ち出来た。90手目に角成りできて必死をかけた。

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相手も後がないので、王手ラッシュするしかない。いつもは逃げる途中のどこかで頓死してしまうのだが、今日は冷静に指せたようだ。104手目の6六玉を見て相手投了。

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レートだいぶ上がってうれしいな。玉頭戦をもっと上手に指すことができればいけそうだ。スランプ脱出できそうかな。すこし光明が見えてきた気がする。

2016年9月 3日 (土)

△4四歩をぱくっと食いたい!

こちら先手で▲7六歩に対して後手は△4四歩と指した。うぬっ?っと相手の顔を見るとニヤっとされた。奇襲戦法の"パックマン"だ。この出だしだけは知っていた。
序盤の変わった手には対策を知らないとヤケドするので、その歩を取らずに3手目を▲6六歩として穏やかに始めようよと相手を軽くいなした。

"4四歩パックマン"というネーミングは秀逸ですね。△4四歩をただやんとぱくっと食べさせるから、パックマンということでしょうか。こちら1980年初頭にゲームセンターでインベーダーゲームやパックマンで遊んだ世代なので、この名前を懐かしく聞いた。

Pacman

パックマン戦法についてよく知らなかったので、youtubeやニコニコで解説動画をいくつか見た。△4四歩を取ったはいいが、この後、受け方を知らなかったり間違ったら、一発でやられてしまう。以前なら大会用の一撃必殺技として勉強したはずだが、ただいま師匠に奇襲厳禁!!と命じられているので採用できないや。

自分からは仕掛けないが、相手の挑発には乗りたいな。「なにこれ、ただやん」と言って、△4四歩をノータイムで取り、こちらから逆にかかってきなさいと挑みたい。

まずは勉強しよう。

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先手11手目の7七飛打ち、ここまでは基本の定跡だ。次に後手は3三桂と跳ねて攻めてくる。ここから▲9六歩△7七角成▲同銀△4五桂と進む。

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先手はここで▲4八銀または▲5八飛の選択がある。いずれにしても後は力戦形のがっつりよっつに組んだ勝負になるようだ。

相手の誘いに飛び込んで勝ったら、最高に気分いいだろうなあ。引き続き対策を掘り下げようと思っている。