寄稿

2024年8月11日 (日)

寄稿:2024年・しんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました

本日の大会に行けなかったのですが、我が支部の会員のご協力で大会記をアップできました。

浦添の獅子王さん:

親子で琉球支部に入会しています。支部長のブログのお役に立てれば幸いです。

本日(8/11)は沖縄市の中央公民館で開催されたしんぶん赤旗将棋名人戦・沖縄県大会に参加しました。A級のみ参加者が9名と少なかったのですが、その他のクラスは満席でした。

事前にアナウンスされた通り、会場の使用時間の制約上、全クラス10時から一斉スタート。開会式もなく、すぐ対局開始となりました。

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おれの将棋。B級をそろそろ卒業したいのですが、毎回、難敵が現れて残留しているのが現状です。予選初戦は小学生でした。こちらの四間飛車に右四間で対抗されるが、桂馬を駒得して優勢に。今回のルールは持ち時間が5分と短かいせいか、焦ってしまったのでしょうか。成れないところで角を馬になってしまって、こちらの反則勝ち。
2局目は年配の方。居飛車穴熊を目指してきたので、穴熊に組ませないように指しました。一進一退の攻防でしたが、こちらの美濃囲いを下段から攻められて負け。

決勝トーナメント進出をかけて3局目は中学生と。この勝負は中盤で駒得してそのまま押し切って、持ち駒に金を余しての勝ちでした。

トーナメント1回戦は小学生と。中盤まで優勢と思っていましたが、相手玉をスルスルと逃がして入玉されました。秒読みの中で手が見えずに惨敗でした。初段が遠すぎる!
代表選抜の優勝は強豪のChibanaさん。彼の強さにあやかりたいものです。

C級に出場した息子は予選敗退。親子共々ゆるりサークルで鍛えて、次回のすこやか大会で巻き返しをはかりたいと思います。選手&運営の皆様、お疲れ様でした。

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ぷりうす:寄稿ありがとうございます。写真提供はAbeさんです。ありがとうございます。次回はすこやか大会ですね。明日から募集が始まります。

2023年12月15日 (金)

寄稿:2023年・沖縄こどもの国将棋大会に参加しました

八重山将棋祭りと同日開催のため参加できなかったのですが、ぷりうすファンのご協力で大会記をアップできます。うれしい。

 

ねじさん:

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12月10日に第9回 沖縄こどもの国将棋大会が行われたので、初めて参加させて頂きました。 私は観る将8割、指す将2割の大人の級位者です。

将棋が指せて動物たちも堪能できるという本大会。私が参加するのはD級なので、対戦相手は6歳から中学生くらいでしょうか。
このクラスでの大人はおそらく私だけで、浮いた存在かもしれませんがこういうのはニコニコしていれば大丈夫。AI評価も信じられないこの時代、目の前の盤の事だけを信じてる俺たちの将棋賛歌がスタートです。

スタートしましたが対戦相手が来ません。そうか。
会場のZOOスクールのドアには動物が描かれているのですが、その中のコアラがちょっと沖縄支部のFさん(本日の運営)に似ているなと思っている間に、一局目は不戦勝が決まりました。

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予選の二局目は小学生の男の子。いつもは学童で指しているそうです。私は将棋がよくわかっていないので、いつも中盤は形勢が悪くなります。終盤でなんとかできなかったら終わりという破滅的なスタイルなのですが、本局では自分らしさが通りました。心が痛い。(詰将棋を沢山やって実戦を全くやらないとこんな感じになるのかもしれませんね。)

休憩を挟み、本戦第一回戦で敗退。相振り飛車だったのですが、1筋を雀刺しで狙われて自分の玉は5五まで逃げたあたりで捕まっちゃいました。フレキシブルな玉。

大会のいいところの一つに顔見知りが増えるというのがあります。今回のように予選突破すると「棋力上がりましたね!」「よかったですね~」とお声かけて頂いたりするので、一局目は不戦勝だったことは忘れて、なんだか本当に強くなった気がしてきます。
「気がする」というのが大切ですね。また頑張ります。

 

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ねじさん、どうもありがとうございました。入賞するのも素敵ですが、将棋は楽しく!が大切ですよね。また、よろしくお願いします。

2023年9月25日 (月)

中継リポート:糸満支部結成記念会に参加しました

新しい支部が糸満市(いとまんし)に出来ました。支部長はこの地で将棋クラブを運営されている岸本さん。アマ強豪として有名ですね。Tパパ特派員が結成記念会の模様を現地からお伝えします。

 

Tパパ:

9月24日。天気にも恵まれた本日、糸満支部記念式典が開催されるくくる糸満に来ています。こちらは新しく出来た観光文化交流施設です。駐車場も広い、きれいな建物です。

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式典は午後1時にスタート。関係者や支部会員とそのご父兄、応援勢も多数、駆けつけています。来賓挨拶に続き、支部長の岸本さんのご挨拶と決意表明です。ちょっと緊張している様子かな。

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「数年前に将棋クラブを始めて、これまで延べ100名近くの方に来ていただけました。このたび、支部を立ち上げましたので引き続き、応援よろしくお願いいたします。子供達には将棋を通して考える力、集中する力を身につけさせたい。そして、幅広い年代の方々と交流してほしいと思います」。

これに多くの拍手が起こりました。地元の将棋人口を増やして沖縄の将棋界を盛り上げたいという意欲が伝わってきました。現在の支部会員は小学生がメインのようです。活動に協力してくれる親御さんも多くいて、とても心強い限りです。

式典が終わり、引き続き、記念将棋大会が行われました。糸満支部の皆さんや大会常連組で駒落ち戦で争われました。残念ながら、私は予選敗退でした。現場からは以上です。

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はい、Tパパお疲れさまです。これからの支部の活動が楽しみですね。ここからも強い子供達がどんどん出てくるでしょうね。糸満支部については、こちらからお問い合わせください。

 

*画像は個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としてイラスト加工しています。ご了承ください。

2023年8月18日 (金)

寄稿:2023年・高校竜王戦の応援に行きました・後編

Tパパ:

 

天気にも恵まれた二日目! トーナメント1回戦は午前7時40分にスタート。戦型は相居飛車。終盤で攻め合いとなり、詰まないことを見切って踏み込んで勝利。これでベスト13へ進出。休む暇もなく2回戦へ。これも相居飛車。詰むや詰まざるやの展開となり、息子が詰めろをかける。私の第一感は勝ちと思いましたが、相手の方に巧みに詰まされてしまい、2回戦で敗退。残念でしたが、最後の対局も自信をもって指しており、良くやったなと思いました。

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大会を終えて。高校竜王全国大会へ出場するのは今回で最後となるので、悔いを残さないように一手、一手大事に自信をもって対局に望もうと息子と話していました。
実際、予選から厳しい相手との対局ばかりでしたが、堂々と指す姿が印象に残っています。

 

学生大会はこれで終わりましたが、一般大会でも代表を取ることがこれからの目標のようです。地道な努力を続けて、県代表常連の方々の厚い壁を乗り越えてほしいです。

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おまけの写真。決勝戦は羽生先生と藤井名人による豪華な解説でした。

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おわり。

 

お疲れ様でした。台風6号で高文連大会を辞退していましたが、今度は無事に参加出来て良かったですね。大人になっていくTakuma君のこれからに期待しています。

 

*画像は画質を落としてイラスト加工しています。ご了承ください。

2023年8月17日 (木)

寄稿:2023年・高校竜王戦の応援に行きました・前編

Tパパの息子さんが5月に行われた第36回全国高等学校将棋竜王戦沖縄県大会で優勝して代表に。8月16&17日に福岡県・福岡市の電気ビル共創館でその本戦が行われました。同行したTパパのレポートです。

Tパパ:

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高三の息子にとって最後の出場となる高校竜王戦(8月16.17日開催)に、お盆休みの帰省ついでに応援に行きました。選手は各都道府県代表と昨年の優勝者。それに5名の招待を加えて計52名でしたが、台風7号の影響で参加出来なかった選手が数名いました。

初日は開始が遅れましたが、16時半に羽生会長の合図で一斉に予選リーグが始まりました。

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息子の1局目は対抗型の戦型。お互いにいい勝負のまま終盤に入り、最後は玉の固さを活かしてなんとか一手差勝ち。2局目は相居飛車の戦型で進行。中盤で上手く指せたみたいで、なんとか勝つことが出来て、2連勝で予選通過。決勝トーナメントは明日行われます。

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王位戦第4局を終えたばかりの藤井竜王名人も会場へ来られるそうで、緊張せずに伸び伸び指してほしいですね。

つづく

 

*画像はイラスト加工しています。関係者の皆様、ご了承ください。

2023年6月27日 (火)

寄稿:棋聖戦第二局の応援に行きました・その4

井上先生と智穂先生に代わってすぐ、3九飛という解説陣もビックリの手が出た。その検討が重ねられるが、結論が中々出ない。

藤井棋聖の持ち時間も4分を切り、局面が切迫し予断を許さない。しばらく進むと、佐々木挑戦者が受け間違いをして逆転するが、挑戦者は馬を抜く手順で粘りに出る。時間もなくなり、藤井棋聖が飛車を切って決めにかかるが、詰めろ逃れの5五角の王手で再逆転されて、挑戦者の3一飛が決め手になった。藤井棋聖の投了。凄い熱戦だった。その余韻の中、抽選会は始まるが色紙は当たらず。

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ほどなくして両対局者が登場。二人に暖かい拍手が送られる。「本当に熱戦、激戦をありがとう!」。
これで1勝1敗。これからますます面白くなってきた。棋聖戦第二局を見に来て本当に良かった!

おわり。

 

Kondoさん、お疲れ様でした。行動なくして感動は味わえませんね。おれもチャンスあれば現地解説会に行こうと思いました。

2023年6月26日 (月)

寄稿:棋聖戦第二局の応援に行きました・その3

早朝に大浴場へと。なんと贅沢な事か。朝食は部屋で頂く。淡路島の名産ばかりでとても美味しい。午前9時にいよいよ対局が始まる。

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大盤解説は午後1時から。早めに会場へ向かうが、前のほうの席はすでに埋まっていた。解説会は大橋先生と智穂先生のコンビで始まった。
なんと途中までサントリー杯の大橋VS出口の一戦と同手順だった模様。大橋先生本人が、かなり手が進むまでこれには気付かなかったそう。サントリー杯が準公式戦だったので過去棋譜の一致がなかったためとのことだった。

休憩をはさんで井上先生と福崎先生にバトンタッチ。1時間の出番は解説10分漫才50分。漫才の実力はM1で優勝出来るくらいの大爆笑の連続だった。しばらくして1問目の次の一手クイズの抽選会が始まる。答えは当たったのだが、抽選はハズレ。

休憩が終わり井上先生が1人で解説。こんどはマジメに解説してくれる。どんどん手が進み、難しい局面で井上先生が悩みだすシーンも。とにかく大盤解説会は楽しい。

いよいよ2回目の次の一手クイズが出されて、これにも正解。休憩中に賞品を見に行くと、そこに藤井棋聖の色紙があった。ぜひとも欲しい!!

 

つづく

2023年6月25日 (日)

寄稿:棋聖戦第二局の応援に行きました・その2

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前夜祭は立食形式で開催。すでにステージ前には数十名の藤井ファンが!
立会人の福崎先生をはじめ井上先生、大橋先生、智穂先生、観戦記担当の本間先生、記録の奨励会員が目の前のドアから入ってきた。ということは藤井棋聖と佐々木挑戦者もここからと期待が高まる。ほどなく目の前のドアが開き、両対局者の入場だ。ベストポジションで2人が撮れた。

両対局者への花束贈呈と挨拶。写真撮影タイムがあって乾杯が済んだら退場。あっという間だった。

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料理はとにかく凄いの一言。しかも、どれもこれも美味しい。しばらくして棋士の先生の方を見ると写真撮影会が始まっていた。どの先生方も気さくに応じてくれている。私達夫婦もその列に並んだ。
その時に武器になったのが、「沖縄の石垣島から来ました!」だった。どの先生もこれに反応して頂き、濃密にお話することが出来た。トークショーも最高で、井上先生と福崎先生の漫才みたいなやり取り、大橋先生のこまった顔、それでも頑張って仕切る智穂先生はさすがというしかない。

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何もかも最高だった。そうこうしている内にお開きに(前夜祭の様子は棋譜中継ブログに詳しいので、そちらもどうぞ)。

明日はいよいよ本番。大盤解説会が楽しみだ。

 

つづく

2023年6月24日 (土)

寄稿:棋聖戦第二局の応援に行きました・その1

いつも暖かいコメントを寄せてくれる八重山のKondoさんから寄稿を頂きました。4回に渡って掲載します。

 

Kondoさん:

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淡路島で棋聖戦の第2局が開催されることが決まった。
舞台となるニューアワジホテルのサイトを覗くと、その概要がひっそりと発表されていた。あわてて、前夜祭と大盤解説会がセットになった1泊2食付きの王将コースを申し込む。淡路島には父の実家があり、今回の旅は里帰りも兼ねているのだ。

石垣島~那覇を経由して神戸空港へ。三ノ宮からしばしのバス旅。明石大橋はいつ見ても大きい。夕方に洲本へ到着して父の墓参りへと。親戚とは10年ぶりの再会になる。

この日はビジネスホテルで一泊。翌日、いざニューアワジへ。ロビーでチェックインを待っていると目の前に井上先生が!
「石垣島から来ました、先生の大ファンなんです!」と声を掛ける。お人柄とユーモアあふれる話術が魅力という旨を伝えるとたいそう喜んで頂いた。

指定された部屋は広くて眺めもオーシャンビュー。もう最高!

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荷物を置いて、藤井七冠をひと目見ようとロビーへ戻る。ほどなく一行が乗ったバスが到着。山形の人間将棋以来の生で見る藤井君だ!

前夜祭が始まる前に大浴場へ。さすが淡路島随一のホテル。湯船も半端なくデカイ!海を見ながらの温泉は最高だ。いよいよ前夜祭が始まる。

 

つづく

2023年5月17日 (水)

寄稿:2023年・久留米王位戦の応援に行きました・後編

Tパパ:

当日は天気にも恵まれ、少し早めに会場入り。本大会は前王位(昨年優勝者)含め23名によるトーナメント戦で、持ち時間は25分30秒。選手の顔ぶれは、小学生と中学生が1人ずつ、高校生が4人ほど。他は社会人で、初参加の方から全国的にも名の知れた強豪まで様々でした。

開会式も終わり審判長、豊川プロの合図で開始。初戦でKuwae対Shimadaという黄金カードが実現し、これに注目。沖縄らしい装いのかりゆしウェアのお二方の対局は相振り模様。中盤までお互いしっかり時間を使い一進一退の行き詰まる展開になりましたが、中盤から優勢に進めたKuwaeさんが見事、勝利しました(Kuwaeさんは3回戦で、優勝されたHayasakiさんに敗退)。

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いよいよ2回戦から息子の出番。お相手は佐賀県代表の初参加の方。勝利を願いながら、ハラハラして観戦。相手の方は、研究済みなのか序盤から時間を使わないノータイム指し。えっ!この手順に時間使わないの!?と驚くばかり。これに息子は長考し、中盤なく終盤へと。いつ終局してもおかしくない局面になったようですが、我慢、我慢。

馬を攻防に効かし、苦しい展開から逆転を狙うも届かずあえなく投了。息子にとってほろ苦いデビュー戦になりました。

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全国で勝つには実力の向上ともっと経験が必要だなと思いました。また改めて沖縄県代表常連の方々の強さを再認識しました。結果は残念でしたが、息子も新たな目標ができたようで、夏の高校竜王戦で頑張って欲しいと思います。久留米の地で今後の成長の糧となる貴重な経験が出来ました。

おわり

 

ぷりうすが久留米に観戦へ行ったのは2019年。雰囲気が良く、素晴らしい大会だったことを思い出しました。またいつか行きたいですね。Tパパ、お疲れ様でした。

*画像はSketchで加工して、個人の顔の判別が出来ないくらいまで画質を落としています。ご了承下さい。

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