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寄稿

2021年5月 1日 (土)

寄稿:支部対抗戦九州ブロック応援記・後編

「対局開始!」。審判長の合図とともに第1試合が始まりました。持ち時間20分秒読み30秒ということで、終わるまで1時間くらいはかかりそうです。

私のドキドキもマックスで、不安で不安でいてもたってもいられません(勝利を信じるしかないんですが...)。県内の大会でもそうなんですが、応援に行ってもなんだか落ち着かなくて、勝ち負けの結果を受け入れるのが、私上手じゃなくて...。応援に行かれる親御さんは皆さん同じじゃないかと思います。

そわそわしながら待って50分が経過した頃、息子が相手の方と挨拶しました。もしかして終わったかも。席を離れて私に駆け寄ってきた息子が一言「お母さん勝ったよ」。嬉しさと安心で私はぐったり。まもなくチームメイトのお二方の対局も終わり、なんと見事3人勝って、チーム勝利で絶好のスタートを切りました。

休憩を挟み、スケジュール通りに2試合目以降も進行していきます。チームの健闘を信じながら、気分転換に外出。前から行きたいとなと思っていたショップが、会場の近くにあるのでした。応援はもちろんなんですが、家事から離れて、たまには楽しみたいなとも思っていたのです。

なんだかんだで数時間が経ち、会場へ戻りました。息子を見つけて経過を聞くと、2局目以降は善戦するもあと一歩及ばず。まさかの連敗で優勝が大変厳しい状況になっていました。チーム一丸となって諦めずに挑んでいましたが、最後の対局も及ばず。残念な結果になりましたが、息子は久々の緊張感の中でも将棋が楽しめて、とても充実した様子でした。
チームのお二人も「次は頑張りましょう」と落ち込む様子もありません。凄いですね。閉会式が終わり、Koさんは直ぐに空港へ向かうということで、現地でチームは解散。

小学3年生で将棋を始めた息子は、今年、高校生になりました。奨励会を目指して強くなることを追い求め、楽しむ事が出来なくなっている時期もありました。息子がこの日、まるで将棋を始めた頃のように、夢中になって楽しんでいる姿を見る事が出来て嬉しかったです。

息子には新しい目標があるようです。親としては全力で応援していければと考えています。高校生活を充実させつつ楽しみながら、将棋も頑張ってほしいですね。

おわり


ぷりうす:Tママさん、素敵な親子関係ですね。うらやましく読みました。寄稿して頂き、ありがとうございました。T君のこれからの歩みが楽しみです。

2021年4月30日 (金)

寄稿:支部対抗戦九州ブロック応援記・中編

大会当日の朝、6時に目覚めて、朝食の準備。どことなく落ち着かない私をよそに爆睡中の息子。緊張しないんですかね?久々の大会が楽しみと昨日も言っていたし、この度胸の良さは誰に似たのかしら?
少しでも力を発揮できるようにと、朝食は息子の好物を揃えて準備万端。余裕を持って行動していたつもりが、あっという間に集合時間となり、慌てて会場へ!

チームメイトのお二方は、なにやらミーティングのご様子。今大会は三人一組のチーム戦で先鋒・中堅・大将で編成します。宮崎県を除く九州・沖縄各県の代表7チームが優勝を目指して争います。どういうオーダーにするか相談していたようです。その結果、先鋒は息子、中堅にKiさん、大将にKoさんの並び順に決定。受付を済ませ、あとは開始を待つのみ!

ちなみにコロナ感染対策として、対局終了ごとに運営の方々が机まわりの除菌をして下さりました。ありがとうございます。待ち時間に息子は2年前、山形天童市で開催された中学選抜大会で知り合った仲間数名と久々に再会し、談笑していました。将棋を通じて友達が増えるのはいいなと思いますね。

そうこうしていると開会式が始まりました。選手の皆さんと同様に私も緊張感が増してきました。初戦は佐賀県チームに決定しており、対局する息子よりドキドキが止まらない私。「どうか宜野湾将棋道場支部チームが勝てますように!!」と祈りました。

Day2

つづく

2021年4月29日 (木)

寄稿:支部対抗戦九州ブロック応援記・前編

ぷりうすの研究パートナーはTパパさん。その奥様より寄稿を頂きました。先日の支部団体戦へ息子さんの応援に行かれたとのこと。3回に分けて掲載致します。

Tママ:

第50回の支部対抗戦九州ブロック大会(4/18)に息子が団体チームの一員として出場することになり、初めて県外大会に同行しました。

今大会は福岡県春日市グローバルプラザで行われました。春日市は旦那の実家近くでもあり、帰省の度によく立ち寄る所でしたので、土地勘もあります。前日の夕方に福岡空港へ到着。最寄り駅から会場も徒歩ですぐの所でしたので、予定通りに移動できました。

 

Kaijyo

 

宿泊施設が会場に併設されていますので、当日も慌てることがなさそうです。ロビーでチームメイトのKiさんとばったり。明日は宜しくお願いしますと挨拶しました。
息子より年上のKiさんから、一息ついたら明日に備えて練習しましょうと誘って頂きました。約束の時間が来て、息子はKiさんの部屋へ。その間、私は久々にのんびりテレビを見てリラックスタイム。

夜9時過ぎにもう一人のチームメイトのKoさんが到着したとのこと。これで全員集合です。記念に集合写真を一枚。

 

Okinawa-team

 

明日に備えて私と息子は早めに就寝。どうか明日はチームの力が発揮できますように。

つづく

 

 

2020年12月 8日 (火)

寄稿:八将館こども将棋教室を訪問しました

石垣島の将棋教室への訪問記を頂きました。どうもありがとうございます。

寄稿:Mさん

沖縄でも朝夕は肌寒く感じ始めた週末、急遽石垣島に出張が入りました。本来なら石垣のグルメを堪能しつつゆっくりしたかったのですが、昨今の事情ではそれもかなわず日帰りの日程。

出張業務が終了したのが14時。那覇行の便は18時30分。これはチャンス!
行先はもちろん「八将館」。こんにちは!と訪問すると、子ども達が一斉に「こんにちわー」と元気な声。石垣館長もびっくりした表情で、「わざわざ訪ねて頂いてありがとうございます」とおっしゃっていただき、館長としばし雑談。

その後は館長にお願いし、子ども達と対局。4~6級くらいの棋力の子達と6枚落ちを数局、指しました。

1局目は6枚落ちの定跡型はほぼ満点の指し回しで完敗。
2局目は定跡をはずし2筋方面は銀一枚で放置し7、8筋の厚みで大駒を抑え込む序盤の構想にも数の足し算で鋭い手を連発。角取りを逃げずに踏み込んできたところでは読みの精度の高さに感心。
3局目、4局目も同じく駒落ちで指しましたが、どの子も力を感じる内容。感想戦では盤面を広く見るともっと局面をよくできるし平手でも同じだからね。とアドバイス。その隣では石垣館長が厳しい表情で指導しており、子ども達の個性や棋力に合わせたアドバイスと、現状の問題点を的確に指導するなど、将棋に対する真剣さや子ども達の棋力向上に対する情熱を感じました。しかし、盤を離れると冗談を言いながら話す優しい笑顔が印象的でした。

急な訪問にも関わらず石垣館長のご丁寧な対応感謝いたします。環境が整えば八将館とリモートで対局・交流等したいと思っています。

子ども達も元気で礼儀正しく、強かった!八将館の皆様ありがとうございました。

Hassyoukan2

2020年10月21日 (水)

寄稿:昇段昇級戦(B級)に参加しました(後編)

今大会は2位まで初段を認定するということで、準決勝が初段決定戦となります。その舞台に勝ち上がってきたのは、以前から私と交流のあるS君(小四・2級)。対するはH君(小四?・2級)という小学生同士の対決になりました。対抗形での戦いはバタバタと進んでいき、S君が優位で勝ちきるかと思われましたが、H君も猛烈な粘りを見せました。一時は逆転した場面もありましたが、さすがの終盤力を発揮したS君が勝ち切って決勝戦へ進出し、あわせて初段認定となりました。S君おめでとう!

決勝戦は、私を予選で負かしたYさんがS君の相手でした。優勢に進めていたS君でしたが、手拍子で2歩してしまい、反則負けであっけなく終わり。その場で号泣してしまいました。パパさんが慰める場面もありましたが、最後は笑顔で表彰を受けていましたので一安心。

Goukilyuu

今回も私としては残念な結果に終わってしまいました。ライバルのパパさん方もやはり子供達を相手に苦戦しているようでした。毎回、大会で負けるたびに弱気になるのですが、すぐ気持ちを切り替えるようにしています。歩みは遅いのですが、これからも精進します。「いつかB級で決勝戦の大舞台に立ちたい」と子供みたいに本気で思っているのです!

おしまい


ぷりうす:力作ありがとうございました。予選でその日の優勝者にあたってしまっては仕方ありません。あと必要なのは、くじ運ですね、笑。

2020年10月20日 (火)

寄稿:昇段昇級戦(B級)に参加しました(中編)

おれの将棋。初戦の相手はYさん(大人・ウォーズ初段)。今大会の優勝候補筆頭の方です。開始の合図とともに私の先手で始まり、初手7六歩からYさん8四歩。ここで、「えっ?」。この方、振り飛車党なので、てっきり相振りになると思いきや、まさかの居飛車。ここで軽くテンパるが気を取り直して飛車先の歩を突いて相居飛車の戦型に。

予想外の序盤でしたが、急戦で仕掛けてこないかビクビクしながら予定通り穴熊一直線!とりあえず堅く囲えたので一安心。開戦してから難しい展開が続きましたが、堅い穴熊を頼りに強気に攻め込んで、相手玉を囲いから引っ張り出して予想外の好感触!棋譜を再現出来ずに正確な評価値は出せませんが、一時はおそらくやや優勢だったはずです、たぶん。その後、優勢を拡大しようと駒補充に走りましたが、最善ではなかったみたいで、気付いたら相手玉は堅くなっているし、一気に穴熊を崩されて投了。

感想戦で、私がやや優勢の時に送りの手筋で一気に寄せにいったほうが良かったとのこと。駒不足で迷ったのですが、手筋を発見できませんでした。チャンスを逃すと勝てません...。強い人は戦いながらバランスをとっていくのが上手いですね。

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2局目の相手はFさん(大人・?級)。偶然、私の予選グループは大人の方で固まり、1局目に続き大人同士の対局。立ち上がりから予定していた振り飛車穴熊一直線!この時も早めに仕掛けられたら嫌だなと思いながら進めましたが、とりあえず囲い完成で一安心。しかし戦いが始まって一気に乱戦となり、途中で私の誤算もあり苦しい展開に。普段からいつもしっかり感想戦をしていれば、と悔やむ。終盤にワンチャン狙いで私も暴れて、逆転したかなという局面もありましたが、相手玉を上部に逃がして負け。Fさんに「是非、優勝して下さい」と激励(優勝者に負けるのは仕方ないというぷりうすさんがよく使う手筋)。なかなか勝てないですねぇ。今後もめげずに精進します。

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すべての予選が終わり、決勝トーナメントもあわただしく進みました。初段を賭けた舞台、準決勝戦へ勝ち上がってきたのは?

続く

2020年10月19日 (月)

寄稿:昇段昇級戦(B級)に参加しました(前編)

10月18日(日)に宜野湾将棋道場にて昇段昇級戦(主催:沖縄県支部連合会)が行われました。選手として参加したTパパの自戦記を3回にわたって掲載します。


Tパパ:

本日は久々の将棋大会に参加しました。エントリーしたのは22人(大人が7名!)、まず4人1組のリーグで予選が行われ、決勝トーナメントへ進出します。そこで優勝または準優勝すると初段を認定するということでした。

迷ったのですが、ライバルのパパさん方も参加するとのことで申し込みすることにしました。ちなみにぷりうすさんは、その日は用事があるということでしたが...?

開始時間のすこし前に会場へ到着すると、選手の皆さんはすでに集合しており、本番前に練習対局に励む子供達の姿もあり、久しぶりの大会にかける意気込みが伝わってきました。私も練習対局でもと思った矢先に「きょうは宜しくお願いします」と声をかけられました。

練習?それとも本番?どうやら組み合わせがすでに決まっていたようです。しかも私の初戦の相手は過去数十局やって一度しか勝ったことのない今大会の強豪でした。正直、帰りたくなりましたが、勝つための準備も私なりにやってきたので、すぐに気持ちを切り替えたところであります(パパさんあるあるで、大会参加時、本番が近づくと帰りたくなります)。

出場するにあたって、前日にぷりうすさんとの研究会(?)で振り飛車穴熊を試行。その対局では、やはり王様が堅い安心感から中盤に積極的に指せたことが功を奏して快勝!普段は穴熊をやらないのですが、強い子供達に対抗すべく堅い囲いがいいんじゃないかなと。感触が良かったこともあり、今回はこの作戦で。なにがなんでもガチガチでいこうと決意して、いざ決戦!

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続く

2020年4月28日 (火)

寄稿:級位者向け棋譜並べ・後編

棋譜の再現が早くなったら、少しでも数をこなそうとして、棋譜を並べて解説を読むことに没頭して前のめりになってしまいがちです。ちゃんと盤面全体を見て並べなくなってしまうことがあると思います。

確かに、早く強くなりたいという思いの強い方はそう焦ってしまう気持ちになるのは分かります。しかし、これはもったいないやり方なのです。

先にも書いたように、途中の局面で立ち止まり、盤面全体を見て形勢判断をして、その先の方針を考えてみるトレーニングが大事なのです。そして、しっかり解説を読んで、プロの先生方がなにを考えているのかを学びます。

そういうトレーニングを続けると、大局観を養うことができますし、将棋の筋がよくなると思います。1ヶ月続けると、以前より手がよく見えるようになったと実感するでしょう。

2回にわたって、私の考える棋譜並べ上達法をお伝えしました。この記事を書こうと思ったきっかけは、級位者の子に棋譜並べをするといいよとアドバイスをしたときに、「棋譜並べを勧められることは多いけど、具体的にどうしたらいいか分からないし、難しい」と言われたことでした。

級位者の方には、最初から全てを理解しようとせずに、ゆっくり少しずつ棋譜並べに慣れていってほしいです。棋譜並べは、序盤中盤終盤を鍛えることができ、棋力にあった正しい方法で行うと大きな効果を生むと思います。

本稿が級位者の皆様の将棋上達の助けとなれば幸いです。


ぷりうす:そういえば、このところ棋譜並べをさぼりがちでした(というよりも将棋をしてない!)。辛抱が大事なこの時期にこそ、棋譜並べのような地道なトレーニングをしっかりとやらねばいけませんね。応援さん どうもありがとうございました。

Syougi_shidou

2020年4月26日 (日)

寄稿:級位者向け棋譜並べ・前編

前回に引き続き、寄稿を頂きました。あちゃ~。ぷりうすまったく更新していないんですね、反省。

 

応援さん:

将棋上達法は昔から多くの先人たちによって論じられてきました。
本稿では、上達法の中でもあまり論じられることの少ない(ように感じられる)棋譜並べについて、私なりの考えを綴ります。

有段者である私は、棋譜を並べるとき、その将棋の指された時代における戦法の流行について意識をしつつ、構想の立て方や手筋、終盤の速度計算に注意を払っています。その棋譜に解説があれば、当然、全て目を通し変化手順を追います。

しかし、級位者と有段者では実力差があるため、勉強法は異なります。級位者が上に書いたようなことを行うと、キャパオーバーしてしまいます。自分の実力にあった棋譜並べの「戦略」を立てて、スムーズに、かつストレスをためずに行うほうが良いと思います。

そもそも定跡本をあまり読んでいなかったり、棋譜並べに慣れていないと、いきなり「▲7六歩」「△3四歩」と棋譜が始まっても、「7六ってどこ...」と戸惑い、将棋盤の右端から1、2、3、、、と数えてしまうかもしれませんね。そういう方は、棋譜の解説を読み、理解する余裕はありません。棋譜並べが嫌になって止めてしまうでしょう。

まずは、棋譜を最初から最後まで盤上に再現することだけを目標にしましょう。とりあえず、スラスラ棋譜を並べられるようになるまで、そうやって練習するのが良いでしょう。
そして、慣れてきたら、どこか途中の局面で立ち止まって、形勢判断をしたり、自分だったらどういう方針をたてるか考えてみましょう。さらに余裕が出てきたら、そこで初めて解説を読みましょう。

 

つづく

 

Unnamed

2020年4月11日 (土)

寄稿:行き詰まったら、羽生先生の「上達するヒント」を読もう

「ぷりうすさん、最近書かれませんね」というご心配のメールとともに書評を頂戴しました。私は元気です。どなたか存じ上げませんが、寄稿して頂き、ありがとうございます。

応援さん:

新型コロナの影響で、自宅でネット将棋をすることが増えた方も多いのではないでしょうか。私もそのひとり。思うように勝てないと、悔しくなってもう一局、もう一局と指しているうちに、レートがかなり下がってしまいました。

この悪循環から抜け出すために、何か棋書を読もうと本棚へ。級位者の頃に読んで以来の、羽生先生の「上達するヒント(浅川書房)」がそこにありました。懐かしいなと手に取ってパラパラめくっていると、レベルの高さに驚きました。そこには、有段者の人が当たり前のように考えていることが、きちんと言語化されていたのです。

全13章ぞれぞれにテーマがあり、アマチュアの実戦を例にとって、羽生先生がそれらの棋譜を解説します。一局の流れがあり、それとともに解説があるので、かなり読みやすいです。読み進めていると、私が級位者の頃にきちんとこの本を理解できていたかどうか怪しく感じました。あの頃は、実践例の棋譜を追いかけることに終始していた気がします。

この本で一番大事なところは、実践例の棋譜を追うことではなく、羽生先生の言葉にあります。以下に一例をあげます。

「一口に構想を立てるといっても、状況に応じて、理にかなった構想を立てることが大切です。この対局では、二人とも何かしらの構想を持って指しているように見えますが、その方向性を間違えると状況はよくならないのです」(P38)

このような、将棋を指す上で大事な指針がたくさんあります。何となく指すのではなく、きちんとした方針、大局観に沿って指し手を決めてから指せると、上達するのだと改めて思いました。

私は、この本を再読することで、スランプを脱出できそうなので、またネット将棋を頑張ります。悩める方は、この本を読んでみてくださいね。

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