温泉

2025年12月19日 (金)

たまには温泉24

マグロ将棋大会を終えて高円寺へ移動。夜は7年ぶりに友人と再会。「お互い年取った」と昔を懐かしんだ。

将棋の旅は温泉の旅。果たして都内に源泉・掛け流しの湯はあるのか調べてみると、純温泉協会のHPで見つけた。そこは板橋区にある「前野原温泉 さやの湯処」。
高円寺からそう遠くない。山手線で巣鴨駅へ。地下鉄に乗り換えて、志村坂上駅で下車して徒歩10分。スマホのナビに従えば迷うこともない。便利な世の中になったものだ。

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月曜日のお昼時だが、館内はにぎやかだった。下駄箱の鍵はICタグ付き。チェックアウト時に精算する仕組みだ。

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室内と室外にいろいろな浴槽がある。目指す源泉・掛け流しの浴槽は一番奥。泉質は含よう素-ナトリウムー塩化物強塩温泉。うぐいす色のにごり湯は初めてだった。
この日の東京は快晴で空気は冷たかったが、露天風呂は心地良かった。純温泉の浴槽は人気で混み合うとのことだが、この日はゆっくりできた(画像はHPから借用)。

さやの湯はお薦め。また来たい。

2025年12月10日 (水)

たまには温泉23

12月6日に上京した。翌日は三浦三崎マグロ将棋大会。この日は横須賀まで移動。その途中、蒲田へ立ち寄った。羽田~京急蒲田駅は8分足らずで行ける。

沸かした湯に浸かるのが銭湯だが、蒲田地区の銭湯は温泉を使った入浴施設も多い。「黒湯」で有名な蒲田だが、その黒い色の温泉は東京湾の海底に蓄積した火山灰や植物が分解されて出来た有機物層から湧き出る。湯温は20度程度なので、ほとんどの施設は加温して提供している。今回は二カ所を選んで駆け足で訪問した。

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蒲田駅から一駅先の雑色駅で下車して、歩いて10分のところにあるのが「照の湯」。街中のマンションの1階部分が銭湯だ。受付の昭和感が懐かしく感じる。

まずは加温されている黒湯の浴槽に浸かる。布を染めることも出来そうなブラック・コーヒーの色だ。ぬるぬる感が心地良い。さてと、いよいよ冷鉱泉の浴槽へ。サウナの上がり湯として利用されており、20度未満の源泉。心臓が驚かないようにゆっくりと腰まで浸かる。その冷たさに身が引き締まる。アイス・コーヒー・ブラックを身体で味わった感じだ。ごちそうさまでした。

*室内の写真がないので、東京銭湯さんの「照の湯(大田区|雑色駅」の項を参照ください。

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「照の湯」を出て、歩いて「蒲田温泉」へ向かう。この日の東京は晴れて風もなく、過ごしやすかった。20分のウォーキングなんてへっちゃらだ。赤い看板が目印の「蒲田温泉」に到着。こちらは銭湯というよりもおしゃれな健康ランド。浴室はこじんまりしており、一番奥に黒湯の浴槽が二つ並んでいる。手前が低温湯でその奥が高温湯。この日はボイラーの不調で高温湯の浴槽もふつうに入れた(普段は45度の熱湯!)。

一風呂浴びて2階の大広間へ。お目当ては名物の温泉釜飯。炊き上がりまでだいぶ待ったが、待った分うまかった。ごちそうさま。自分へのお土産も買って、ここから横須賀駅へ向かった。

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*浴室内の写真は蒲田温泉のHPを参照下さい。

2025年11月10日 (月)

たまには温泉22


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稲荷神社将棋大会では、無料温泉券が参加賞としてもらえる。昨日も行ったが、今朝も田之湯温泉へ(こちらは「たまには温泉14」で紹介済み)。

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日本朝風呂党本部と銘打っているところなので、朝に入るのが必然。「おはよーございまーす」とあちらこちらから声がかかる。常連の党員(!)の皆さんに気後れすることなくおれも元気に声を返した。

帰るのは夕方便なので、まだ時間に余裕がある。もう一風呂浴びたい。湯之元から鹿児島中央駅へ移動してネット検索。「鹿児島市内」「天然温泉」「掛け流し」とこだわりのキーワードを打ち込んで、こちらに決めた。西郷隆盛終焉の地の路地を入ったところにある「天然温泉湯乃山」さん。知る人ぞ知る名泉ということで、期待が高まる。タクシーなら15分もかからない。

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小高い丘に家族風呂と一般風呂のある小屋がいくつかある。受付で「今は誰もいないから貸し切りだよ」と、大きいほうを勧められた。年期の入った建物の中はきわめて質素。ホースからお湯がどんどん注がれて、浴槽の湯が飴色に輝いている。湯量はきわめて豊富。
効能表には「火を加えず水も加えない自然のままの掛け流し温泉」とペン書きが追加されていた。お湯はアルカリ性の高温泉でぬるぬる感がすごい。あまり熱くもなく、いつまでも浸かっていられる。ごちそうさまでした。

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湯の元の湯とはまた違って、こちらも最高だった。市内にこんな素敵なところがあったとは。鹿児島の温泉は奥が深い。

2025年10月26日 (日)

たまには温泉21


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鹿児島・湯之元での宿泊は江楽園さん。将棋大会が行われる湯田地区公民館へ徒歩1分で行ける温泉付きの旅館だ。実は去年もこちらにお世話になったのだが、そのときに紹介しなかったのは理由がある。ここの温泉がとても良かったのだ。人気が出て、次回予約できなくなったら困るので、黙っていた、笑。

温泉は館内に内湯で2つ、敷地内の離れの別棟に4つある。源泉は同じ箇所から引いているので、泉質は同じ。こちらの旅館は、宿泊せずとも利用出来る貸し切り風呂もやっており、地元客も多い。

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女将さんのお薦めで「幸の湯」へ。こじんまりした露天風呂に浸かる。源泉から一番離れているので、晩秋の頃にはクローズするそうだ。季節ごとに湯温が変わるのは、加温なしの源泉引き込みならでは。ごちそうさまでした。

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この旅館で一番のお気に入りは館内の内湯。まだ夏なのと源泉にもっとも近いので、お湯も熱くて最高だ。しばらく浸かるとやがて慣れて、いつまでも入っていたくなる。ほんのり硫黄臭がして湯の華も浮いている。泉質はアルカリ性単純硫黄泉で源泉掛け流し。湯量も豊富で、つるつる感もあって、「泉質の良さで勝負できる旅館」と温泉博士のブログにも紹介されている通りのお薦めの湯だ。

来年の稲荷神社将棋大会のときもこちらに宿泊するつもり。

2025年10月 7日 (火)

たまには温泉20

今月は大会がないので温泉ネタを小出しで更新する。

将棋と温泉を同時に楽しむ旅はいいものだ。9月は稲荷神社将棋大会に出場するため鹿児島へ行ったが、ゆったりと温泉を楽しむこともできた。

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去年は行けなかった「元湯・打ち込み湯」へ。湯之元駅から5分ほど歩いたところにある街に息づく地元民のための温泉施設。料金はお財布にやさしい200円だ。建物はリニューアルされてまだ新しい。洗い場は2種類の源泉が楽しめる浴槽が並んで、それぞれの効能が違う。単純硫黄泉の元湯が神経痛などに、単純泉の打込湯が皮膚疾患などに効果があるそうだ。

確かに泉質や温度、匂いも微妙に異なっていた。おれの好みは左側の打ち込み湯かな。どちらも源泉掛け流しで湯量も豊富。ごちそうさまでした。

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画像は日置市観光協会のHPから借用。

受付のおじさんに「どうして2種類の源泉の浴槽が並んでいるの?」と尋ねると、湯之元はもともと源泉が70個もあり、目の前の駐車場の場所も温泉施設だったとのこと。そこは廃業したが、そちらの源泉を引いて、2種類楽しめるようにしたそうだ。

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蒸し暑い昼下がりに湯に浸かったせいで、汗が止まらない。小高い山の方に赤い鳥居の温泉神社が見えたが、そこへはまた来年ということで、宿へ向かった。

2025年5月30日 (金)

たまには温泉19

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最後は、有馬天神社の境内にある天神泉源へ。煙突からもくもくと湯煙が立ち上り、お湯の沸く音にも迫力があった。有馬の温泉は、火山由来の地表近くの地下水が温められたものではなく、地球内部のマントル由来の熱水なのだ。

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その天神泉源から一番近いのは、老舗旅館の上大坊(かみおおぼう)さん。源泉から最短距離でお湯を引いている。参考にしたのは"温泉博士"の異名を持つ小林さんのブログ。「有馬温泉では珍しい本物の源泉かけ流し」と紹介されているからには、泊まらねば。

建物は年季が入ってレトロな雰囲気。脱衣所から急な階段を降りてお風呂場へ。内部は蒸気で曇って周りが良く見えない。鉄分で泥のように赤茶けたお湯に期待が高まる。

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しかし、あまりにも熱すぎて浴槽に入れない。やっと足先だけ浸すが、塩分濃度も高く皮膚がピリピリする。結局、風呂おけに湯を汲んで水道水で薄めて、かけ湯することしかできなかった。おれ、何しにここへ来たのだろうか、泣。

いつもの担担麺にすればいいものを、似たようなものだろうと麻辣麺(マーラーメン)を注文して、あまりの辛さに一口も食べられなかったことを思い出した。こちらの湯は、ラーメンでたとえれば激辛党向け、まさに通の温泉マニア向けだった。おれのような初級者が来るところではなかったと、後悔して寝た。

翌朝は肌寒かった。地中を通るパイプも冷えているだろう。朝もまだ早いので湯の温度も下がっているはずだと、再チャレンジ。ああ、諦めないで良かった、お湯に肩まで浸かることができたのだ! 「浸かると源泉が重く感じます」「これが本来の有馬温泉の湯だと感心します」と温泉博士。まさにそのとおりの感動の体験だった。

上大坊の湯を制して、温泉愛好家として一つ昇級できたと思う。有馬はまだまだ奥が深そうだ。また調査に来たい。

2025年5月28日 (水)

たまには温泉18

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「銀の湯」さんを出て坂道を下る途中にあるのが御所泉源。湯気がもくもくと立ち上っていた。

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次は「金の湯さん」へ。こちらも有馬を代表する日帰り温泉の有名どころ。熱湯(44℃)とぬる湯(42℃)の2つの浴槽が並んでいる。お湯の色は、鉄分を多く含んで濃い赤茶色。これを金にみたてて「金泉」というそうだ。

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お湯を舐めると、にがりのようなえぐい味。加温・加水ありの適温に保たれて、ゆっくりと堪能できる。ただ、含有成分濃度がとても高いので、湯あたりしやすいそうだ。浸かり過ぎはご注意との案内もあったので、それに従った。湯上がりの炭酸ソーダでほっと一息ついた。
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2025年5月24日 (土)

たまには温泉17


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先月の全国シニア名人戦は実力不足だったので、予選敗退も仕方ない。準決勝~決勝戦の観戦に翌日も会場へ向かった。この場でしか味わえない緊張感や一手にかける凄みを堪能した。こんな将棋を指せるようになりたい!

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決勝戦を見届けて有馬温泉へ。ここは日本三名泉のひとつに数えられており、神戸の北東部に位置する。地下鉄と電車を乗り継いで、お昼過ぎに到着。ブラタモリで有馬温泉が特集されてから、ずっと行きたかった。旅館に荷物を預けて、さっそく温泉地を散策した。

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坂道を上って、炭酸泉源へ。公園内に井戸があり、その湧き口から炭酸水が静かに湧き出ているということだが、その様子は見られなかった(もう枯れた?)。泉源の横にある蛇口から飲用も可能とのことで楽しみにしていたが、散歩中のご夫婦にあまりおいしいものではないと苦笑いされた。

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坂の途中のお土産屋で名物の炭酸せんべいを購入して、日帰り温泉で有名な「銀の湯」さんへ向かった。入浴料は「金の湯」さんとセット料金で1200円也。1日で3つの温泉に入る予定を組んでいたので、湯あたりしないよう、さっと浸かるにとどめた。

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浴室はとても清潔できれい。炭酸泉源から引いているお湯にラジウム泉をブレンドしたもので、無味無臭で無色透明。加水と加温された循環濾過式とのこと。お湯はさらさらでやさしい感じ。ごちそうさまでした。(画像は公式HPから)

2024年11月29日 (金)

たまには温泉16

岐阜2日目。将棋大会が終わって岐阜駅に戻った。そこからバスに乗って鵜飼い観光で有名な長良川温泉へ。川に面している温泉宿から老舗の十八楼(じゅうはちろう)さんを選んで投宿。

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お一人様プランなので部屋は山側だったが、日も暮れていたので気にならない(最上階の部屋の窓から岐阜城が見えた)。

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2階のお湯処「川の瀬」に併設されている蔵の湯へ(画像はHPから借用)。蔵造りの浴室に大理石の浴槽がとてもゴージャス。お湯は鉄分を豊富に含むため、大気に触れると徐々に赤褐色に変色するそうだ。神経痛や関節痛、疲労回復に効果があるとのこと。泉温は低めなので加温されているが、少しぬるめかな。控えめな照明が幻想的で、お湯の中で今日の将棋を振り返っているうちに、うとうと睡魔が襲ってきた!

一風呂浴びて、お土産を買いに廊下を歩く途中で棋士の写真や色紙、ポスターが掲示されているコーナーを見つけた。そこで十八楼さんが、過去に女流王座戦や名人戦の対局会場として使用されていたことを知った。第75期名人戦は天彦名人に稲葉八段が挑戦。そのときの封じ手や新聞の切り抜きをじっくり拝見できた。将棋の旅なので得した気分だ。

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翌朝は1階のお湯処「川の音」へ。この日は快晴で、長良川の流れを眺めて露天風呂にゆっくり浸かった。今度は家族で来たい。岐阜に行けてほんとうに良かった。

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将棋と温泉の旅をこれからも続ける。

2024年11月27日 (水)

たまには温泉15

先日、岐阜の将棋大会に参加した。もうひとつの楽しみは温泉へ行くこと。人気で選ぶなら下呂温泉や飛騨高山温泉になるが、だいぶ遠い。スケジュールの都合で岐阜市内で選ぶことになる。
ということで、OLさんに人気の「金華の湯ドーミーイン岐阜駅前」に決めた。こちらはJR岐阜駅から徒歩10分くらいに位置する天然温泉付きのホテルなのだ。

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半日の移動でチェックインした時点でへとへと。ちょっと休憩して大浴場へ向かう。温泉は水風呂やサウナも完備されており、ビジネスホテルとしてはかなり上等だ。

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お湯は、揖斐郡池田町の「池田さくら温泉」からの運び湯とのことなので、循環の加温方式。アルカリ性のとろとろのお湯は適温に管理されており、ゆっくりくつろげた。
お風呂上がって、休憩スペースにアイスキャンディのサービスとマッサージチェアが置いてあるのはポイント高し。翌日も早起きして入ってきたのだ。

いいお湯でした、ごちそうさま。